Sunday 9 Aug 2020(FK)

視線入力/目と手の協応/文字

担当:松本


久しぶりの学びサポート、コロナで巣篭もりしている間の様々な工夫をお母様からご紹介いただきました。順番にnote.comの「支援者の知恵袋」で紹介していきます。ご本人の覚醒もよく意欲的に取り組んでくれました。

■ 視線入力

・学習は、視線入力から始めました。なぜか今朝は立ち上がったTobii Eye Tracker 4Cをパソコンが認識せず。焦る。抜き差ししてもダメ。Tobii Eye Tracker 4Cのドライバーのインストール.exeファイルをクリック(インストールはしてません)したらなぜか認識。その後は問題なく使えました。原因は未だ不明。ちょっと怖いです。現在原因解明中です。
・視線入力ゲームは風船割りシングル、プヨ振り向きモードで行いました。下写真のような感じに、視線が広がりました。

・その後、射的をビデオのアセスメントモードで行いました。一般の背景整理など配慮されていないビデオでは、画面のどこをみていいのかわからない感じに視線が動いていました。好きな音楽とともに背景整理した画面をゆっくり大好きなアイドルが静止画で動くような動画を作成して次回試してみたいです。以前からお母様が感じていた通常の動画は早すぎてとらえるのが難しいかもしれないという仮説が今回も確かめられました。

・視線入力は自分一人の力で楽しめる外に向かう活動として貴重です。運動のコントロールの困難さは眼球運動にももちろんあるので、細かく使っていくのはまだ難しいですが、今後も大きな動きでも楽しめるものから徐々に精度を無理なく上げていきたいです。

・目と手の課題は、ポコポコチェーン→ボコボコチェーンミニ→スライディングブロックの順で行いました。手が動かせるよう自分でゆっくり準備した後に、勢いよく自分で引き抜いてくれました。

・スライディングブロックの使い方をお母さんに説明しながら取り組んでもらいました。運動が自発されない時でも手を持つのでなく、教材を動かすことが大切であることをお伝えしました。最後の1mmでも自分で動かして穴に入れることが重要です。1mmでも能動性を保証することが我々の責務です。

・こちらの期待通りに、上下左右得意な方向は自分だけでおおきく動かし、苦手な方向は、ギリギリにブロックを設定して重力の力も借りながら穴に滑り込ませていました。入った瞬間に満足そうな表情(今風にいうとドヤ顔)を確認できました。この机上の空間を手で確認しながら位置関係のイメージを作ることが、全ての学習の基礎になります。

・写真の教材を全てお貸ししました。

■次回活動予定
10月3日(土)14:00〜

ご家庭から「学びサポートで使っている教材や学習のアイデアでできることがたくさんあり巣篭もり生活も乗り切れています」と嬉しいコメントをいただきました。「できることがたくさんあり」は学びサポートが目指していること。

実感していただいていて嬉しいです。

今後も襟を正し「できる」を支えていきたいです。

 

Friday 7 Aug 2020(OK)

美術

担当:眞鍋
■ 活動内容
貴一君の大好きなフジイチ君とフジコちゃんを書いて塗り絵もしました。秩父鉄道もカヌーも好きなので、フジイチ君達を乗せて書きました。
文字盤があるので、色々教えてもらいました。

■ 次回活動予定
調整中です。

Thursday 6 Aug 2020(OKN)

美術

担当者:三輪

■ 活動内容
美術、初の活動でした。
初めは、好きなものを参考の写真を見ながらおしゃべり。
電車や乗り物が好きで電車の写真を選び、ビニールシートを上に敷いてマジックペンで描画、その上にマスキングテープを貼りました。
黄色いテープのみ使用、他の色は使いたくない様子でした。
テープを貼る、引き出す、剥がす作業、ハサミを使ってテープを切る作業。
本人の「これでおしまい」と終わりを伝えてくれました。
窓に貼って鑑賞、写真を撮しました。
並行してお母さんは同様にペンギンで作品製作しました。

■ 次回活動予定
10/31午前10時〜

Saturday 25 July 2020(OKN)

目と手の協応/算数/文字

担当:松本
 今回も久しぶりの再会でした。お宅につくと机に座って待っていてくれ、早く教材に取り組みたいという気持ちが伝わってきました。非常に落ち着いていて、Kさんの成長ぶりに感動しました。

■目と手の協応
・円盤はめ・円柱差し:提示してパッと見て穴がいくつあるか聞きました。「予想では・・・」と言いながら自分の考えた数を答えてくれました。その後、指で穴を一つ一つ触りながら数えていきました。本当にその数か確かめてみようというと、メダルや円柱を穴にはめて行きました。以前と比べて手の操作に安定感があり落ち着いて取り組んでいました。
 パッと見たときに穴の数が正確に見えるようになると、「様々な場面で状況が把握でき落ち着けるようになる」「字を拾い読むのではなく単語のひとまとまりで読める」などの変化が見られる方が多いです。今後も丁寧に続けて行きたいと思います。


・タッパーチェーン引き:手を交互に出して引っ張る動きを次に前に出す手を「次こっちね」触って伝えると2回目からは自分だけで目標の動きでチェーンを引き抜いていました。もう少しチェーンが長い方が動きの練習になるかもしれません。


・平面構成(パズル):正方形2分割、4分割、2・4分割ミックスどの課題も迷うことなく枠の中に方向を変えながら合わせてはめていました。
・体積パズル:両手(枠を持つ手と部品を持つ手)を使って入れていました。縦に入れる方が楽なのでその入れ方が多かったですが、横にしても入れられる練習を今後もして行きたいです。枠が太いもので練習するのも良いかと思いました。

■量の直感的把握
・筒型円柱差し:高さで量を把握する課題。残りもう一個入る場面で、目で見たときにはもう入らないと答えたのですが、円柱を持って入れる直前に「やっぱりもう一個入る」と気づいてくれました。入れようとする動作によって穴の隙間が見えたのだと思います。


・数の棒:4の枠5の枠に2、3、5の数の棒をはめて枠を埋める課題をしました。枠でなく棒の上に積み上げるときがあったので、「上にも載せられるね」と伝えもう一個同じ物を渡すと枠の隙間を埋めていました。3次元的に課題に取り組みクリエイティブでとても良かったです。

■ひらがな字形のイメージづくり
・スライディングブロックひらがな字形:〇〇先生の家に行くという設定で、最初簡単な迷路から始めました。途中難しいところでは、指で視点を示し、それでも難しいときには私のスライディングブロックを追いかける形で取り組みました。目と手を使い最後の課題まで集中して行なっていました。教材の中にストーリーを作ることの大切さも学びました。それがモチベーションとなり最後まで達成できました。

・凸文字なぞり:書見台に提示すると上手に自分だけでなぞってくれました。

お母様が、「学校でも大変落ち着いている」「休校中も、学びサポートのおかげでできることが増えていたので、学校からの課題にも取り組むことができた」と嬉しい報告をしてくれました。

 

Friday 24 July 2020(MH)

目と手の協応/コミュニケーション/スイッチアセスメント

担当:松本

久々の学びサポートでしたが、ご機嫌で課題に取り組んでいました。身体も大きくなり手の操作も確実に伸びています。
■姿勢:新しく作成したテーブル+段ボール股付き椅子+座面の滑り止めシート+足台(本数冊)にて開始。机がやや高すぎたので椅子の下に板を挟み丁度良い高さに調整しました。身長が伸びており、ダンボール椅子に付属しているテーブルでは低すぎ、足台も前回までのものでは高すぎました。前回同様タオルを巻いて左方隙間にはさむことで傾きは改善しました。
■スケジュール提示
「目と手」「パプリカ」「スイッチ」の反実物手がかりを貼った木の板を1列に提示し、活動の順番を説明しました。一つ一つのカードを取ってカードの示す活動を目の前で説明すると注視していました。その活動が終わったら板をはがし取り(自分で指先を曲げてはがしていました)おしまいボックスに一緒に入れました。


■目と手の協応
①チェーン引き:やり方を1回提示→注視→テーブルに置く→手が伸びる→ゴムを手首につけて開始を繰り返しおこないました。前回より引く動きの始まりが早く手のコントロールがしやくなっている様子。テーブルに教材を置いても手が伸びなくなったところでおしまいにしました。全て右手で操作。


②鉄球大玉落とし1つ穴
(設置してある玉を面から落としこむ):
机に教材を置くと注視、右手が外側から肘屈曲なく伸びてきて教材にあたりそこから肘、手首が曲がり上面に手が伸び設置された鉄球を落とすという操作が何回も見られました。手全体で押す動きやひじを中心として手首の内外に返す動きで押し込んでいました。注視して大きくターゲットに手を動かし当たったら微細な動きに変わることと外に開く手の動きが正中線寄りになってきたことが明確に確認できました。途中で2つ穴のものを提示したが全く手が伸びなかったので一つ穴のものに戻しました。


③パチンコ玉おとし:両手が正中線に一定時間集まったままの操作が可能でした。右手が外に逃げないように、途中ひじだけガイドしました。


④半球スライディングブロック:肘だけガイドすると操作可能。引く動きは、10cmぐらいは動かせていました。押す動きは引く動きより距離は短かったですが、指先を伸ばし半球を上へ滑らしていました。


⑤ウインドチャイム:正面よりやや右手同側に提示すると注視、右手が伸びてきて一定時間そこにとどまり鳴らし続けていました。

■コミュニケーション
①実物見比べ:ウインドチャイムとライトムーブ (音が大きく少し苦手)を左右に提示→3往復見比べ後ウインドを注視→ウインドチャイムで遊ぶ。左右どちらに出してもウインドを選んでいました。計3回おこないました。


②視覚性手段の練習:前回に引き続きiPadでパプリカの動画を見た後に、フーリンのカードと音楽の提示を経て白地とフーリンカードの視線選択へ。左右上下提示して、2枚を繰り返し見比べました。フーリンカードの注視時間がどの場合も長かったです。フーリンカードを注視したところで白地を排除し、「そうだね、パプリかだね」と確認しカードを提示しながら音楽を流しました。


③VOCA :フーリンカード付き、パプリカ曲10秒ストップ録音ステップバイステップを右手同側に提示。程なく手が伸びてスイッチを押しました。手の動きが残りON/OFFの区別がつきにくかったので、音楽が始まったらVOCAを一旦引っ込めリセット。音楽が停止したところで再度提示を繰り返しました。


■スイッチ
①吸盤棒スイッチ:ジェリービーンスイッチに吸盤を付けてスポンジ棒をたてに取り付けた棒スイッチを右手同側に提示すると、直ぐに右手が出てON。繋いでいたのはパプリカVOCA。目の高さに棒の先端がありそこにきらきらテープが貼ったあったのでそこを注視し大きく中心に来る手の動きを棒がキャッチ。大きな動きをキャッチするために棒の長さがある程度長いことが必要だと思われました。操作性が今までで一番良かったです。お掃除ロボットにもつなぎお母さんの携帯を掃除しました。掃除ロボットの動きを目でずっと追っていました。


■おまけ
・ベランダにお父様と出て、ミニトマトを収穫しました。もぎとってすぐに口に持っていきました。

 

 

 

 

Saturday 23 July 2020(KS)

目と手の協応/コミュニケーション

担当:松本

久々のKSさんの「学びサポート」。約7ヶ月ぶりの再会でした。今回も感染症対策を万全にして臨みました。
■視線入力装置(tobii 4c)の不具合について
・接続は正常にも関わらずパソコンの方で認識しない状態でした。パソコンを再起動しても治らなかったのですが、パソコンと接続しているUSBを抜きさ差しすると認識し無事いつもの「風船割り」や「射的」などのゲームを操作することができました。以前より苦手な左側にも視線が広がっていました。


■iPadのkeynote音楽プレゼン納品
・以前にリクエストがあった好きな音楽動画を集めたkeynoteプレゼンをお母様の携帯とご本人のiPadにAirdropしてお渡ししました。このプレゼンは、20秒間は画面をタッチ(クリック)しても次のスライドに行かないように設定しています。方法は、動画を前半20秒のところで、2つに分けます。1つ目のスライドは20秒で自動に次に進む設定をしておき、2つ目のスライドは20秒後からの動画を貼り付けておきます。こちらはタッチ(クリック)したら次に進む設定にしておきます。つなぎ目は多少ぎこちなさは残りますが、スイッチを押し続けてしまう誤操作が無くなります。とってもアナログな方法ですが簡単です。
・好きな曲は最後まで聞いてから、変えたい曲は途中ですぐにスイッチを押していました。素晴らしい!!!
・iPadとスイッチの接続は以下のようにしました。
i+padタッチャー
→iPadにマウスが使えるようになった今でも設定の面倒がなく、活用場面はまだまだ多い。
スイッチヘルパーワンショット
→スイッチの押しっぱなしを防いで確実に動作させます。
ピエゾスイッチ
→お母さんがご本人のほっぺに上手に貼ってくださいました。


■手元を見えるような工夫
・凸文字のひらがななぞりをお母様と一緒に学習してくださっています。凸文字は木工用ボンドでお母様が手作り。
なぞるときに手元が見えた方が良いのではというお母様のリクエストに答え、以前先輩教員から伝授してもらったアクションカメラとiPadをWiFi接続して手元を見えるようにしました。
・さらに視線入力用のモニターがあるので、お母様のiphoneにアクションカメラ用のアプリを入れて、Apple Lightning – Digital AVアダプタにつなぎモニターへHDMI接続しました。
・手元拡大もできご本人もよくモニターを観てくれました。
視線入力装置用のために設置したモニターのためご本人が一番見やすい位置になっています。
・モニターがあればiphoneで事足りてしまいます。お母様もiphoneの方が使い慣れていて助かるとおっしゃっていました。
・実は、モニターがあるのでHDMIで直接カメラとモニターを繋げばよかったのですが、「Micro-HDMI to HDMI 変換 ケーブル」を持っておらず失敗しました。モニター直つなぎで観れることは先ほどの先輩教員が実験積みです。
・次回までに、アクションカメラに台座を作り「どっちもクリップ」で挟みやすいようにします。


■扇風機のスイッチ操作
・扇風機操作をスイッチでしたいのですが、という質問をいただいたのでラッチアンドタイマーを紹介しました。これは一回スイッチを押すだけで設定した時間ONの状態を保つ機器です。購入も考えられていたのでkosenラッチアンドタイマーが購入可能か確認してみるとお伝えしました。

感染が拡大する中でも「学びサポート」はマストとおっしゃって迎えてくださり

心より感謝しています。

Saturday 19 July 2020(FKK)

目と手の協応/コミュニケーション

担当:松本

学びサポート再開第2号でした。FKKさんとは約1年ぶりの再会でした。今回も感染症対策を万全にして臨みました。
■iPadの見やすい位置に固定する方法についての質問
・iPadで動画を見たり、keynoteプレゼンを使った学習もだいぶ定着してきたと言うことで、iPadをより見やすい位置で固定するアームについてご相談を受けました。スタンダードな以下の組み合わせを紹介しました。
Manfrotto クイックリリースプレート付きバリアブルフリクションアーム 244RC
Manfrotto アクセサリー スーパークランプ 035
MyArmor タブレット ホルダー クリップ (7~10.5インチ用) 三脚 アタッチメント iPad/Kindle/Tablet用 固定 スタン
■windows用プレゼン作成フリーソフトZ絵本(現在廃盤)のメンテナンス。
・お渡ししていたプレゼンの動作が思うように動かないと言うことで、パソコンにビューワーでなく編集可能なソフトをインストールして解決しました。Z絵本は貼り付けた音声が再生終了するまで、クリックを受け付けない、つまり次の画面へは進めないと言う設定が簡単にでき、誤操作を防げるのですがその設定がうまく機能していませんでした。最近は、keynoteでほとんどの教材を作ることが多いのですが、視線入力を使う時には手軽なZ絵本も使用しています。ただし動画は貼り付けられません。
・今後も並行してkeynoteでスイッチの誤操作でも次に進まないような設定で音楽再生プレゼンや学習コンテンツを提供していければと思います。
・耳が良い方なので、iPadの音質の方がお気に位入りのようです。
■学習の進め方
・イエスの時に手を握ると言う方法が定着しているとのことだったので、学習の進め方で、2択の視線選択の可能性や、選択肢を1個づつ提示してyes/noを確認しながら進める方法をお話ししました。
・できればiPadを自分で操作して進めていきたいが、スイッチを押すタイミングが合わなかったり、設定が複雑だったりする場合、本人の動きに合わせて待てるようなローテクとハイテクの組み合わせも有効であることをお伝えしました。ステップバイステップ(スイッチを押すと音声を再生する機器)での本人の合図を待って支援者がiPadの画面をめくるなど。
■目と手の協応の重要性、空間を知ることの意味。
・机上での上下左右斜めなどの空間的位置関係をわかりやすい教材で手を使って把握し、空間のイメージを獲得することで、パッと見た時に状況が捉えられるような力がつくということをお話ししました。そうすると見通しが持て安心して活動に取り組めるようになります。
■なぞり用凸文字セットをお貸ししました。
・字形のイメージづくりにヘルパーさんと注入中に取り組んでくれるそうです。


■お母様が卒後の生涯学習について文科省の動きを紹介してくれました。毎回有用な情報を提供いただきありがとうございます。
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/mext_00601.html
■振動スピーカーを紹介しました。
紹介したものが現在廃盤ということで、違うものをご購入されたとのことです。音だけでなく振動も含め多様な手がかりが用意できてよかったです。
■次回活動予定
 8月に音楽、9月に美術、10月に松本のような3ヶ月サイクルでできればと提案しました。8月音楽は調整中です。

Saturday 11 July 2020(OK)

目と手の協応/算数

担当:松本

■学びの様子ダイジェスト

学びサポート再開第一号でした。約5ヶ月ぶり。感染症対策を万全にして臨みました。
目と手の協応課題は、チェーン抜き、筒抜き、円盤はめなどのルーティンを順調にこなした後に、幅広円柱差しに取り組みました。この円柱ですと自分だけで操作できることを前回発見しました。今回は、階段型の新作教材も含めほとんど介助なしに上手に操作していました。平面の円盤はめで穴の数を質問すると久しぶりだったので、丁寧に穴を指差ししながら数えていましたが、高さの手がかりがある円筒の場合には何個入るか、パッと見ただけで正解を答えてくれましした。お母様が、長さや大きさなどプリント学習はした覚えがあるが、実感できる教材で学習した経験がなかったかもしれないとコメントしておられました。
算数は、学びサポートがない期間もヘルパーさんと数の棒とkeynoteで作った手引きを使って勉強していてくれていました。おかげで、定着している内容も多かったです。学びを支えるための素晴らしい協力関係です。ご家族とヘルパーさんに深く感謝いたします。

■保護者のニーズ
・新しい電動車いすのテーブルにつける文字盤を納品しました。サイズが合わなく焦ったのですが、お父様がアクリル板を削ってくれてジャストフィットにしてくれました。

杉並区NPO支援基金の助成で立体コピー機を購入することが決まりました。立体コピー機で作成した凸文字なぞりによる字形習得の学習を漢字も含め次回から始めます。

■次回活動予定
9月5日10:00からです。8月中に眞鍋さんの「美術」を入れる予定です。

(学びサポート OKさん)

Sunday23 February 2020(MH)

「目と手の協応/コミュニケーション」 

・ 前回みられた泣きは全くなく、終始安定していました段ボール股付き椅子+座面の滑り止めシート+ソフト伊達締め+足台にて姿勢を整え開始しました。意欲の高まりに伴い左方への傾きが顕著に。お父様のアイデアで円柱状の筒を左方隙間にはさむことで傾きは改善されました。ブルブルチェーンを、初めはガイドにて左手握り、3回目より手指近くに持ち手を示すと自ら握ろうとしました。次第に上肢を耳の方まで挙げて引き抜いていました。

・好みのフーリンの写真カードの提示に、母のスマホでパプリカを流しました。写真と歌を同時にON-OFF。次第に笑顔が出てきました。提示後、パプリカを録音したVOCAを児の手指に当てることでONに。数回行うと自ら手指を動かしてONに。因果関係理解と同時に期待感があり、緊張して両上肢が頭部の方向に引かれる様子が確認できました。

・次に、机を取り、足での操作を促しました。自発的な動きが確認できました。

・タクトスイッチは右手親指と人差し指にてピンチ+ONが可能に。しかし口に入れることが目的に変化。

・視覚性コミュニケーション手段の導入:フーリン写真カードと無地カードを同時に目前に提示。2枚を繰り返し見比べ、2回目に写真を注視したタイミングで無地を除くことで写真への注視を促しました。次第に定位が速くなり、注視時間が長くなりました

・T字型木製教材を手をガイドし左手に握る。2回目でチェーン引き時の動きが出て、引き抜きました。次回も継続していきたいです。

Sunday26 January 2020(OK)

目と手の協応/数量概念/算数/立体構成/平面構成/言葉
担当:谷田部

◯学びの様子ダイジェスト 

・目と手の協応
 今回も、お母様と健斗くんが一階のダイニングキッチンで歓迎してくれました。松本さんがちょうど健斗くんのアプリの設定に来られて、勉強の様子も見てもらいました。この所急いで教材を出さなくても、健斗君はテーブルで落ち着いて待っています。
今回も横にスライドする型はめ教材を、スムーズに取り組んでくれました。その後ウォーミングアップでブルブルチェンバー、差し込み棒、ソフトワイヤーを一回ずつやりました。手動式のシュレッダーで手を回してレシートを裁断してもらいました。
・数量概念/算数
円盤型はめと、円柱差しでは、今日のお土産のコーヒー牛乳5個の数の勉強をしました。
立体構成では、カステラを型に入れて焼く設定で、2個、4個、6個に分解した物を型に入れました。今日は、お土産で本物のカステラも用意したのでテンション高めで勉強してくれました。
・言葉
同じ果物のパズルを2セット用意して、同じ果物にピースを重ねる勉強をしました。小学校1年上巻の教科書を少し音読しました。短いフレーズで私が読むと、正確に声を出していました。友達に平仮名を教える設定で、公文の平仮名カードを7枚程度、なぞりながら勉強しました。驚いたことは、カードを出すと何も言わないのに指でなぞり書きを始めたことでした。書き順が少し間違っていたので、少し直しました。

(学びサポートOKさん)