スイッチ操作/目と手の協応/数量
担当:松本
<活動の様子>
■空気圧スイッチのマッチング
・勤務校の若手教員から教わったセリアのシリコンチューブをPPSスイッチにつないだ空気圧スイッチを紹介し、貸し出しました。
・まずは寝たままの姿勢でチャイムにつなぎ試したのですが、覚醒が低かったため他の活動後に試すことにしました。
・座位保持に座り、シリコンチューブを握り、iPadに+タッチャーをつけて嵐の動画をはりつけたkeynoteプレゼンの操作をしてもらいました。PPSの感度は一番低い設定でも操作できていました。それまで覚醒が低かったのですが、嵐の画面になるとよく見ていました。
・プレゼンは、5つの動画を貼りつけて、「トランジション」を自動に設定し、「遅れ」をそれぞれの動画の時間にし、曲の途中で誤操作があっても次に進まず最後まで曲を聴けるようにしました。動画が始まってしばらく経ってから次の曲に行けるようにもできますが、以前、途中で誤操作で曲が変わってしまうことにFさんが不満げだったというお母様の報告を受けてそれぞれの曲を最後まで聴ける設定にしました。
・プレゼンの「書類」→「スライドショーの設定」で「スライドショーの再生を繰り返す」にチェックして、プレゼンが終わっても最初に戻るように設定しました。
・iPad+タッチャーのジェルの部分が劣化していて、反応が悪かったのですが、お母様がその場ですぐにジェルの部分をネット購入してくれました(https://assistech-lab.com/?pid=146268283)。
・明日ちょうどOTさんが来るようで詳しく握り方を調整してくれそうです。
・シリコンだとある程度形がしっかりしていて、しかも微細な動きも捉えられるので優れものだなと再確認できました。
■目と手の協応
・ボコボコタッパーミニ:右手にチェーンの先をゴムバンドで固定し、こちらで動かしながら、動かすように誘うと何回か引いて、最後まで抜ききっていました。覚醒が低い状態でも引き抜いてくれたのは素晴らしかったです。
・スライディングブロック(直線中央穴):下に引く動きがよく出ていて自分でブロックを移動させ数回穴にはめていました。その後肘を支えながら上・左右の動きを練習しました。ボコボコタッパーとスライディングブロックはご家庭でもヘルパーさんと一緒に取り組んでいるようですぐに手の操作が出ていました。
■数量・算数
・円柱差し(直径50mm):円柱を目の前に提示した後に一緒に袋に入れ、右手で袋をぶら下げるようにして持って重さを感じてもらいました。ぶらんとした手で袋の重さを感じながら2の重さ、3の重さなどを味わっているようでした。その後それぞれの個数が入る円筒に一緒に入れて量を高さで感じてもらいました。手が円筒から落ちる感じをの違いで高い低いを学んでもらいました。最後に穴が横一列に並んだはめ板に円柱を入れながら1、2、3を長さを感じてもらいました。手を滑らせて端まで行って落ちるまでの距離の違いを感じてもらいました。
・鉄球落とし:同じように量を長さにして感じてもらいました。穴が1個の面、2個の面、3個の面を触ってもらい個数が多くなると面の長さも長くなることを一緒に確認しました。