Friday 25 Dec 2020(OC)

音楽

担当:石橋

Cさんは、初めは少し眠そうな感じでしたが、まずはカーペットの上でテーブルを挟んで、小さいキーボードで「A Whole new world」や「White Christmas」を聴いて頂きました。

クリスマスの当日だったので、サンタクロースの由来についてお話したら、だんだん調子が出てきた様で、大きなスタンドピアノで、「ブルースぞうさん」を。続けて「モッキンポットブルース」をお母様達とコール&レスポンスで。

やっとCさんも、いつもの首振りが始まりました。私も合わせてピアノを弾きつつ首振りを一緒に。お母様もマラカスで同調共鳴してくれました。Cさんとは少し離れていたのですが、Cさんをじっと見ながら、合わせて音を出す時よりも、合わせて音も止める時の方が同調共鳴感が深まるような気がしました。

クリスマスのバラード曲「Have yourself a merry little Christmas」と「The Christmas song」の聞き比べも。

さて、なんと今回はフィンガーシアターがお正月版にお色直しされていて、またしても叔母様達の力作に感動しました。ミニ門松、ミニ凧にミニ締縄、そして来年の干支の牛まであって、お正月ムード満載です。さっそく皆で曲とリズムを決めて、「お正月」と「1月1日」の音源を撮りました。Cさんは、ウィンドウチャイムと太鼓をいっぱい鳴らしてくれました。皆が円になって打楽器を演奏するのが、少し馴染んできたのかも知れません。今回はお父様がカメラ係で参加して下さいました。

さあ、可愛い獅子舞の衣装(軍手に獅子舞の素敵な絵を張り付けて)を着けて、レッツダンス!この時も、Cさんの太鼓が炸裂です!今回も、御家族総出で素敵な動画を作って下さいました。本当にお疲れさまでした。

今回、一番嬉しかったのは、片付けている時、Cさんが寄ってきて、ピッタリ体にくっついてくれたことでした。ちょうどウィンドウチャイムを手に持って仕舞うところだったので驚きましたが、暫くじっと体を寄せてくれて、Cさんの温もりが伝わってきました。表情も柔らかく、やっと、心を寄せてくれたのかなと嬉しさでいっぱいになりました。もしかしたらサンタ帽をかぶって、大きなクリスマスツリーのピアスをしてたからかも知れませんが、Cさんから最高のプレゼントを頂いた気がします。

Saturday 19 Dec 2020(MH)

コミュニケーション/操作

久しぶりの再会。やや緊張しているものの「パプリカ」を口ずさむとすぐに笑顔になりました。

予定を知るためのステップとしてプログラムをオブジェクト表示するところからスタートしました。

■活動の様子

<コミュニケーション>

・写真カード(アイポイントによる表出の学習):無地と写真2種のカードを示すと、無地はほとんど見ずに写真のみに視覚定位。速い。次回から写真2種の選択に取り組めそうです。

・VOCA(自発的な表出・VOCA1/2選択):今回は、VOCA提示時からONの操作。スイッチ自体を手にして口に持っていく行動はほとんどなかったです。因果関係理解を維持。机左方に設定しても、右手にて正中線を越えての操作確実でした。VOCA2種の提示に対し、ほぼ右側のみを選択していました。表出のないことにけげんな表情になっていました。再びミニマックのみにして成功体験を積みました。

<操作>

・チェーン引き(操作・遊びの拡大):自発的にリング部分に手指をかけました。数トライ目で右方に引く動きが出て、ゴム掛けなしで引き出すことありました。左手の動きが出てきたため、ゴム補助で本体保持。右手にて引く左右の分離協応前回よりも見られました。

・銀玉落とし1穴2穴(操作・遊びの拡大):穴への関心の高さ+因果関係理解の向上から、玉を落とす意欲アップか?。手指よりも、親指の付け根あたりを玉上にガイドすることで、押し込むような動きが出ました。目手の協応は弱い。玉の温覚は入力されているかもしれない? 「ポン する?」で笑い、視線が玉へ向きました。

・きのこ取り(操作・遊びの拡大):手に対し、きのこが大きい印象だが、手指を縁にかけて取り出す動きが出ました。VOCAに貼り付けたカードをはがす時のような得意な動きを使っていました。

・スライドスイッチ+チャイムメロディー(点から線へ方向性に対応した操作へのステップ):すぐに因果関係を理解。下方から上方への動きが良かったです。何度か繰り返した後、スイッチの方向を変えてトライするも対応しました。次回さらに方向を変えて実施したいです。

・ミラーボール+スイッチ(お楽しみ):ミニスイッチ操作は確実。光に驚く。光+「お星がひかる」の歌を歌うことでややリラックスしました。

<VOCAによるコミュニケーション遊びの提案>

松本より、ビックマック1台貸し出し。これまで実施してきた写真カードの選択して「パプリカ」を録音してあるビックマックをONにする遊びに加え絵本の繰り返しのあるフレーズを録音し、本児に読んでもらう遊びを提案しました。例「だるまさんが」、「おおきなかぶ」など。

<操作時に、目手の協応を維持しなくなった場合の対応>

活動の内容を擬態語にして声掛けすることで、その声への関心の高まりから活動対象への注目が促される傾向があることをお伝えしました。

Friday 20 Dec 2020(OKN)

音楽

担当:石橋

■活動の様子
初めての訪問でしたが、
O君は、すでに専用のテーブルでスタンバイしてくれていました。
早速テーブルに打楽器を、鳴らし方の説明をしながら置いてゆき、
「今日はクリスマスの曲を歌おうかなと思います。」と言ったら、
自分から、「あわてんぼうのサンタクロース」とリクエストしてくれました。

私は譜面の歌詞を見ながらだったのですが、なんとO君は歌詞を暗記している様で、卵のマラカスを一生懸命振りながら、一緒に歌ってくれました。

次に、「赤鼻のトナカイ」と「サンタが街にやって来る」を歌ったのですが、この歌も所々一緒に歌ってくれました。きっと今まで何度も繰り返し聴いてきた好きな曲なのかも知れません。今度はお母様達も一緒に打楽器を持って参加して下さいました。

「ところで今日は、何の日?シーラカンスの日!」
とか話しながら次の曲を選んでいると、譜面の中に「小さな世界」があったので、聞いてみたら知っているとの事。
歌詞が6番まであって微妙なニュアンスで伝えられている事や、作詞家と作曲家の名前が、頭文字だけ違うけど同じシャーマンなのに気が付いて、ご夫婦か兄弟か、もしかして親子?などと、話していたら、お母様が、そういえば曲を作った人の事を考えたことはなかったとの事。
完成した曲は一人歩きするので、それで十分なのですが、曲の背景を知ると、よりイメージが広がったり深まったりするので、時々話題にしています。
恥ずかしながら、この時は知らなかったのですが、後で調べたら、シャーマン兄弟は、アカデミー作曲賞も取っている超有名な方達でした。次回お会いした時に、詳しくお話しようと思います。
もちろん、この曲も、打楽器を変えて一緒に歌ってくれました。
ところで、この曲の1番と2番の間と、2番と3番の間に、試しにアラビア風音階とチャイナ風の音階を入れてみたら、特にアラビアの民族独特の音階がある事を感じてくれた様でした。

さて、民族独自の音階に対して、学校で習うドレミファソラシドの平均律の話になり、今度は、実際にキーボードで弾いてみる事にしました。キーボードを弾くのは初めてだったそうなのですが、ドから一つ一つ丁寧に音を出してくれました。興味を持ってくれたようで、何度もドレミファソラシドを繰り返しているうちに、両手で弾き始めたので、音色を変えながら自由に弾いて頂きました。音から音の関連性はないものの、ずっと首を振ってリズムをとる様に弾いているので、最終的に様々なパーカッションの音が出るバージョンにして、私も合わせてエイサー太鼓でセッションしました。両手で弾き出してからは何故か譜面を見たかった様で、スタッフのEさんが気が付いて、O君の前に譜面を置いてくれました。私の真似をしているのかも知れませんが、ずっと真剣に見ながら弾いていました。かなり長い集中力で楽器を鳴らしてくれたので、「少し疲れたかな?」と聞くと、「疲れた。」とのこと。

最後に、クリスマスの定番「きよしこの夜」を歌いました。そして、この曲も一緒に歌ってくれました。
音楽が大好きな事が伝わって嬉しかったです。

Friday 18 Dec 2020(OC)

美術

担当:眞鍋

■活動の様子

丑年のだるまを作りました。
スポンジ🧽に赤い絵具をのせて、トントン叩いて
作りました。

■次回活動

2021年1月22日(金)14:00ー

Sunday 20 Dec 2020(OC)

目と手の協応

担当:松本

■活動の様子

外はとっても寒い日でしたが、Cさんは体調も良く、覚醒も良くベストコンディションでスタートすることができました。

・初めの挨拶:ステップバイステップに「学びサポートを始めます」と録音して押してもらいました。手が外側にあったので手がかりのために最初は肩に、次に手に触れるようにステップバステップを提示するとスイッチを押して言葉を再生してくれました。そのまま、スイッチをつかんで手が机上に出てきました。

・ボコボコじゃばら:机の左下に手を置いたまま左手でつかみ離さずに3回ほど力強く引っ張ってボコボコという音を鳴らしながら伸ばしてくれました。

・ボコボコタッパー:大好きな円筒を先につけ引っ張ってもらおうと机の左下にある左手ものに触れるように提示すると円筒を握り続けてくれ、こちらでタッパーを引っ張りボコボコという音を伝えることができました。

・2重円筒抜き:上の円筒を抜いて頭に持っていき床に落とす、鉄の円柱は抜いて机に置く、を3回ほど繰り返して手を右袖の中に入れて終了しました。

・スライディングブロックスイッチ:足が動き出したので足でスライドして音を出してもらいましたが方向ある動きまで引き出せませんでした。机をとって足元を見えるようにした方が良かったビデオを見て気づきました。その後、机上に提示し左手を教材に持っていくと外側にスライドさせて音を鳴らしてくれました。

物をつかもうとする動きの多い方の方向性のある動きを出すためには、このように分離しない(部品が取れない)教材はゆこうである一方で、操作がある程度上手な方には、スライディング教材は退屈なのかもしれないし、ガイドレールが返ってノイズになり自分の思った動きをしてくれないことがストレスになるルカもしれないと思いました。

・鉄球落とし穴ひとつ:右の袖の中に入った左手を出すように援助すると、すぐに鉄球に指でつまもうとする動きで落としました。いったん左手が机の左下に落ちても、腕に教材を触れて教材があることを伝えると左手が机上の鉄球に戻ってきてつまもうとする動きで落としました。

・鉄球落とし穴2つ:机上提示するとしばらくあちこちに探索していた左手が机上に戻ってきた瞬間を捉えて教材の上に導くと1個目の球を指先で押すような動きで落としました。しばらく待ったり、教材を腕に触れて誘っても2個目には手が伸びませんでした。

・ボコボコ円筒抜き:右の袖の中に入った左手を出すように援助し円筒に左手が触れるようにすると抜いて、入れての一連の動作を何回も味わいながらしていました。抜いた円筒を自分で右の方へ持っていってもまた、棒にさすことも繰り返していました。長い棒にしても同じように繰り返し、抜いたり挿したりしていました。かなり長い棒でしたが、頭の上の空間まで感じながら取り組んでいるようでした。この辺りから、覚醒と運動のコントロールが一番良い状態になって調整された滑らかな動きが出てきました。

 

・ビー玉入れ:2個穴、3個穴、3個穴面、4個穴面、階段状3個穴に取り組みました。途中手が出てこない場面もありましたが、次々にビー玉を渡すようにすると面をビー玉で叩きながら穴を探して入れるということを繰り返して全部の穴に入れていました。

・ボコボコレバー :左手が机の左下にあったのでレバーに手をのっけると下に引く動きで何回かレバーを動かしました。机の上では教材の位置が高すぎてうまく握れない様子でした。

・鉄球落とし再び:横一列では、3個まで自分で鉄球を面をたどって探して落としていました。5個一列の時には、3個まではスムーズに、4個目は見つからないようでお母様が縦に置くとできるかもと提案してくださり、縦に置くとすぐに気づき落としてくれました。見やすいいちに提示することの重要性ともに手を見えない場所へも導いて徐々に探索幅を広げることの重要性を再確認できました。

・2重円筒抜き再び:外側の円筒をぐるぐる回す動きを長く続けていました。最初は指で回転させる動きで、次に手のひらを使って回転させる動きに変わりました。教材を味わっている様子が教材とじっくり対話しているように映りました。支援者は、動かないように台を押さえているだけでした。このように教材に能動的に働きかけ何かをつかもうと取り組んでくれる瞬間があることは教材を作成するものにとっては大変励みになります。

・石蹴り入れ:左手に次々に石蹴りを渡し、手首が外に回るような角度にスリットを固定すると手首を外に回しながら石蹴りをどんどん入れてくれました。手の力も抜けていてとても良い状態で運動をコントロールしているのが伝わりました。

以上です。

Wednesday 16 Dec 2020(OK)

音楽

担当:石橋

■活動の様子

 O君には「中野ドリーム」で数年前にお会いしたことがありました。
忘れもしない、初めて見た文字盤を使っていた男の子でした。
かなりお兄さんになっていましたが、文字盤を押さえていく速さは当時とは比べ物にならないくらい早くて驚きました。

それをスルスルと読み取っていくヘルパーさんは、お母様も太鼓判を押すほどで、O君の気持ちを理解するのにとても助かりました。

さて早速、今ハマっているという「小さな世界」を歌おうとしたら、「小さな世界」のCDやディズニーランドの本をたくさん見せてくれました。

いろんな国の衣装と言葉で演奏されている様なのですが、それは、あらかじめ聞いていたので、一応、日本風とアラビア風とチャイナ風のアジアのメロディを挟んで歌おうとしたら、どうもO君の聴きたいイメージと違う様でした。

「今日は、ヨーロッパのドイツかフランスかイタリア風で、できればホルンの音で聴きたい」との事。

ヨーロッパは平均律で音階はどこも同じ様に聞こえるので、お国柄が分かる弾き方をすぐには思い浮かばなくて、いきなり難しいご要望でしたが、幸いキーボードにいろんな音が入っているので、その音を一つ一つ聞き比べながら「小さな世界」を演奏して、どんな風に聞こえるか試してみる事にしました。

残念ながらホルンの音はキーボードに入ってなかったのですが、いろんな音色でテンポやリズムを少しずつ変えながら弾いてみると、森の小鳥や、ゾウ、イギリスの兵隊、サンバカーニバルなどの言葉が次々と出てきました。全種類30色の音色を、繰り返し1曲で演奏してみたのは初めてでしたが、感受性と想像力が豊かなO 君は、興味を持ってくれたようでした。

お母様の話では、とにかく「小さな世界」という曲が大好きで、それを通じて、世界中の国や民族衣装だけでなく、地理や文化にも興味を持つようになったそうでした。一つの「好き」が、それを中心に視野が広がっていく典型的な例ではないかと思いますが、自分の「好き」を持っている事は素敵な事だなと思いました。

さて今度は、季節柄クリスマスソングをと「赤鼻のトナカイ」を歌ったら、何とか聴いてくれたものの、続けて「ママがサンタにキスをした」を歌い始めたら、またまた私の腕をタッチして、ストップがかかり、「ジングルベルがいい」との事。それで、「ジングルベル」を歌い始めると、途中から「小さな世界」のサビへと誘導され、そのままこの2曲のサビを交互に延々と歌うことになりました。このパターンがお気に入りらしく、O君はというと、「今日は朝からダンボの気分だった」そうで、私の歌をBGMに、O君はダンボになり、ディズニーランド中を飛び回り、ディズニーランドガイド本の中のいろんな所を紹介してくれました。その間、O君の左手は文字盤を飛び回り、右手は本の中のエリアを次々と指差していきます。

そして、その言葉を高速で翻訳して下さるヘルパーさん。O君の頭の中では、次々といろんな乗り物に乗ったり、ミッキーたちと話したりしているのかも知れません。

「ここはピノキオエリア」と聞こえたので、「星に願いを」を歌い始めたら、「もっと早く。」とのこと。どうやら「メリーゴーランドに合わせて。」とのことでした。とっさに、4拍子を3拍子に変えてテンポを上げたら、納得してくれた様でした。

西部劇のエリアでは、幌馬車風のパッカパッカという蹄のリズムで弾いたり、川のところでは、蒸気船の音をシュッシュッポッポのリズムで弾いたりと、次から次へと出てくるO君の言葉に付いていくのがやっとでしたが、なかなか楽しい音の旅ができました。

iPadのガレージバンドで、ギターやピアノの音も出してみたのですが、お気に召さない様子でした。お琴や琵琶の音には反応し、少し聴いてくれました。自分で音を出す事には、あまり興味はない様子でした。

■ 保護者の声
 今は、「小さな世界」を通じて、展開する音楽を広げていく感じではないかと。

■次回活動予定
 2021年2月10日(水)10:30~

Friday 11 Dec 2020(OC)

音楽

担当:石橋

寒くなって来たので、初めは温かいカーペットの上に座って、テーブルに打楽器とキーボードを置いて向かい合い、Cさんの首振りに合わせて私も一緒に首を振り、同調共鳴を少ししてから、小さいキーボードで、Cさんのテーマ曲「A Whole new world」をお聴き頂きました。

次にCさんの調子が良さそうだったので、「今日は何の日?百円玉の日!」などの話をしながら、フローリング上のスタンドピアノに移らせていただきました。

Cさんも、椅子に座ってジャンベ(太鼓)とウィンドウチャイムを使えるように、お母様と叔母様がいろいろ考えてセッティングして下さいました。

特に、天井の移動式ライトのレールからぶら下げたウィンドウチャイムとトライアングルは、Cさんが鳴らすとブランブラン揺れて、視覚的にも楽しいスタイルになりました。

クリスマスソングをたくさん聴いて頂こうと、「きよしこの夜」「White Christmas」「赤鼻のトナカイ」「Have yourself a merry little Christmas」
「サンタが街にやって来る」「The Christmas song」「ママがサンタにキスをした」などを歌いましたが、Cさんは、今までにないくらい積極的にジャンベやチャイムを鳴らしてくれていました。

そして、なんと今回も「フィンガーシアター」が、クリスマス用にバージョンアップして待っていてくれました。シアターの前扉には、Smiling Hospital Japanのマスコットキャラクター・スマホジ君も登場!

まずは、前回同様みんなの合奏をiPadで録画したのですが、今回は、なんとCさんの合図で始まり、曲中もジャンベをいっぱい叩いてくれました。
表情も、少し柔らかくなった気がしますが、クリスマスの雰囲気が気持ちを明るくさせてくれるのかもしれません。

さて次に、録画した音に合わせて指ダンスを踊るのですが、今回の衣装は、白いゴム手袋にサンタさんとトナカイをかたどった色紙を張り付けて、両手に其々装着するタイプ。トナカイには首に鈴も掛けてくれました。動きやすくて崩れにくいので、指ダンスにはバッチリでした。

お母様と叔母様達の、その発想と技術に感動しながら、恵里さんも加わって、細かい調整が出来る間、私とCさんはジャンベとピアノで「ジングルベル」を演奏しながら盛り上げていました。その間にお父様もいらして、撮影用の照明係として手伝って下さいました。
今回も2匹のワンちゃんが鈴を付けて特別出演。
Cさんファミリー合奏団の「フィンガーシアター・クリスマスバージョン」動画完成です!皆様、お疲れさまでした。動画はこちら

 次回は、Cさんファミリーによるプチクリスマスコンサートの予定です。お父様がサックスで、Cさんのテーマ曲を演奏されるので、伴奏を頼まれました。お母様と叔母様達もキイを変えて、歌う事に。Cさんには、御家族からの素敵なプレゼントになるかと。

■ 次回活動予定
 2020年12月25日(金)14:00~

Sunday 13 Dec 2020(OKN)

美術

担当:三輪

■活動の様子
 三回目の活動でした。前回からの間にクレヨンでスケッチブックに描いた作品を見せてもらいました。コピー用紙にお母さんが輪郭を描いて健斗君が塗ったもみじの絵も見せてもらいました。
 持参したプリウスの写真を見て、ご家庭で以前使ってた車種を探してもらう、どこがちがってる?のか指差し、話しをしました。そのプリウスをスケッチブックにクレヨンでミワが描き、Kくんにスポンジで絵の具を塗ってもらいました。まんべんなく力強く全体を塗ることができました。黒の絵具の上にもう一度白のくれよんでミワが輪郭を描き、下に自分の名前を書いてもらいました。ひらがなと数字のスタンプで、好きな数字をスタンプ。はじめは力のコントロールが難しい感じでしたが、何回かやるとインクをつける、紙に押すという感覚を掴んできたように感じられました。

 次にお母さんも一緒に折り紙のクリスマスツリーを作りました。何色か積極的に色を塗ていました。ツリーの形に紙を切る作業を一緒にやってみました。Kくんは右手も左手も力強くつかうことができます。完成したクリスマスツリーを並べて電飾を飾り、完成の写真を撮ろうとと声かけてKくんに写真を撮ってもらいました。

 リビングの大きなクリスマスツリーの下に飾って終了しました。
 

 今回のスポンジで絵の具を塗ることが楽しそうだったので、絵の具や画材の感触から色々な表現につながる活動ができるのではないかと感じました。

Sunday 13 Dec 2020(MM)

視線入力/目と手の協応

本日も途中吸引を挟みながら約90分ノンストップで学習。痰がいつもより多かったものの覚醒が高く質問にもはっきり答えてくれました。

■視線入力

・本日も両眼隠さずに行いました。すぐに画面の位置調整が済み、視線を両目とも画面のど真ん中に捉えることができました。今日は中心に視線が安定し、そこから左右上下に短い幅で広がっているようでした。いつものように風船は「ぷよ」の設定で、一回見て視線が離れてももう一回戻ってきて割るという2段回注視することが何回もありました。

・射的ゲームの動画アセスメントでは、本日は、人物の顔に視線がいっていました。左を見るのが難しかったのですが、そちらをなんとか見ようと運動をコントロールしている様子がよくわかりました。中心から少し上気味で短い幅で左右に提示すると見やすそうな感じがしました。次回は見やすい範囲内に提示できるように動画を修正していきたいと思います。

■目と手の協応

・ボコボコチェーン:右手で引き抜き、目と手の課題をスタートしました。

・ボコボコチェーンミニ:右手で握り左手で引き抜くという動作で行いました。左手で引き抜き切れないで止まると右手手首を外に捻りながら残りのチェーン抜いてくれました。

・円柱筒入れ:5cm厚で高さ3cmのメダルを使いました。手のひらの上に円柱を置き重さで量を感じてもらい、次に入れる筒の高さでも量を実感してもらいました。次に、直線上に3個の穴のあいたはめ板で、ぱっと見何個?残り何個?の質問をしながら円柱をはめて行きました。覚醒が良かったので、表情や瞬き、声で質問に答えてくれました。正解する場面も多かったです。

・新作教材スライディングブロックスイッチ:上下左右自分の動きでスライドさせてメロディを鳴らしてくれました。いつものスライディングブロックよりも時間がかからずに動かしていいました。今日のテーブルが少し斜めだったからよかったのかもしれません。いつもと違うフィードバックもモチベーションになったのかもしれません。この教材は、スマイリングストアで販売します。M君が販売サイトのモデルにもなってくれました。

・キノコ・カプセル・円柱差し:こちらも販売サイトのモデルになってくれました。 手首を返して入れるところが素晴らしかったです。ご協力ありがとうございました。

■次回活動

2020年2月6日(土)14:00-

Sunday 5 Dec 2020(FKK)

目と手の協応/文字

担当:松本健太郎

■目と手の協応/文字

・スライディングブロックを上下左右の位置で取り組みました。右手で下方向に引く動きはすぐに引き出せました。上に押し出す動きや右に開く動きも教材を動かしながら誘うと最後に穴に入れるところはご本人が上手に行なっていました。左の動きは力を入れて動かそうとすると右に開く動きになってしまうので、外に開かないように手を支え教材を動かしながら一緒に行いました。身体の力の入れ方で動かそうとする意思ははっきりと伝わってきました。

・その後、自分の名前の凸文字なぞりをしました。横に開く動きがよく出ていて表情から考えながら字形をなぞっていることがよくわかりました。書見台などを使いすくし斜めに提示した文字を書くことが重要であることもお伝えしました。机の上では、上は奥、下は手前という変換が頭の中で必要ですが、傾けることで上は上、下は下になります。

・このようにわかりやすい教材を使って机上での上下左右などの空間的位置関係が捉えられるようになることが、空間を捉える力の土台になりそれは例えば教室や初めての場所でもパッと見て全体を把握して安心できる力に繋がることをお伝えしました。

■Keynote学習コンテンツの紹介

・どのように学習を進めれば良いかkeynoteプレゼンを使ったやり方を体験してもらいながら紹介しました。

・その日に学習したい内容を、Keynoteプレゼンに落とし込んでスライドを進めていけば誰が支援者になっても流れるように学習が進められるようになっています。

・「それからそれから」と録音したVOCA(録音した音声を再生できる機器)をご本人がスイッチ操作して、次のスライドに行く合図を出してもらいました。

・iPadの画面を直接操作しても良いのですが、ある程度の誤操作は防げても防ぎきれないことがあるので「iPadの操作」と「スライドめくりの合図」を分離して行う方法を採用することもあります。

・途中、右手で握った握るスイッチがうまく作動しないと左手で直接VOCAを押す場面がありました。次を早くみたいという意思を伝えてくれました。素晴らしい!!!

・最初に「ことば」の勉強。今回は「大阪弁」を題材にスマイリングホスピタルジャパンの科学アーティスト北野先生による大阪弁講座をYoutubeスマイリングチャンネル動画をスライドにリンクさせておきました。

・「ちゃうちゃうちゃう」という定番のセリフをVOCAに入れてスイッチを押し言ってみたり結構ご本人も楽しんでいました。

・次に物語。作者の説明や題名の説明をスライドに入れてあります。途中必要に応じて動画をリンクしてあります。お母様が最近は長めの動画も集中して見ているので十分楽しめると伝えてくれました。

・所々に「○:よくわかった;知ってた」「×:難しかった;知らなかった」と聞きながら進めました。手を握るとyesなので途中お母様が聞き取りながら進めてくれました。大阪弁は「○:よくわかった」方を選んでくれました。

・学習中ずっと画面に集中し、終わった時には手にたっぷり汗をかいていました。