Monday 18 October 2121(KS)

戦国大名について 日本の総理大臣と世界の首脳 見ることを支えるシステム

担当 奥山

【活動の様子】

前回まで、大名の学習の手始めとして上杉鷹山を紹介しました。次の大名を選ぶために、ネットで検索したテレビ朝日系列で放送の「国民・専門家・AIがガチで選ぶ 戦国大名総選挙」の情報をもとに、人気がある、即ち耳にする可能性が高い戦国大名を紹介して、KSさんの興味を教えてもらうことにしました。ネットでは第30位から第1位までが見出し文とともに紹介されているのですが、今日は第10位から1位をKeynoteで文字情報と画像情報を示しながら紹介することにしました。

 その結果、KSさんの頭がピクッと動いたり首にギューッと力が入ったのは、「伊達政宗」と「徳川家康」、そして「武田信玄」でした。次回は「大河ドラマ」情報ともからめてその3人の大名について順に紹介していく予定です。

 次に、KMさんから注文があった「日本の総理大臣とアメリカの大統領」に関する学習を紹介しました。10月4日に総理大臣が替わったことを受けて、KMさんが「知りたい」と伝えたことを「共有」するためにKSさんにも興味があるか教えてもらおうと考えました。

 ここ10年の日本の総理大臣とアメリカの大統領、それから近隣諸国とG7各国の首脳を紹介したのですが、KSさんはカナダの女王がイギリスの女王と同じというところで驚かれた様子でした。これは皆さんの教材を作っているときの「あるある」なのですが、エリザベス2世が15カ国の女王だと私も知りませんでした。

 このように一定のフォーマットで提示する学習に取り組むことによって、次にそのテーマや事物に出会ったときに「知ってる」「興味ある」とアクションを起こして伝える「タネ」を共有できると考えています。

 最後に、シンプルタッチスイッチに操作時にカチッという触覚と音を返すユニットでアクションカメラが乗っている電池で動く回転台(ダイソーの自動回転シャボン玉メーカーを改造 谷田部さんのアイディア)を操作する練習をしました。見ることを支えるシステムの発展版ということになります。アクションカメラの映像はWi-FiでKSさんの目前に設置したiPadで見えるようにしました。スイッチを操作することによってKSさんは好きな方向を見ることができるようになります。しばらく練習しているうちにKSさんは頭の動かし方や首の力の入れ方を工夫して操作できるようになりました。練習をすればするほどきっとうまくなると感じました。

KSさんの歴史の勉強は続きます。

 

Sunday 10 Oct 2021(FK)

視線入力/目と手の協応/数量/文字

担当:松本

<活動の様子>
■目と手の協応
・ボコボコチェーン:左手につけてチェーンを引っ張ってもらいました。何度か自分の動きで引っ張りタッパーからチェーンを抜いていました。
・ボコボコチェーンミニ:左右両方の手で取り組みました。なかなか自分の動きが出なかったので2人羽織で一緒にチェーンを抜きました。


■数量
・φ50mm*30mm厚の円柱重さ確かめ:袋に入れて重さを感じてもらいました。手をブラーんと下に下げた状態で、少し揺らすのを手伝ってより重さを感じられるようにしました。袋を左手に持った状態で、立体コピーの数字も右手でなぞりました。


・φ50mm*30mm厚の円柱筒入れ:次に筒に入れて高さで量を確認しました。筒から落ちる手の感じの違いで高さの違いを感じてもらいました。自分から手が動かない時は筒をずらしながら手が離れるようにしました。時々、顔を上げて「今の分かった!」というような合図をくれました。筒に左手をのっけながら立体コピーの数字も右手でなぞりました。
・φ50mm*30mm厚の円柱はめ:次は長さで量を確認しました。はめ板に円筒に入れた円柱を一緒に移していきました。長さを感じてもらうために手を板の上に置いてもらい板をずらしながら手が板の端から離れるまでの距離を感じてもらえるようにしました。はめ板に左手を置きながら立体コピーの数字も右手でなぞりました。

・玉落とし:自分の手首を返す動きで球を落とす場面も見られました。
・円盤はめ:ぱっと見幾つ、残り幾つの質問に、数を順番に聴いて合図を出す方法で答えてもらいました。正解出ない時は一緒に穴を触りながら数えました。

■文字
・スライディングブロック:途中でブロックが離れないKさんように作った特製のスライディングブロックを行いました。自分での手の動きが出にくかったので、肘を支えながら上下左右に一緒にブロックを動かしました。ブロックが穴に入った瞬間は顔を上げて入ったことを感じていた様子でした。
・立体コピーなぞり:文字盤の文字を手を支えながら順番に触っていくと「か行」で指先が動いたのでか行から一緒になぞって練習しました。その後もう一度文字盤で文字を順番に触っていくと「ま行」で支えている指を動かし合図をくれました。一通りなぞったとに、手のひらに一つ文字を書いてもらうと「む」を書いたようだったので「む?」と聞くと表情で「そうだ」と答えてくれました。なぜ「む」か聞いていくとどうも「す」との違いが知りたかったようです。以前も「れ」と「ね」の違いを知りたいということがあったので、曖昧な字形を一つ一つ確認していきたいということかもしれません。
・文字なぞりをするときには、よく指先が動き表情も良かったです。

Saturday 9 Oct 2021(MM)

視線入力/目と手の協応/数量/文字

担当:松本

活動再開後初めての学びサポートでした。

<活動の様子>

 ■視線入力
・前回同様コントラストのはっきりした風船を用意し取り組みました。右側から中心にかけてが見易そうでしたが、左の方にも視線が動くのが確認できました。
・機器を設定して始める時の、M君の表情がとても意欲的で、視線入力は、大好きな活動でM君とのセッションには欠かせない取り組みだと再確認できました。
・風船割りの後は、射的のビデオアセスメントモードにして視線の動きを見させて頂きました。使用したのは黄金期のAKB48のメンバーを左右中央に一定時間ずつ表示する動画で、keynoteで作成したものです。風船割りで少し疲れ気味だったのですが、動画が始まると目を大きく開いて中央から右側をよく見てくれました。視線がうまく左にいかないときは手も含め体全体を動かしなんとか見ようとしてくれましたが、難しく、「左を向けない!」というように声を出して伝えてくれました。
・次回は動画の定時位置を中央から右側にしようと思います。そして少しずつ左にずらして提示するように練習できたらと思います。
・それでも風船の時は比較的左のほうへも視線が動いていました。風船は動くものなので静止画像より捉えやすかったからかもしれません。
・実は、活動日の午前中に自宅で視線入力を再確認した時にtobii4Cが認識されず大変焦りました。一旦tobii4Cのドライバーをアンインストールして、再インストールしようとしたのですが、なぜか「インストールできませんでした」という警告が出てしまい、パソコンを再起動してもう一度ドライバーをインストールしたらなんとか成功しました。tobii4Cも認識されことなきを得ました。こんなに楽しみにしてくれている視線入力ができなかったらと思い焦りました。私用パソコンのwindowsのアップデートも原因かなと思われますが、結構皆さん苦労しているようで様々な下のリンクのような解決策を共有してくれています。https://miyabiproject.com/get-up-tobii/
支援機器の不安定さは致命的です。本気でなんとかしてほしいものです。

■目との手協応
・ボコボコタッパー:右手を後ろに引く動作で抜ききってくれました。3回ほど繰り返しましたがどの回もすぐに手が動きチェーンを引っ張っていました。
・ボコボコタッパーミニ:棒を握る手を左右変えながら取り組みました。一気に抜くのでなく、ある一定の長さを抜いた後同じ動きで抜けないことがわかる
と、同じ手を一旦戻してより大きく動かしたり、方向を変えながら抜いたり、同じ手の動きで難しい場合は反対の手を動員したり、両手を使ったりと時間
をかけて試行錯誤しているところがよくわかりました。重力を使って手を下に降ろすことで最後に抜ききる方法も初めて見られました。回を重ねるごとに新しい手の動きが確認でき、工夫が見られ素晴らしいです。


■数量
・φ50mm*30mm円柱差し:量を重さを感んじてもらうために今までは手の上に円柱を重ねていたのですが、円柱が重ねても崩れてしまってうまくいかなかったので、今回は袋に入れて持って重さを感じてもらう取り組みにしました。一緒に円柱を袋に入れて、右手に袋の取っ手を引っ掛けると、肘を支点にして持ち上げながら重さを感じる様子が確認できました。2個までは持ち上げることができたのですが、3個は、一瞬持ち上げたところで取っ手が手から離れ落ちました。重さの違いと個数とを感じ取ってもらえたとお思います。その後は、筒に入れ量を高さで感じてもらい、次に穴が横一列に並んだはめ板で長さを感じてもらいました。高さを感じる時には筒のてっぺんに右手を一緒に置くと、自分で外側に手を開くような動きでてっぺんから手を離し机に手を落とす動作で、高さの違いを感じていました。横一列のはめ板は、右手を外に動かし、はめ板の上を滑らすように動かし、はめ板の端で手が机に落ちることで長さを感じ取っていました。どの場合も、援助なしに自分だけで教材に働きかける様子が確認できました。
・玉落とし:右手で天板を外に滑らす動きで球を落としながら長さを感じていました。
・円盤入れ:円盤を右手の動きで入れてもらいながら、「残り幾つ?」の質問もしました。「残りの穴の数は1個?2個?」と聞いていくと正解の時に声や
 体の動きや表情で合図を送ってくれることが多かったです。

■文字
・スライディングブロック:右手で行いました。引く動きは上手に自分でブロックを動かしていました。上方向へは、難しかったですが、肘が外側にいかないようにガイドすると何回か自分の動きが出てブロックを穴まで滑らすことが出来ていました。左右の動きで、苦手な左側(内側)に行く動きは胸当ての内側に自ら肘を入れて固定し、上手にブロックを動かしていました。どこを支点にすれば良いのか自分で工夫していて素晴らしかったです。これもボコボコチェーンミニの成果かもしれません。自分の体の動きが思った方向に行けば、上下左右という机上の基本的な空間イメージを比較的楽に作ることが出来ます


・立体コピーなぞり:今日はどの行を練習するか「あ行?か行?・・・」と聞いていくと「は行」のところで目を開く表情で合図をくれました。一緒に一通りなぞって、最後に私の手のひらに今取り組んだ文字のうち一文字だけ書いてもらいました。横棒を書く時にグッと指からの力を感じることが出来、それが二回あったので「ほ?」と聞くと何か不思議そうな表情をしたので、「は」と「ほ」の違いは横棒の数が違うことをもう一度確認すると腑に落ちた表情をしてくれました。本人は「は」を書きたかったようでした。

■ご家族より

久しぶりにやりたかった事がたくさん出来たようです。学びサポートが終わった後、とても満たされた顔で身体もリラックスしておりました。

Sunday 11 July 2021(FK)

目と手の協応/数量/文字

担当:松本

薬を調整して、覚醒が良くなったとのことで、本日は手もよく動いていました。突発的な動きでなく、ゆっくりと調整された手の動きが確認でき、素晴らしかったです。
■目と手の協応
・ボコボコタッパー:左手と右手順番に取り組みました。最後のひと引きのところを自分の力で引き抜いていました。
・ボコボコタッパーミニ:左手と右手順番に取り組みました。左手を握る方にした時には、勢いよく左上に引き抜くような動きをしてチェーンを抜いてくれました。手首の返しもとても良かったです。手を変えると今度は左手でチェーンを引いたあと、残りのチェーンがなかなか引けなかったのですが、左手を小刻みに動かしながら少しずつチェーンを引いていました。自分で工夫して課題に取り組んでいる様子がよく伝わりました。


■数量
・円柱(直径50mm):最初の手の平に円柱をおいて重さを感じてもらおうとしたのですが、このやり方で重さが感じられるか疑問でした。袋に入れて手にぶら下げたら良いのではと思いついてお母様にビニール袋を借りて一緒に個数分入れて右手でブラーんと持ってもらいました。しばらく持ったあと離しました。そのあと3個分を同じく一緒に袋に入れて、今度は左手に持ってもらいました。左手では落とすことなく、袋を持ち上げる動きが出たので「重さを確かめているんだね」と声掛けすると声を出して「そうだよ」という風に返答してくれました。
重さを感じた後、量を高さで感じてもらうために筒に入れ、さらに、長さで感じてもらうために直線のはめ板に移していきました。チェーン引きの時に引き出された手首の返しをうまく使って穴に円柱を滑り込ませる場面が多かったです。


■文字
・凸文字(立体コピー)なぞり:いつもの選択版であ行から順番にきいていくと、な行で指先が動いたので合図を送ってくれたと捉え、な行をなぞっていきました。「な」や「ぬ」「ね」と「くるり」とする部位が多い行ですがじっくり一緒になぞってくれました。次はどの行を練習するか尋ねるとまた、な行のところで指先を動かし合図。さらに聞くとら行でも合図。さらにわ行でも合図。やりとりしていると、どうも「ね」「れ」「わ」の違いを練習したいことがわかりました。それぞれの文字を立体コピーで練習した後に手首を支えながら私の掌に指先で書いてもらうと「れ」なのに最後の右に跳ねる動きがどうしても出ませんでした。「れは右はねだよ、最後」と声掛けを何回かすると左に払おうと何回も動いていた指先の力が抜け、ニュートラルな状態になって、納得したように右はねの動きが出ました。じっくり考えた後に合点がいった様子が指先の動きから伝わってきました。

最後にお母様からオススメクッションのご紹介がりました。座りながら、脇も開き体幹も支えられ、リラックスできていました。ホームセンター島忠で購入したそうです。毎回貴重な情報ありがとうございます。

Saturday 10 July 2021(MM)

視線入力/目と手の協応/数量/文字

担当:松本

■視線入力
・風船割り:初めから目を大きく開き、やる気を見せてくれました。支援者の前回の宿題であったコントラストがはっきりした円を提示できるようにカスタマイズしたところ次々に風船を割っていました。比較的左右とも視線が動かせていました。
・射的(ビデオアセスメントモード):中央左右に移動して映し出される人の顔の方へ視線が綺麗に動いていました。
・射的(四分割):右上のマスを集中的に見ていました。ここが今日は見やすい位置であると教えてくれていると捉え、次の目と手の協応の課題で活かしました。

■目と手の協応
視線入力で得た見やすい位置の情報をもとに、手元を映すカメラとiPadを設置しました。終始iPadを注視して手元の動きを確認しながら取り組みました。
・ボコボコタッパー:右手につけると自分の動きで短時間で3回引き抜いていました。
・ボコボコタッパーミニ:握りと引く方を左右の手で変えてみました。付け替えるとそれぞれの手が、全く違う動きをしていて以前よりよく調整できるようになっていて感動しました。


■数量
・円柱(直径50mm):円柱1、2、3個分を順に手の平において重さで量を感じてもらったあとに、1個分、2個分、3個分入る筒に一緒に入れ高さでも量を捉えられるようにしました。さらに、筒に入った円柱を横一列のはめ板に一緒に入れ、今度は量を長さで捉えられるように支援しました。始終真剣な表情で自分の動きで円柱を入れようとしていました。
・鉄球落とし:量を長さで感じてもらうバリエーションとして鉄球落としに取り組んでもらいました。鉄球の位置まで手を持っていくのを手伝うとあとは自分の動きだけで、押し入れていました。
・円柱(直径30mm)差し: 最初に見やすい位置に提示し穴がいくつあるのか右手確認したあとに、指でも穴の数を確認してからスタートしました。円柱を握った状態で先の方だけ穴に入れると手を離す動きで円柱をさして言ってくれました。途中残りの穴いくつ問題も一緒に考えながら進めました。
■文字
・凸文字(立体コピー)なぞり:あ行?か行?と順番に聞いていくと「ま行」で、瞬きでと視線で合図をくれました。順番になぞっていくと「み」をなぞった時に、文字の輪郭を上手になぞる動きが出ていました。最後に手の平に書いたのは「む」のようでした。なぜ「む」にしたのかは、はっきりと読み取れませんでしたが、今書いたのは「む」だよねと聞くと、手を開き合図をくれました。

Wednesday 14 July 2021(KS)

歴史の学習とスイッチの操作

担当:奥山

【活動の様子】

 最初に奥山が一緒に勉強している友だちの様子を少しお話ししました。それぞれひとりで勉強しているので、お互いに何をやっているか、どういうことに興味を持っているかということを説明することによって「私も興味がある」と発信してもらえるチャンスが生まれます。

 今回はKMさんからコミック本の「鬼滅の刃」を読む方法を探してと頼まれた話をすると、KSさんも体に力を入れて「僕も読みたい」と教えてくれました。次回、読めるように準備してくると約束しました。

 KMさんから「スイッチボックスインベーダー」というシングルスイッチのゲームの挑戦状がKSさんに届いていました。このことが耳に届いたときに武者震いをしたそうです。やっぱり勉強もゲームも仲間やライバルの存在が大切だと、このお二人には教えてもらっていました。

 

 結果は自信のハイスコアに届かず、KMさんのスコアにも届きませんでした。残念!KSさんの見えやすい位置にiPadの画面を設置できなかったかもしれないと奥山も一緒に反省しました。

 次に、大名の勉強「上杉鷹山」の続きです。上杉鷹山が取り組んだ産業の進行についてのお話。漆の実で蝋燭を作ることや、コウゾから和紙を作ること、桑を植えて養蚕に取り組んだことを、動画を交えて説明しました。電気も機械も無い時代に手間も時間もかかる様子等も説明しました。コウゾを蒸したりゆでたりかき混ぜたりしていく様子に頭をピクッと動かしていました。

 最後に最近の音楽のトレンドから、米津玄師の「死神」が話題になっていることをMVを視聴してお話ししました。

 

Wednesday 7 July 2021(KM)

スイッチの操作、ゲーム、鬼滅の刃

担当:奥山

【活動の様子】

今日の取り組みの予定のおはなし。KMさんが「スイッチボックスインベーダー」のゲームをやりたいという話をKSさん(スイッチボックスインベーダーの最高得点ホルダー)に伝えたら、KSさんが体に力を入れて「かかってこい!」(奥山の読み取り)と答えた話をすると、KMさんも体に力を入れて声を出していました。

 また、ONさんに「見たい方を見る」ために回転台の改造をしてうまくいってONさんも夢中になってスイッチを操作していたので、いくつか他の種類の回転台を改造してみたら失敗したことをお話しすると声を出していました。KMさんの叱咤激励と受け止めて返しました。

 最初に、左手指の動きでシンプルタッチスイッチ(フィードバック付き)で操作するところをアクションカメラで見えるようにして練習しました。今日は動きが少なかった様子なので、頭を動かす動きでもスイッチ操作をすることができることを伝えて次の学習へ(次回は手を触ってから取り組もうと修正しよう)。

 次にスイッチボックスインベーダーのゲームにチャレンジ。下顎の奥に貼り付けたピエゾセンサーをPPSスイッチに接続し、BluetoothでiPadと通信。数年前に取り組んだときは7000点に届きましたが、今回はライバルのKSさんのことを思い出してのチャレンジでした。スコアは集中力を発揮して15000点代。KSさんのスコアにはわずか2000点弱届きませんでしたが実力は拮抗しているようです。やっぱり「友」や「ライバル」の存在はとても大切だと実感しています。

 

 次に鬼滅の刃について。前回の学習の時に「コミックの鬼滅の刃を読みたがっているので何か方法はないか」とご相談いただきました。購入したKindle版の鬼滅の刃をスイッチでめくることができればいいのですが、まだ思い通りのタイミングでスイッチを操作することが難しいので、Kindle版の画像をいったんKeynoteに貼り付けて、Keynoteから動画で描き出す際に1枚あたりの時間を設定することで動画版作ってみました。Keynoteでスイッチでめくる版も作りました。一方、視覚的にコミックにアクセスできない方がどうしているか調べると、録音図書やデイジー図書でコミックの録音図書へのチャレンジが始まっていることがわかりました。ドラマの副音声のように、まずコマの状況説明や人物の立ち位置や動き、表情の解説の後に台詞を読み上げるのではないかと推察しました。確かにそういう支援があればコミックを楽しむことができるはずです。

 KMさんはすでにサピエ図書館の利用登録をされているので、お母様にお願いして図書の検索をしていただきました。すると想像通りの「鬼滅の刃」の読み上げ版が登録されていました。ただ、デイジー図書の仕様のためか、コマの画像は添付(リンク)されていないようでした。解決策としては、先にデイジー図書の「鬼滅の刃」を音声で読んで、そのあとにKindle版の画像をKeynote経由で見ることができれば、コミックを味わうことができるのはないかと考えました。

 本日は見開き1ページあたりの時間設定を試していただきました。現在50秒で設定しています。じっと見ているようでした。しばらく体験していただきながら変えていこうというところで終了。

※サピエ図書館は本へのアクセスが困難な当事者のための録音図書やデイジー図書のための図書館です。個人会員登録は、「B会員」→「東京都」→個人情報の入力で利用施設を「日本点字図書館」として申し込みます。数日内に利用する当事者の状態について確認の電話連絡があります。重度の運動障害で本を持ったり本が見えるように頭を動かすことが困難であることを伝えると、その後IDとパスワードが送られてきます。皆様の活用をお勧めします。

 

 

 

Saturday 3 July 2021(OK)

目と手の協応/数量/算数

担当:松本

<活動の様子>

■目と手の協応

・ボコボコタッパー:左右交互に手を出し、チェーンを手繰り寄せながら抜き切っていました。

・ボコボコジャバラ:思いっきり引っ張って良い音と振動を出していました。

・筒抜き差し:手首を回しながら上手に調整して優しく筒を棒にさしていました。よく調整されてた手の動きが引き出されていていました。

■数量

・円柱さし(直径50mm):最初に円柱を手のひらにのせて重さで1個、2個、3個の量を感じてもらいその後、筒に入れながら高さで量を捉えられるようにしました。筒を見ただけで何個入るかいつものように答えてくれました。さらに、筒に入った円柱を横一列のはめ板に自分でうつしながら量を長さで感じてもらいました。

・円柱刺し(直径3mm):穴の数はぱっとみいくつ?円柱をはめながら残りの穴の数はいくつ?と質問しながら取り組みました。文字盤でテンポよく正解の数字を指して答えてくれまいた。

・数の棒:最初に5の棒までの触ってもらい1の棒の何個分であるか答えてもらいました。全部触る前に見ただけで正解の数字を指差していました。次は5の枠に1個余分な棒を紛れ込ませてどの棒が入らないかカチャカチャ棒をはめながら見つける課題に取り組みました。残り一つの溝になったときにどちらの棒が入るのか、スペースを手で確かめながら答えてくれました。量を直感的に捉えるために毎回丁寧に取り組んできる課題です。身体の感覚を通して量のイメージが出来るてきて、数の棒を見ただけで正解を答えられる場面が増えています。

■算数

・5までの足し算・引き算:フラッシュカードを使いランダムに問題を提示しました。ほとんどの問題を正解していましたがつまずいたところは、数の棒で確認しました。高さの方が量を直感的に捉えやすそうだったので、数の棒の枠を立ておきで提示して説明しました。ご本人もわかりやすいと伝えてくれたので、くり上がりの足し算繰り下がりの引き算も立ておきでもう一度復習することにしました。立ておきは、自分で操作しにくいという欠点はありますが、直感的に量を捉えやすいという効果を優先して今後導入していきたいです。

・掛け算:2個穴円盤はめを順番に提示し、1あたり量と掛け算の意味を確認しました。九九は3の段は覚えてくれていました。好きな数字が多く意味づけして覚えやすかったようです。

Sunday 4 July 2021(FKK)

目と手の協応/数量・算数/文字

担当:松本

今回も、アクションカメラとモニター用のiPadを設置して手元を見えるようにして行いました。手がよく動き、次々に課題に取り組みました。

<活動の様子>
■目と手の協応
・ボコボコタッパーミニ:右手にチェーンの先をゴムバンドで固定すると今までにない力強い動きで、チェーンを最後まで抜ききっていました。


・スライディングブロック(直線中央穴):下に引く動きがよく出ていて自分でブロックを何回も穴にはめていました。肘角度を90度から120度にするように支えると上に押す動きも引き出せました。左右の動きでは、右に開くような動きが出やすかったですが、「さっきと反対の動きね」と声掛けすると右に行こうとしていた手が左へ動く場面がありました。意識的にコントロールしているのがよく伝わってきました。

・凸文字(立体コピーなぞり):本日、立体コピーをお渡ししました。右手を支えながら一緒になぞっていくと、ところどころ自分で動かすことが確認できました。手のひらに書いてもらう時にも上下左右、本人の指の動きを確認できました。右でなくて反対の左ねと伝えると一瞬指の力が抜けて逆方向に指が動き出すことがありました。
 あ行をなぞり終わった後に一文字手のひらに書いてみてと伝えると「え」を書いてくれたようでした。嵐の大野くんが絵が上手いから?それとも美術担当の三輪先生と大野くんの絵を描いたから?と聞くと笑顔になったので、伝えたかったことが無事伝わりホッとした様子でした。

■数量・算数
・円柱差し(直径50mm):円柱を手のひらにのせて1個、2個、3個の量を重さを感じてもらいました。その後それぞれの個数が入る円筒に一緒に入れて量を高さで感じてもらいました。
・鉄球落とし:今度は量を長さにして感じてもらいました。穴が1個の面、2個の面、3個の面を触ってもらい個数が多くなると面の長さも長くなることを一緒に確認しました。鉄球は自分で力を入れて落とせることが多かったです。今獲得している動きで取り組める課題なので本人も達成感を感じ満足そうでした。

■物語
・世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ:スライドでウクライナについて説明して国の様子を紹介した短い動画を見てもらいました。本のさわりだけ読んで時間となり終了しました。
ステップバイステップに繋いだ親指のスイッチを自分で何回か押してページめくりの合図を伝えてくれました。スライドめくりの合図をしてくれました。

Sunday 27 June 2021(MH)

目と手の協応/コミュニケーション

担当:小山

■活動の様子

<姿勢>
・バギーと持参の天板。天板の厚みが厚いため、カットテーブルの高さを調整して行いました。左膝に当たらないよう注意しました。

<操作>
・新たなチェーン引き教材:骨型取手が良好で、直ぐに自発的に引く動きが出ました。後方の背もたれがあることが影響しているかも知れません。手首を屈曲させて引く様子が確認できました。

<コミュニケーション>
・VOCA(ステップバイステップ+ビックマック)
いないいないばあと、無意味音声(今回初)の二択。右手操作性向上しており、中央と右側どちらのvocaでも操作可能でした。右側の操作回数が多いものの、自由に選択できる状態になっています。そのため、今後さらに選択の精度を上げるための工夫をしたいです。

<操作>
・銀玉落とし1穴・3穴:ガイドなしで自発的に落としていました。球への定位が確実です。高さがあっても調整できていました。ガイドなしで初めてできました。
・マグニフ:直ぐに手が出ました。親指、人差し指が分化して、一粒ずつ落とす動きも出るました。本日最も目と手の協応が良好な課題でした。
・たまご:たまご型遊具。グラスプ可能。意図的リリースへの促しました。次回再トライします。