コミュニケーション/操作
担当:小山
<活動の様子>
■教材・教具(目的):
・子どもの様子
■歌手遊び(導入):
・注目やアイコンタクトがあり、笑顔になりました。
■VOCA:ステップバイステップ(①あいさつ):
・VOCAの提示ですぐに表出しました。
■絵本2冊(実物の1/2選択(スイッチの選択の導入)):
・「だるまさんが」と「いないいないばぁあそび」の2冊を眼前に提示すると、「だるまさんが」に触れました。左右に入れ替えて再度示しましたが、見比べた後「だるまさん」に触れました。
・「だるまさんが」を朗読すると、よく注目しオノマトペのページで笑いました。
■2キーVOCA「だるまさん」イラスト(キーの1/2選択):
・左側のキーに「だるまさん」のイラストを載せ、「だるまさんが」を録音。右のキーは無音。操作しやすい右キーに触れて感触を味わいました。大人がモデルを示し音声FBがあると関心↑の様子。次第に触覚的な感覚よりも「だるまさんが」の表出が増加しました。
■おしまいBOX(終了の理解や表出を促す):
・絵本やVOCAへの注視が減少したため、「おしまい?」とことばをかけた後「おしまい」+サイン提示の後BOXに片付けました。「バイバイ」とBOXを遠ざけました。過程をよく見聞きしている様子でした。
■ヤクルト形立体抜き、軸、短缶(<操作>握る、握って抜く、意図的リリース、缶を探索して立体をつかむ)
・すぐに立体に触れるとともに、穴を予測するように軸先を探索しました。大人が軸の角度を調整することで抜くことができました。サブの大人が立体の近くに缶を差し出すことで、リリースが促される印象でした。
・缶に積極的に手を入れるので、缶の中に立体を入れると自発的に探索して立体をつかむ。
・立体が天板上に落ちると、探索したりつかもうとしたりするために肘が後方によく動いていました。
■銀玉チェーン引き:リングを把持して引くが、固いために肘が伸展し、指のみで操作していました。
■風呂チェーン引き(肘の動きを促すさらに肘の動きを促す):
・より弱い力で引き出せる教材に変えて実施。この時、操作の開始時に肘をやや屈曲させた状態にすることで、指のみでなく肘を後方に引く動きが生じました。これまでで最もスムーズでした。
■方向性のあるピンポンスイッチ(縦方向の連続した操作、肘の動きを促す、コミュニケーション):
・上記と同様に、スイッチ操作の開始時に肘をやや屈曲した状態にすることで、肘を後方に引いてONにしました。上方に押し出す動きもしばしばありました。
・手首のみで下方へ動かすことが多かったです。肘を後方に下げる動きを他動的に繰り返した後再トライ。再び手首のみの操作で動きが止まると、肘からさらに下方への動きが出てONにしました。
・松本が外出のためにあいさつをして退所すると、1~2分後に突然泣き始め、大きな声で泣き続けました。好きな歌をうたうも泣きやまず。食へのモチベーションが高いので、母と昼食についてやりとりすると、「スパゲティ」 「バナナ」「ぎゅうにゅう」という単語を聞いて泣きやみ笑顔になりました。単語理解向上しています。