Tuesday 12 Nov 2024 FKK

美術

担当:三輪

■活動の様子

「おはようございます」と挨拶すると、Kさんは口を動かして応じてくれました。しっかり覚醒している様子。「今日は絵の具をするよ〜」と声かけしました。

最初に素焼きの小皿の色つけをしました。陶器用のクレヨンの色を選んでもらって、ピンク系と水色系のクレヨンを左手で持って陶器の表面をトントンとたたいてもらい、音を楽しみました。表面と裏面にクレヨンでぐるぐると描きました。

次に、持ってきた本物の落ち葉からKさんの好きなのを選んでもらいました。選んだいろはもみじの葉っぱをお皿に乗せて、上からスポンジで絵の具を塗りました。小皿は、後日釉薬をかけて本焼きして持ってきます。

次に、定番の道枝駿佑くんの塗り絵。写真を見せるとヘルパーさんに「ほらほら、みてみて」という感じで自分からアピールしてました。先に陶器用クレヨンでしっかり握る練習をしたせいか、いつもよりしっかりとクレヨンを握ることができた気がします。左手で顔や髪を塗り、右手でセーターの部分を塗りました。ファイルに入れて、一緒に眺めて終了しました。

 

Wednesday 23 Oct 2024 FKK

音楽

担当:石橋

■活動の様子

Kさんは久しぶりにぐっすりと眠っていました。私が挨拶をしても、ヘルパーさんが声掛けをしても、まるで眠れる森の美女のように深い深い眠りの中にいるようで、ピクリとも反応しません。それどころか、気持ちよさそうな寝息を立てています。

別に具合が悪いわけではなさそうなので良かったものの、仕方がないので、ベッドサイドで「A whole new world 」「Love me tender」「Over the rainbow 」などバラードをゆっくり子守歌風に歌ってみました。Kさんの好きな、SMILE-UP(いわゆるジャニーズ)の動画を流したら起きるかもと、ヘルパーさんがタブレットで流してくれましたが、ますます気持ちよさそうに眠っています。

どうしたものかと思いながら、何気に、寝ているKさんの枕元の壁を見たら、半紙に毛筆で「Happy Birthday !」と書かれたKさんのお誕生日祝いのグリーティング半紙が貼られていました。今年のKさんの祖母様からの素敵なメッセージには、可愛い花の絵が添えられていて、優しさが伝わってきました。Kさんは、仲良しのお祖母様にいつも見守られているようで嬉しいだろうなと思いました。

さて、起きる気配がないので、浪花男子の音に合わせてエイサー太鼓を小さめに叩いていたら、一瞬目を開けたと思いきや、またスース―と寝てしまいました。ついにヘルパーさんが車椅子に移してくれたのですが、やはりお休みモードのまま。
まだ眠いのかもしれないけれど、もしかしたら起きている場合もあると前に聞いたので、せっかくだから、声をかけながら手を取って、リズムに合わせて太鼓の上に軽く手を落としてみました。

1小節に1拍だけ太鼓の音を入れてみると、1拍目に叩く時、2拍目に叩く時、そして3拍目、4拍目など叩く位置によって、いろんなリズムが出来てくることや、太鼓の叩く場所によって音が変わること。真ん中は低い太い音、端っこは高い細い音、回りの木の部分の硬い音、などと話していたら、新しいヘルパーさんが興味を持ってくれたようで、Kさんの腕を持って、一緒に太鼓を叩いてくれました。

そしたらやっと、パッチリ目を開けてニコッと笑うKさん。「やっぱり起きてた?」と思いつつ、何度目かの「おはよー!」を言いながら、次から次へと出てくるジャニーズの曲に合わせて、太鼓を叩きながら8ビートや16ビートでリズムに乘ってみました。
やっと少し音楽が出来たかなと思ったら、またすぐ、目を閉じてしまうKさんでした。

メロディーや出来上がったサウンドだけでなく、リズムにも興味を持ってくれたなら嬉しいなと思いつつ、ジャニーズ系の音は、やはり凄いなと感心した次第です。私が時代遅れなだけかもしれないけれど、改めてKさんが好きな理由もわかるような気がしました。Kさんに感謝です。

Monday 11 Nov 2024 SH

音楽

担当:古賀

■活動の様子

2回目の訪問です。
Hさん作詞の「ともだちっていいな」「ありがとうともだち」を、西村直人さんが作編曲してyoutubeに投稿なさっていたのを知り、作品の内容、生まれた経緯や背景を、音源を再生しながら指談を通して伺いました。聞いていると、自分で作った詩だけど、あらためて自分自身が励まされているとのことです。
その後、一緒に音楽にあわせてリズムや音をとったり、口ずさみながらセッションしました。

「いまの気分は?」と質問すると「気分は最高!」ということで、私がその言葉とリズムを用いてメロディをつくり、「気分は最高」ソングを即興でご両親にも歌ってもらって、ノリノリのセッションタイムになりました。
私自身も指談させていただき、Yes/Noで答えられるような質問をして親しくなれました。

キーボードで歌のメロディーを一緒に指でたどって、最後は一緒に歌ってくれて、1時間という中で、中身が濃い時間になりました。
生のライブでこの歌を披露することが一つの目標となったセッションでした。

Tuesday 22 Oct 2024 HT

音楽

担当:石橋

■活動の様子

今回も、ちょうど学校から帰ったところでしたが、早速Tさんがお気に入りのシナトラやディーンマーチンの動画を観せてくれました。お母様のタブレットを横から急かす様に器用に操作するTさんの手元をジッと見ながら、課題になっている「どうやったらピアノの鍵盤を弾けるようになるか」を考えていました。
Tさんは垂直に立てたタブレットをスライドするのが得意で、鉄琴も横にバチをスライドして音を出していた動画をお母様が見せて下さいました。
スムーズに動かせる部分や方向などがわかれば、Tさんが無理なく音を出す方法も見つけられるかも知れないと思ったのですが、ピアノの鍵盤の上に正確に指を落としていくという動作は、なかなか難しい状況ではありました。

Tさんが観せてくれたシナトラは、有名なクリスマスソングを少し崩してリズムとメロディをお洒落に歌っている動画だったのですが、Tさんは学校などで習う一般的な元曲を知っていて、そのメロディーやリズムを崩しているのを理解した上で、崩している方を好んで聴いている様子でした。その辺りがTさんの音に対する鋭い感性と、独自のこだわりを持っているところなのかもしれません。

せっかくだから私の歌も聴いてもらおうと、生ピアノで「枯葉」を弾いてみたら少し興味を示してくれたようでした。それを見て、お母様が私の右横に椅子に座ったままのTさんを連れてきてくださいました。嬉しいことに久しぶりにTさんはピアノを弾く気になったようで、手の指の関節を鍵盤の上にそっと当てて、ピロッ、ピロッと音を出してくれました。
「あ、いいね!」「イイ感じ!」と言ったら、そのうち右隣の高音ではなく、左の低音の方に行きたがっている様子で、お母様が椅子ごと移動して下さったら、今度はさらに左へ体をねじるので、お母様が「もしかして、電気ピアノの方?」と、同じくTさんを椅子に座らせたまま電気ピアノの前へ移動させてくれました。

ここで、今までなら私も電気ピアノの前に移動していたのですが、今回はそのままピアノの前に待機して、後ろからTさんを見ていました。
久しぶりの電気ピアノですが、前にTさんがボタンをあちこち押していたら突然、内蔵のショパンの模範演奏曲が始まって、いきなりフリフリダンスをしていたことを思い出しました。今回はどう使いたいのだろうと思っていたら、ひとまずお母様が音が伸びるオルガンの音にセッティングして下さって、おもむろにTさんが電気ピアノを弾き始めました。ゆっくりと鍵盤の真ん中あたりに握った手を置いて、隣り合った音を同時に鳴らす前衛的な和音ではありましたが、気持ち良さそうにジッと聴いている様子。それを見て、さっきのシナトラの崩し方を好むTさんを思い出し、「そうしたかったのかぁ。」と思った私は、それを聴きながら、「私も入っていい?」と断ってから、チョロッと生ピアノを弾いてみました。
すると、Tさんは振り返ってこちらを見たので、私もTさんを見ながら音を足して行きました。音と音の交信が上手くいった気がしたので、さっきの「枯葉」を歌ったら、そのままTさんは別の音を押さえて伸ばして、こちらを見ています。明らかにTさんなりのアプローチをしていると感じました。

なんだか良い感じになってきたので、続けてTさんの一番のお気に入りの「ハロードリー」を弾いてみました。すると、Tさんは例の上半身を思い切り左右に回転させて「楽しい!嬉しい!」のフリフリダンスを見せてくれました。Tさんは、そのまま電気ピアノを弾きながら、一緒に何度も繰り返して「ハロードリー!」を演奏しました。

実際に鳴っていた音は、ちょっと前衛的な響きだったかもしれませんが、互いに時々見つめ合いながら、音を確認しながら演奏する様子は、まるでジャム・セッションというかコラボというか、まさに即興で音楽を作っていく感覚でした。こんなことができるなんて思ってもみなかったので、驚きました。この後、一旦椅子から降りてクリスマスソングを聴いてくれたのですが、最後にもう一度「ハロードリー」をセッションして終わりました。

いつもは、Tさんを抱えながらお母様がピアノの椅子に座るのですが、この日は初めて、椅子とTさんをコルセットの様な布でゆるく巻いて固定する方法で、Tさんはひとりで座っていました。お母様としては、Tさんの体が大きくなったからかもしれませんが、もしかしたらこのことも、Tさん自身が独立した気持ちで自由に発信できたのかもしれません。それを意識していたのか、コラボが始まったら、お母様がわざと奥に入ったりして、Tさんの視界から消えてしまう場面もありました。前は、Tさんがお母様を追いかける場面もあったのに、今回は堂々と電気ピアノを弾いていました。

Tさんのやる気を引き出すのが難しいと仰っていましたが、独立心や自由な創造力を引き出すために、お母様が陰ながらサポートして下さることは本当に有難いことだなと思いました。何より無理に弾かせようとしないで、自然に気分が乘って弾いてくれたのが一番嬉しく、しかも明らかに自分や私の音を聴きながら、自分の意志で弾いていたのがハッキリわかったので、感激でした。お母様からいただいた「音楽で自分を表現する」という目標に、少し近づいたのではないかと思いました。次回が楽しみです。

Saturday 19 Oct 2024 MM

音楽

担当:石橋

■活動の様子

久しぶりにお会いしたMさんとご両親でしたが、変わりなくお元気で明るく迎えていただき嬉しかったです。Mさんは少し体が大きくなったような気がしましたが覚えていてくれたようで安心しました。

何より驚いたのは、御家族でお出かけした先で楽器展覧会に遭遇し、電気ピアノを購入されたとのこと。早速いつもの持ち込みミニピアノの代わりに有難く使わせていただきました。いろいろな機能が付いていて使いこなすのが大変そうですが、Mさんの好きな「アンパンマン」の模範演奏もあるとのことで、Mさんは興味津々で聴いているそうでした。

お父様の操作でリズム付きの模範演奏「星に願いを」を、JAZZ風4ビートで出して下さったので、カラオケがわりに歌ってみました。他にも、内蔵指定曲ならタイミングさえ合わせれば、鍵盤の何処を押してもその曲のメロディが奏でられるというシステムなどもあり、思わず「スゴ~イ!」と一緒に盛り上がってしまいました。ただテンポやリズムを合わせるのが難しそうなので、Mさんの興味に合わせて少しづつ活かせていければ良いなと思います。

まずは基本的なピアノとして使わせて頂くことにしました。Mさんのお気に入りの一つ「おもちゃのチャチャチャ」を弾き出したら、それまで大人達の話を不思議そうに聴いていたMさんの顔がパッと明るくなりニコニコ顔に。
続いて「南の国のハメハメハ大王」「五匹のこぶたとチャールストン」「Whole new world」なども続けて聴いていただきました。

ご両親が、ずっとMさんを見ながら打楽器を鳴らして下さったので、Mさんもニコニコと楽しそうでした。そこで、前にMさんが一緒に歌うように声を出してくれたことがある曲を思い出して、お父様とお母様のご協力を得て、ブルースのコール&レスポンスをやってみました。後半に、チョッと難しいフレーズを入れてもチャンと返して下さったご両親にはビックリしましたが、Mさんは一緒に声は出なかったものの、大きな目を益々大きく開けて、ご両親が歌っているところを見ながら、時々体を動かしていました。

調子に乗ってさらに同じような曲調の「 Alright, Okay, You Win」なども歌ってみましたが、ご両親が積極的に掛け合いで歌って下さったので、初めて聴くMさんも「この曲はなあに?」と言うように、耳を澄ませてしっかり聴いてくれている様子でした。

ところでMさんの得意な楽器はウインドウチャイムですが、今回は、いきなりMさんの大好きな「ドレミの歌」のイントロを弾いてみたら、「あれ?」と言う表情。でも歌が始まると、「あ、やっぱりあの歌だ!」と言う風にパッと顔が明るくなりました。実はこの曲は、まず最初にMさんにチャイムを鳴らしてもらってから、その合図でピアノのイントロが入り、続けてみんなで歌う、というアレンジで何度も練習して、Mさんがだんだんチャイムを鳴らせるようになった経緯がありました。Mさんのテーマ曲として大事な曲なので、久しぶりにウィンドウチャイムを車椅子にセットしていただいて、もう一度、歌ってみることにしました。
Mさんの身体が大きくなった分、腕が伸びてチャイムの位置が鳴らしにくいかもと思ったのですが、
自分でちゃんと腕の移動コースを考えて動かしている様でした。鳴らし方も、腕を振り下ろす時と上げる時の両方を、ちゃんと覚えていたようでした。
Mさんが鳴らすのを皆で待つ時間も短くなっていて、曲中でもタイミングよく鳴らしてくれるところもありました。久しぶりなのに、曲の構成や楽器の扱い方も覚えていてくれたようで嬉しくなりました。

さて次に、Mさんの大好きな「はらぺこあおむし」を歌い始めて、ふと、この曲の途中で何度かメロディが展開する前に音が少なくなるブリッジ的な部分があるので、そこにチャイムを入れられないかなと思いました。Mさんが、前よりもずっと早く上手にチャイムを鳴らせるようになっていたことと、この曲の展開する繋ぎの部分を覚えているようだったので、もしかしてと、急にひらめいた次第です。試しに場面転換の部分で、ピアノを少なく鳴らしながら、同じフレーズを繰り返して弾いている間にMさんにチャイムを鳴らしてくれるようにお願いしてみたら、初めは「え? 鳴らしていいの?」という感じでしたが、Mさんのチャイムの後で次の展開に移っていくと、明らかに表情が変わって来て、だんだんこちらの意図が伝わってきたようでした。

3回目には、チャイムを入れる場所もだいたい分かってきた様子で、これには驚きました。イントロの合図として頭にチャイムを入れるだけよりも、一緒に曲を演奏している感じがますます出てきたからです。「はらぺこあおむし」の曲をMさんのチャイムと合奏をしている様な形になってきました。

Mさんとしては、今まで聴くのが大好きな曲だったのに、あれこれ考えながら演奏に参加するというのは、どんな感じなんだろうと思いましたが、めんどくさがるようでもなく、鳴らした後の曲の展開を楽しんでいる様子だったので嬉しかったです。Mさんのチャイムの使い方が進化していくようで、これからますます楽しみです。

Sunday 10 Nov 2024 FKK

目と手の協応/スイッチ操作

担当:松本

■活動の様子

・目と手の協応:手元が見えるようにカメラとiPadをモニターとして設置してスタートしました。最初は左手が伸びていたので、左手に教材を提示していましたが、途中から右手に変えたところ、意図的に力が入ることが多かったです。ボコボコリングは右で握り、左手でチェーンを引っ張るようにして取り組みました。左手を外に開く動きで何回もチェーンを引き抜いていました。次に回転ドラムとカバさに取り組みました。右手を自分の体の方へ引く動きで回転させていました。半球付き円盤はめも同じ動きではめていました。スライディングブロックに取り組もうとした時に覚醒が下がったので、スイッチ操作に取り組むことにしました。

・スイッチ操作:iPadをスライドスイッチで操作しました。インターフェースはできiPad2です。奥山支援員作の11月の音楽情報をスイッチで進めました。うとうとしながらでしたが、音楽がかかると目を開け、知っている曲かどうかの質問には瞬きと口の開きで答えていました。

Sunday 10 Nov 2024 SY

目と手の協応/数量

担当:松本

覚醒が高く、熱心に最後まで取り組めました。

◼️活動の様子

・目と手の協応:ボコボコチェーンからスタート。最初は左手でチェーンを引き寄せる動きで、途中から、左右の手を使い交互にチェンを引っ張っていました。ボールチェーンを一粒一粒穴に戻す動作も安定していいました。指先の震えがなく目もよく使って進めていました。ボコボコじゃばらの畳み方も両手の位置を変えながらとってもスムーズに行なっていました。石けりいれ、ねじ回しに取り組んだ後に円柱差しを提示しました。

・数量:5個の円柱差しを様々な角度で取り組んだ後に、数を増やしたいという本人のリクエストに答えて、6個、7個と10個まで増やしていきました。途中で5に1足して6だというふうに自分から足し算を始めたので学校からの宿題である5に幾つ足したら8になるという補数問題のプリントに取り組みました。円柱差しで穴や円柱の数を数えて正解を導いていたのですが、途中で数の棒に変えて最初に8の棒を入れその横に5の棒を、残りのスペースに選択肢からぴったりの物を選ぶという課題にしました。選択肢の棒を順番に入れていくやい方と、大体の目安で、一つ選ぶ方法と両方のやり方で行なっていました。何よりも病院の階数や診察室の番号でモチベーションを保つことができ、学習後も病院の予約表を見ながら数の棒を印刷している数を合わせ自分でストーリーを作って楽しそうにしていました。進路先でもルーティーンで目と手の課題や数の棒に取り組める時間が取れると良いとお母様と話しました。

Saturday 9 Nov 2024 MM

視線入力/目と手の協応

担当:松本

◾️活動の様子

・視線入力:ポジション調整からスタートしました。少しだけ、画面の角度を変えることですぐに定位置に調整でき風船割、車、玉滑り台、花火の順にから取り組みました。今日は、真ん中よりやや右の位置で止まって、そこを基準にして視線を動かすことでターゲットを定位していました。特に滑り台では、定位置で待ち伏せするように滑ってくる車や玉に視線を当てていました。意思表出も明確で、最初の風船の時には、視線を逸らし次の課題に変えてほしいことを伝え、滑り台の時にはうまく視線が定まらないと声を出して伝えていました。最後に、塗り絵対戦をして終了しました。

・目と手の協応:手元が見えるようにカメラでモニターしたものを視線入力で使ったモニターに映し出すようにして取り組みました。どの課題でも、画面をよく見ながら手を動かしていました。ボコボコチェーンリングから始めました。左手に大きなリングを引っ掛け、右手を開きながらチェーンを引っ張る形で取り組みました。3回とも同じ動きでチェーンを引き抜きました。次に、回転ドラム、半球付き円盤はめを使い、手を身体の中心の方へに動かす練習をしました。外側へ開く動きを我慢して、なんとか調整しながら動かす様子が確認できました。以前は、力が入り、身体が固まってしまうことがあったのですが、最近座位ではほとんどなくなり、力が抜けた柔らかい動きで教材教具に取り組んでいます。感覚の使い方と運動のコントロールが上手になり全身状態が落ち着いてきたと私も実感しています。

学びサポートが終了し、ベットに移ると満足そうな表情で見送ってくれました。