Sunday23 February 2020(MH)

「目と手の協応/コミュニケーション」 

・ 前回みられた泣きは全くなく、終始安定していました段ボール股付き椅子+座面の滑り止めシート+ソフト伊達締め+足台にて姿勢を整え開始しました。意欲の高まりに伴い左方への傾きが顕著に。お父様のアイデアで円柱状の筒を左方隙間にはさむことで傾きは改善されました。ブルブルチェーンを、初めはガイドにて左手握り、3回目より手指近くに持ち手を示すと自ら握ろうとしました。次第に上肢を耳の方まで挙げて引き抜いていました。

・好みのフーリンの写真カードの提示に、母のスマホでパプリカを流しました。写真と歌を同時にON-OFF。次第に笑顔が出てきました。提示後、パプリカを録音したVOCAを児の手指に当てることでONに。数回行うと自ら手指を動かしてONに。因果関係理解と同時に期待感があり、緊張して両上肢が頭部の方向に引かれる様子が確認できました。

・次に、机を取り、足での操作を促しました。自発的な動きが確認できました。

・タクトスイッチは右手親指と人差し指にてピンチ+ONが可能に。しかし口に入れることが目的に変化。

・視覚性コミュニケーション手段の導入:フーリン写真カードと無地カードを同時に目前に提示。2枚を繰り返し見比べ、2回目に写真を注視したタイミングで無地を除くことで写真への注視を促しました。次第に定位が速くなり、注視時間が長くなりました

・T字型木製教材を手をガイドし左手に握る。2回目でチェーン引き時の動きが出て、引き抜きました。次回も継続していきたいです。