目と手の協応/数量/漢字
担当:松本
高等部を卒業後初めての学びサポートでした。大人の雰囲気を漂わせ、目と手の課題も余裕を持って取り組んでいました。
◼️活動の様子
・目と手の協応:ボコボコチェーンからスタート。左右の手を使い交互にチェンを引っ張っていました。ボールチェーンを戻すとき、今日は一粒ずつ全部手際よく指先で押して戻していました。
ボコボコ蛇腹は、両手をあげて引っ張りました。この課題は職場でも取り組んでいるようでもしかしたら体操のように取り組んで、いるのかもしれません。戻すのも上手でした。ネジ回しの課題も戻す時に台の方を自分で傾けてネジ穴にネジがかみやすい角度を自ら調節してすぐに戻していました。2個ある課題は両手にネジを持ちいっぺんにねじ込んでいました。職場での作業は次から次にものが来るので、そのペースが実はご本人に合っているのかもしれないと思い課題も次々に提示しました。石蹴り入れ、円柱差し、体積パズルとハイペースでこなして、円柱差しの穴の数も手際よく数えていました。
いつもは時間切れで取り組めない平面構成もでき、しかも三角形の表裏をひっくり返す3次元回転が必要な課題も試行錯誤の後に解決していました。
数量:途中睡魔に襲われたのですが、お母様の音楽をかけるアシストにより復活し、3桁までの数の位取りを、これを取ったらこれを入れての繰り返しの作業的な枠組みを作り、良いペースで取り組みました。10に上がるところ、100に上がるところで知性の揺さぶりがあったようで、「これは」と何度も言いながら数の棒と数表示の木を枠の中にはめていました。
文字:通所施設の同じ学校卒業生の先輩の名前を書きました。凸文字をなぞった後にいつもより小さめの枠(A4 8分割)にフルネームを書きました。利き手を支えると字形の動きがすらすらでます。先読みの力が強く、今書いている字画の途中で次の画に行こうとすることがありましたが、バランスよく枠内に書きました。明日先輩にプレゼントするとのことでした。