Friday 30 Jan. 2026 HK

担当:奥山敬

【活動の様子】まず、外の様子の報告と本日の予定のメニューの予告をさせていただきました。
 首に緊張が入っている様子で、アームで提示したiPadの画面を見るのが難しい様子だったので、「聞いているだけで大丈夫。HKさんのiPadに「うま」のKeynoteを後で入れておくので、後で確認しておいてください」とお知らせしました。
 最初に、いきものの勉強で本日のテーマは「うま」。ポニーの仲間のミニチュアホースの説明をしているときに、訪看の方が「飼っていた」と教えてくれて、HKさんも興味を持たれた様子なので、後日詳しい話しを聞くことになりました。
 続いてスイッチ操作の取り組み。PPSスイッチのピエゾセンサーをHKさんのこめかみに貼り付け、その様子をiPhoneのインカメで確かめてもらってから、PPSスイッチースイッチヘルパーー孫悟飯システム(振動のフィードバックを付与するユニット)−iPadタッチャーの接続をヘルパーさんにも確認してもらって、HKさんが瞬きをするたびにiPadの画面で悟空が「カメハメ波」を撃つ動画が出てくるKeynote教材に取り組みました。深く瞬きをして取り組んでいらっしゃいました。

Saturday 17 Nov. 2026 FK

目と手の協応/文字/スイッチ操作

担当:松本

◾️活動の様子

・目と手の協応:テーブルを取って肘を後ろに引ける状態でボコボコチェーンから取り組みました。

ボコボコチェーンは、直接リングを握ったまま離すことなく最後まで引き抜くことができます。

肘を引く動作をして欲しかったので、お母様にタッパーの方を持ってもらい私と一緒に肘を使って抜く動作を何回か練習しました。なかなか引く動きが出なかったところ、お母様が前傾姿勢気味にリクライグを前に倒して姿勢を整えてくれました。その瞬間肘を引く動きが出ました。角度はだいたい15度ぐらいでした。お母様のこのアシストのおかげでその後自分だけで肘を引きながらチェーンを引き抜くことができました。続いて取り組んだボコボコチェーンミニでは、呼吸を整えてから提示したところ、自分で引き抜ける場面が何回もありました。姿勢と呼吸の大切さを改めて教えられました。

 次に平面埋め込みカバサT字レバーを使って肘を伸ばす動きを練習しました。得意な肘を屈曲させて引っ張る動きを何回か行った後に、介助を受けながら伸ばす動きを練習しました。何回か、引く動きの後に、力が抜けたニュートラルな状態になり、そこから押す動きへの変換ができていました。

 同じ押す動きでスライディングブロックに取り組みました。肘を曲げて強く引き込む動きが多かったために、意図的に思いっきり引き込んでもらった後に反動で伸ばす動きを利用してブロックを前に押し出す練習をしました。中間地点ではまだ引き込む動きが優位でしたが、思いっきり引き込み、その動きが充足されると今度は、反対方向(おす、伸ばす)動きの方が優位になりました。両方の端(引く、押す)を思いっきり体験することで、中間の調度良い、どちらの方向へも行けるニュートラルな状況が徐々に形成されていくと言われますが、まさにそれを実践しました。今後の変化が楽しみです。

・文字学習:文字盤で本日練習する文字を選んで、凸文字なぞり→手のひらに書く→メッセージボードに書くの順で行いました。今日は「さ」行、さらに「さ」を選びました。「作業」の時間のことと聞くとそうだという感じで声と顔をこちらに向けることで合図を出してくれました。最近通所施設でコンスタントに作業ができているようです。

・スイッチ操作:iPadの操作をスライドスイッチで行いました。奥山支援員の1月の音楽情報を手まえに引く動きでスライドを進めました。振動スピーカーを使用しました。その後、「マリオラン」のアプリに初めて取り組みました。初めてだったせいか、音楽情報の米津玄師の方への興味が強かったです。

Saturday 27 Dec. 2025 HT

音楽

担当:石橋

■活動の様子
今回Tさんは病み上がりで体調は今ひとつだったそうなのですが、初めにゆっくりめのクリスマス・バラードを歌ってみました。
反応がおとなしいので「Tさんが一番好きなクリスマス曲はどんな曲ですか?」と聞いてみたら、お母様が「クリスマス曲はみんな好きですけど、最近はこんな曲を聴いてます。」と、Tさんのお気に入りクリスマスソングをiPadで聴かせてくれました。
それは60~70年代のアメリカン・クリスマスソング・メドレーみたいな動画で、ウキウキ感満載のリズムとメロディーでした。

残念ながら、その曲は知らなかったのですが、似たような曲なら知っていたのでリズムを変えて歌ってみました。ご存知「赤鼻のトナカイ」と「サンタが街にやってくる」です。直ぐにお母様もリズムに合わせて鈴を鳴らしたり、電気ピアノでメロディーを弾いたりして盛り上げて下さいました。何度か繰り返し歌ったら、Tさんも少し動き始めました。

調子が出てきたので、一緒に弾けるようにと、お母様が私の横に椅子を置いてTさんを座らせてくださいました。初めは私の右側にいたのですが椅子を降りようとするので、左側に移して下さったら落ち着いて、音をジッと聴いている様でした。

そのうち、ピョロッ、ピロッとピアノを触りだしたものの、何故か突然私の左手の薬指をつかんだまま離さないので、結局左手の薬指をつかまれたまま最後まで弾き続けました。もしかしたらTさんも、一緒に演奏している気持ちになっていたのかも知れません。

それからTさんは、お母さんにサンタ帽をかぶせてもらうと電気ピアノに移動して、今回はクラビノーバの音でセッションしてくれました。オルガンの様に音は伸びないので、濁った音が混ざる感じは少ないものの、ピアノの音と綺麗に混ざる音を探すのは大変だったと思います。でも本当に驚くほどピッタリ合ったイイ音を入れてくれました。もちろん、お互いの目と目を合わせて音を出す事も、今回はバッチリ出来ました。

Tさんのテーマ曲「ハロードリー」では、椅子に座ったまま嬉しい時のフリフリダンスを見せてくれましたが、賑やかなブルースの「Alright,OK.you win!」の時は、ジッと耳を澄まして聴いていた様でした。実はまだよくわかりませんが、Tさんの興味が、明るいだけのクリスマスソングではなく、不協和音だけのジャズでもなく、短調でも長調でもない平らな土台がしっかり見える部分を含んだ曲にある様な気がしたのは、今回初めて気が付いたところでした。

時々とても大人っぽい表情をして何かを考えているみたいなので、その考えている言葉がわかれば良いのにとお母様にお話したら、赤ちゃんの時は、今よりもっと大人っぽい表情をしていたそうで、それは神々しくもあり、自然に頭も下がり、名前も「さん」付けで呼んでいたそうです。大きくなるにつれて、「Tくん」と呼ぶようになったそうでした。

その表情とか在り様がとても崇高に感じて、賢者というか全てを悟っている人のように思えたらしく、とても「ちゃん」付けでは呼べなかったと。
思いがけない話に、深い愛を感じました。

Saturday 10 Jan. 2026 OK

園芸

担当:矢作

■活動の様子
新年のご挨拶を元気に交わしてから、大根とかぶの収穫をしました。小ぶりながら美味しそうなものが一つずつ収穫でき、笑顔が弾けました。おうちで育てた新鮮な野菜を楽しく食べていただければと思います。

残りの大根とかぶ、人参はまだ小さいので次回の楽しみにとっておきます。ブロッコリーは小さな蕾ができてきました。脇芽もあるので、これから次々に収穫できそうです。花の寄せ植えも順調に育っており、野菜と合わせて追肥をしました。

続いて、新年の生け花をしてみました。竹を切った容器に松、南天、菊、葉牡丹といった新春らしい花材と、Kさんの大好きな黄色のバラなども加えました。一本ずつ長さやバランスを考えながら、ハサミで切ってもらいました。ハサミを持つ場所さえ気をつけていれば、パチンと良い音をさせて、一人で切ることができました。ゴミもきちんと片付けてくださいました。

生けた後は竹の容器に赤や金の小物で飾りをつけ、完成です。お花の香りをかぎながら、ゆったりとした良いひとときになりました。