音楽
担当:石橋
季節は巡り半年ぶりの訪問でした。
雨が降っていたので、打楽器を並べながら「そろそろカエルの好きな季節かな~?」と、まずは「カエルの歌」を、お父さんとお母さんと私の3人で輪唱。
Mくんの好きな曲だそうで、始まると、目を大きく開けてニンマリ。耳を澄ませてジッと聴いている様子でした。
M君には、久しぶりにウィンドウチャイムを好きな時に鳴らしてもらうことにして、お父さんとお母さんにも木の打楽器で参加して頂きました。
「5匹のこぶたとチャールストン」から、「パプリカ」「南の島のハメハメハ大王」「You are my sunshine」などを、時々ご一緒に歌いながら打楽器を鳴らして下さいました。
M君は、久しぶりのウィンドウチャイムに指を当てる位置が最初は決めずらかったのですが、チャイムの位置が決まると、
まずM君が右腕を後ろにグッと引いてから、今度は手首を反らすように腕が少しずつ上がっていきます。その時、全部の指を思いっきり広げてから、ゆっくり振り下ろすと、チャイムに指が当たって「シャランチャラン」と綺麗な音を出してくれます。腕が伸びたのか外す事が少なくなり、何度か良いタイミングで鳴らしてくれました。
だんだん乗って来たので、久しぶりにブルースのコール&レスポンスをやってみようとしたのですが、途中で「ハッ!」とコロナの注意事項に気が付いて、マスクはしているものの横を向いて大声を出す事に。
すると、なんだかやはり不自然で、向き合って歌わない事には楽しくもありません。
お母さんも、それに気が付いて、早々に終わらせました。
M君は、突然私がそっぽを向いたので驚いたかも知れません。ごめんなさい。
ここで少し静かな曲、反戦歌の話をしながら「What a wonderful world」を。
続いて「Smile」も。この曲は、お母さんが一緒に歌って下さいました。
M君が大好きという「はらぺこあおむし」は、歌い始めたらお母さんが小さな絵本を持ってきてくださいました。
「大きな古時計」も初めて歌ったら、「チクタク、チクタク」の所で、お母さんがM君の手を取って揺らすと、嬉しそうにお母さんの方を見ていました。
さて、Mくんのテーマソング「ドレミの歌」は、今回は初回に戻って、そのままウィンドウチャイムを使って一緒に合奏しました。
お父さんにも、例のスチールドラムで参加して頂きました。実は私が「他のどこでも見たことのないスチールドラムを、もう一度お父さんに演奏して頂きたい。」と言うと、お母さんがわざわざ出してきて下さったのでした。
ハッキリした金属音で「ド、レ、ミ、~」と入るだけで、メリハリが付き明るさが増す感じがします。何より、家族で合奏できる楽しさ倍増です。
いつものように、Mくんの鳴らしてくれる音から始まり、ワンコーラスごとに止まってM君の音を待ってから演奏を始めます。
前は、皆が「頑張れ!」「あともうちょっと。」「ダイジョブ、できる、できる!」などと声をかけながら、M君の右腕が降りてくるのを一生懸命見守りながら待つ感じだったのですが、今回は、ご両親もあまり声をかけずに静かに見守る感じでした。
皆でM君の音を待つ時間が短くなってきたのと、歌の途中で鳴らしてくれた音が、前にはなかったほど鋭く力強く「ジャッ」と鳴らしてくれる時もありました。
体が少し大きくなって、腕の力も強くなって、更に一連の動作にも慣れてきたからでしょうか。
時々、私を真っすぐ見てくれて、表情も少し大人っぽくなったような気がします。成長を感じるのは嬉しい事です。
もしかしたら、小さい太鼓を叩けるかもしれないなと思いました。
次回は、タンバリンの大きさで皮が丈夫そうな太鼓をお持ちしようかなと思います。