Sunday 29 September 2019

「目と手の協応/視線入力/スイッチ操作」 担当:松本健太郎

・右下横向きの姿勢で、右肘が安定している状態で、手元が見えるようにカメラとモニターを設置し、写真のようにメダルはめを行ないました。あくびをすると右手が動くことを利用して、4回とも穴へスライドさせて入れました。一緒に見ていたお母さんも偶然によるあくびではなく、意図的にあくびをして課題に取り組んでいると認め、驚いていました。重度重複障がいの方があらゆる身体の動きを総動員して、自ら工夫し課題に取り組むことはエピソードとしてよく聞きますが、自分の目で確かめることができ感動しました。やっぱり、Kさんは偉い人だなと再確認しました。

(学びサポート Kくん)

Tursday 12 February 2019

「美術」 担当:真鍋麻里

そろそろ、ご本人の活動の見通しもついてきたので少し冒険して

スライムを試してみました。

色々な感触で作って持って行ったのですが・・・・

感触が気持ち悪かったみたいで受け入れてもらえなかったです。

残念!!

ですが、この感触が苦手ということがわかってよかったです。

(学びサポート Oさん)

Sunday 15 September 2019

目と手の協応/平面構成/立体構成/算数/文字」
担当:松本健太郎

谷田部さんの訪問を期待していたようでしたが、松本とも合計1時間ぐらい集中して学習することができました。途中、ビデオを撮っているからかっこいいところ谷田部さんに見せようね、とか、これ終わったらパソコンパチパチやろう、とか、モチベーションが下がらないように工夫して、学習を進めました。私とも仲良くやり取りしてくれて助かりました。

○プルブルチェーン(太いチェーン・アイスクリーム型・レバー型(直線・L字))

太いチェーンは、自分から左右交互に手が出ていました。アイスクリーム型も初めてだったのですがですが、握る側と、引く側で両手の協応が上手くできていました。直線レバーは、上下左右そしてL字型レバーも迷いなく手が動いていました。

○円盤・円柱・石蹴りコイン入れ

羽目板を、提示して「穴がいくつあるかな?」と聞いてしばらくしても返答がなかったので、円盤を入れながら数えていきました。「1個目、これは、お父さんの分」などストーリーにして数を数えていくと上手くやり取りが出来、集中力も続きました。円盤、円柱共に、5個までの直線と平面まで取り組むことができました。石蹴りコイン入れも外向きの手首の動きが出るようにスリットの角度を調整しながら提示し、その動きを出すことが出来ました。

○平面構成(数の棒)

5の枠の長いものからやりたいと伝えてくれました。枠にぴったりはまるパーツをもれなくはめることができました。4の枠に2の棒の組み合わせも、縦横の組み合わせではめていました。

○立体構成(体積パズル・立体パズル)

パソコンに気持ちが、引っ張らながらでしたが、提示された課題は完成させていました。途中、難しい場合は枠を用意して提示しました。枠が欲しいと自分から申告してくれる場面もありました。枠の利点としては、ここに入れるという空間的手がかりが増すこと、操作の時に、入れたパーツが落ちないため操作性が上がることが挙げられます。体積パズルは、2分割、2分と4分割、2分と4分と8分割全ての課題で様々な空間軸(縦横斜め)で入れることができました。

○文字学習(立体コピーなぞり)

あ行のみでしたが、書見台に提示した立体コピー一緒に右手でなぞりました。なぞると、手元をよく見ていくれて、手を引っ込めることもなかったので継続していくと良いと思いました。

※お母様から、壁に貼ってあった数字を声を出して読むようになったという報告がありました。まだ2回だけなのに、と学習の効果に驚いていらっしゃいました。

※基礎学習で文字を学習していくのと同時に生活の中で文字を手掛かりにするように、絵カードの下に文字情報を入れたものを選択する時に使ったり、予告に使ったりしながら、次に文字だけのカードに移行していく取り組みを始めましょうと提案しました。文字は、ひらがなメインですが、iPad、パソコンなどは一般に使われる表記の方が、実用的なので良いことも伝えました。お母様も作ってみるとのことでした。

※自分に身近な物語を文字にして一緒に読むという取り組みも良いと思われるとお話ししました。また、日記に様に、その日の学習を振り返りながら短文で構わないので一緒に文字にすることも良いかなと思います。

(学びサポート OKくん)

Sunday 1 September 2019(MM)

「文字学習/目と手の協応」
担当:松本健太郎

○目と手の協応・文字学習

・飼っていたミヤマクワガタのことについて、Keynoteにまとめ、ご本人にスイッチでページを進めてもらいながら学習しました。画面のよく注目しながら、スイッチも右手で押してくれました。このプレゼンの中で、もっと深く学びたいキーワードをピックアップして教材を用意したいと思います。

・文字入力について、新しく作成した文字盤をkeynoteの画面と連動させ、文字盤の文字の部分を押すと行と文字が進んでいく方法を試しました。選びたい行のところで、声で「この行」「この文字」ということを伝えてくれました。文字盤では「クヌキ」という文字を選びました。その前にミヤマクワガタの勉強をしていたので出てきたのかもしれません。すぐに、幹や葉の写真を一緒に確認したら納得した様子でした。

・手元を写してモニターで確認しながら行いました。スライディングブロックの操作がとても上手でした。左右によく手が動いていました

*今日は、ずっと何か言いたそうだったのですが、こちらがわからず、お母さんが最後にミヤマクワガタの亡くなった話をしだすとそれそれと、目を輝かして「それを伝えたかったんだ」という表情を見せてくれました。ご本人から直接伝えられる方法を見つけたいと強く思います。

(学びサポート MMくん)

Sunday 1 September 2019(FK)

「視線入力/目と手の協応/文字学習」 
担当:松本健太郎

○文字学習
文字入力について、新しく作成した文字盤をkeynoteの画面と連動させ、文字盤の文字の部分を押すと行と文字が進んでいく方法を試しました。選びたい行のところで、指の力が入り「この行」「この文字」ということを伝えてくれました。ずっと画面に注目して真剣に取り組んでいました。選んだ文字列から、こちらが御本人の伝えたいことを読み取ることができませんでしたが、今後このようなやり取りを通して精度が上がっていくと思います。
文字盤の設置角度を固定して置けるように工夫する必要があります。
○視線入力
目の動きがとてもよく「塗り絵」は最後まで塗りつぶしクリアできました。「風船割り」も画面全体に視線が最初から広がっていて、「射的」は2択も4枚最後までできました。

*Kさんが社会教育で受けている英会話の授業(区が行っている在宅型の生涯教育「社会教育訪問学級」)の講師の方に「学びサポート」の様子を見学していただきました。今後も方法さえ工夫すれば全ての方が、能動的・主体的に学びを広げ、学びを深めることができるという事実を多くの人に伝える機会を積極的に作っていきたいと思います。

(学びサポート FKくん)