視線入力/目と手の協応/数量/文字
担当:松本
<活動の様子>
■目と手の協応
・ボコボコチェーン:左手につけてチェーンを引っ張ってもらいました。何度か自分の動きで引っ張りタッパーからチェーンを抜いていました。
・ボコボコチェーンミニ:左右両方の手で取り組みました。なかなか自分の動きが出なかったので2人羽織で一緒にチェーンを抜きました。
■数量
・φ50mm*30mm厚の円柱重さ確かめ:袋に入れて重さを感じてもらいました。手をブラーんと下に下げた状態で、少し揺らすのを手伝ってより重さを感じられるようにしました。袋を左手に持った状態で、立体コピーの数字も右手でなぞりました。
・φ50mm*30mm厚の円柱筒入れ:次に筒に入れて高さで量を確認しました。筒から落ちる手の感じの違いで高さの違いを感じてもらいました。自分から手が動かない時は筒をずらしながら手が離れるようにしました。時々、顔を上げて「今の分かった!」というような合図をくれました。筒に左手をのっけながら立体コピーの数字も右手でなぞりました。
・φ50mm*30mm厚の円柱はめ:次は長さで量を確認しました。はめ板に円筒に入れた円柱を一緒に移していきました。長さを感じてもらうために手を板の上に置いてもらい板をずらしながら手が板の端から離れるまでの距離を感じてもらえるようにしました。はめ板に左手を置きながら立体コピーの数字も右手でなぞりました。
・玉落とし:自分の手首を返す動きで球を落とす場面も見られました。
・円盤はめ:ぱっと見幾つ、残り幾つの質問に、数を順番に聴いて合図を出す方法で答えてもらいました。正解出ない時は一緒に穴を触りながら数えました。
■文字
・スライディングブロック:途中でブロックが離れないKさんように作った特製のスライディングブロックを行いました。自分での手の動きが出にくかったので、肘を支えながら上下左右に一緒にブロックを動かしました。ブロックが穴に入った瞬間は顔を上げて入ったことを感じていた様子でした。
・立体コピーなぞり:文字盤の文字を手を支えながら順番に触っていくと「か行」で指先が動いたのでか行から一緒になぞって練習しました。その後もう一度文字盤で文字を順番に触っていくと「ま行」で支えている指を動かし合図をくれました。一通りなぞったとに、手のひらに一つ文字を書いてもらうと「む」を書いたようだったので「む?」と聞くと表情で「そうだ」と答えてくれました。なぜ「む」か聞いていくとどうも「す」との違いが知りたかったようです。以前も「れ」と「ね」の違いを知りたいということがあったので、曖昧な字形を一つ一つ確認していきたいということかもしれません。
・文字なぞりをするときには、よく指先が動き表情も良かったです。