Tuesday 31 May 2022(ON)

担当:奥山

【学習の様子】

数学が好きなONさんと加法、減法の勉強をしてきて、本日は次のステップ、乗法の学習を始める日です。

 

以前、かけ算の九九については学習したことがあります。実は、卒業生のAさんのことばから九九の学習に必ず取り組むことにしています。Aさんは在学中、コミュニケーションが困難(相手に伝わるように運動を起こすことが難しい)なために「何もわからないのではないか」と思い込まれて、教科の勉強の機会を十分に得られませんでした。その後、いくつかの方法でやりとりができるようになったときに「九九も教えてもらっていなくて恥ずかしい」とおっしゃったということを聞いて、そのことが心に深く刺さりました。それ以来、思い込みを排除して、なるべく丁寧に説明して提示して興味をうかがうことにしています。

 

最初に「最新の音楽情報」をiPadで視聴しながらONさんの手足に触れました。

今回紹介させていただいたのは、三月のパンタシアの「四角運命」とanoの「AIDA」です。両方ともにアニメのエンディングテーマになっているそうです。

最近のアニメの放送枠が深夜だということもお話ししました。

 

次に、BTSの妹分としてデビューしたLe Sserafim(ル・セラフィム)の楽曲を紹介しようとして、BTSのButterの英語の歌の聴き取りのことに触れると目を動かしたので、ちょっとだけ聞き取りに触れました。

 

そして数学の学習。今日は乗法は足し算の繰り返しであることをkeynoteの画面で確認しながら、以前取り組んだ九九の唱え方を復習しました。

今後の数学の学習は、九九を覚えてから進むのではなく、乗法や除法の学習を進めながら徐々に覚えていただければと考えています。

また、ギガスクール構想でONさんのところにもやっとiPadが届いたので、九九については自習もできるように考えています。

乗法には「法則」があると説明するとONさんの目が輝いたようでした。法則の説明は次回取り組む予定です。

ONさんと数学の勉強に取り組んだことによって、私自身数学がとても楽しくなっています。

 

最後にSenSimで左手のスイッチでマスコンのアクセル(スイッチコントロールでマスコンを操作する軌跡をレシピで操作)、右足でブレーキ(iPadタッチャーをブレーキ4に貼り付け)を操作して運転して終了。

Saturday 21 May 2022 (MM)

音楽

担当:石橋

季節は巡り半年ぶりの訪問でした。

雨が降っていたので、打楽器を並べながら「そろそろカエルの好きな季節かな~?」と、まずは「カエルの歌」を、お父さんとお母さんと私の3人で輪唱。
Mくんの好きな曲だそうで、始まると、目を大きく開けてニンマリ。耳を澄ませてジッと聴いている様子でした。

M君には、久しぶりにウィンドウチャイムを好きな時に鳴らしてもらうことにして、お父さんとお母さんにも木の打楽器で参加して頂きました。

「5匹のこぶたとチャールストン」から、「パプリカ」「南の島のハメハメハ大王」「You are my sunshine」などを、時々ご一緒に歌いながら打楽器を鳴らして下さいました。

M君は、久しぶりのウィンドウチャイムに指を当てる位置が最初は決めずらかったのですが、チャイムの位置が決まると、

まずM君が右腕を後ろにグッと引いてから、今度は手首を反らすように腕が少しずつ上がっていきます。その時、全部の指を思いっきり広げてから、ゆっくり振り下ろすと、チャイムに指が当たって「シャランチャラン」と綺麗な音を出してくれます。腕が伸びたのか外す事が少なくなり、何度か良いタイミングで鳴らしてくれました。

だんだん乗って来たので、久しぶりにブルースのコール&レスポンスをやってみようとしたのですが、途中で「ハッ!」とコロナの注意事項に気が付いて、マスクはしているものの横を向いて大声を出す事に。
すると、なんだかやはり不自然で、向き合って歌わない事には楽しくもありません。

お母さんも、それに気が付いて、早々に終わらせました。

M君は、突然私がそっぽを向いたので驚いたかも知れません。ごめんなさい。

ここで少し静かな曲、反戦歌の話をしながら「What a wonderful world」を。

続いて「Smile」も。この曲は、お母さんが一緒に歌って下さいました。

M君が大好きという「はらぺこあおむし」は、歌い始めたらお母さんが小さな絵本を持ってきてくださいました。

「大きな古時計」も初めて歌ったら、「チクタク、チクタク」の所で、お母さんがM君の手を取って揺らすと、嬉しそうにお母さんの方を見ていました。

さて、Mくんのテーマソング「ドレミの歌」は、今回は初回に戻って、そのままウィンドウチャイムを使って一緒に合奏しました。

お父さんにも、例のスチールドラムで参加して頂きました。実は私が「他のどこでも見たことのないスチールドラムを、もう一度お父さんに演奏して頂きたい。」と言うと、お母さんがわざわざ出してきて下さったのでした。

ハッキリした金属音で「ド、レ、ミ、~」と入るだけで、メリハリが付き明るさが増す感じがします。何より、家族で合奏できる楽しさ倍増です。

いつものように、Mくんの鳴らしてくれる音から始まり、ワンコーラスごとに止まってM君の音を待ってから演奏を始めます。

前は、皆が「頑張れ!」「あともうちょっと。」「ダイジョブ、できる、できる!」などと声をかけながら、M君の右腕が降りてくるのを一生懸命見守りながら待つ感じだったのですが、今回は、ご両親もあまり声をかけずに静かに見守る感じでした。

皆でM君の音を待つ時間が短くなってきたのと、歌の途中で鳴らしてくれた音が、前にはなかったほど鋭く力強く「ジャッ」と鳴らしてくれる時もありました。

体が少し大きくなって、腕の力も強くなって、更に一連の動作にも慣れてきたからでしょうか。

時々、私を真っすぐ見てくれて、表情も少し大人っぽくなったような気がします。成長を感じるのは嬉しい事です。

もしかしたら、小さい太鼓を叩けるかもしれないなと思いました。

次回は、タンバリンの大きさで皮が丈夫そうな太鼓をお持ちしようかなと思います。

Saturday 7 May 2022 (MH)

目と手の協応/コミュニケーション

■活動の様子

・姿勢:事務所カットテーブルは、上肢が上がり過ぎでした。座位保持椅子の持参をお勧めしました。
・スイッチブック(目的的操作・スイッチの押し分け):押す→音の表出はすぐに理解し、操作していました。角度の調整は部分的に大人が行いました。3つのスイッチへの気づきはありそうで、すべてに触れていました。押し分けはしていませんでした。
・ペグと音の出る箱(意図的リリース):きのこペグ抜きは、松本が角度を調整することで、自力で抜く→保持した後→小山が右上肢に合わせて後方から差し出した箱に落としていました(始めから箱があるとそちらに注意が向き、ペグに定位しない)。1回目より2回目と試行毎にリリースまでの時間が短くなっており、「落ちる」から「落とす」に行動が変化している印象を受けました。きのこペグは、軸部分が長いとベターかもしれません。こけしペグ、筒状棒も大人が本児の親指と人差し指の間に入れることで握ることが促されていました。


・銀玉落とし(連続した操作:点から線へ):提示後すぐに定位し、落としました。1穴+。2穴では1つ落とした後の穴への探索がありましたが、待つことで自ら次の玉も落としていました。3穴でも穴の探索を終えると3つ目を落としていました(初めて)。

・方向性のあるレバーの操作(方向性のある操作):レバーの取手を握るは難しかったので、取手に毛糸リングをかけると手指をかけることはできましたが、毛糸の特徴上可動域が大きく方向性はあいまいになりました。これまで繰り返し経験してきた白リングを活動の始点として意識していることから、レバーに白リングをつける改良を依頼。松本の改良によりすぐに白リングにリーチし指をかけて引くことができました。レバー操作による方向性の理解のためのスモールステップとして適せつだったかもしれません。

Thursday 5 May 2022 (FKK)

目と手の協応/文字/スイッチ操作

担当:松本

 覚醒がよく、学びサポートを心待ちにしてくれていたようで、どの課題にも笑顔で集中して取り組んでいました。

■活動の様子

・ボコボコチェーンミニ:右手にセットし引いてもらいました。最初に、こちらで本体を引いて手応えを感じてもらうと、途中から引くまではいかないけれども、右手が動くことが確認できたので、肘を支えるように介助すると力を入れたことがよく伝わり、その動きに合わせて本体の方を引っ張りました。最後のひと抜きのところで肘を支えながら待っていると、自分の動きで引き抜くこともありました。次回は、左手に握って右手で引っ張る両手の協応も試したいと思います。

・量の確認:高さ・重さ・長さで3までの量を体験的に確認をしました。高さを確認する筒に円柱を一緒に入れた後に袋に円柱を入れて、右手にぶら下げ重さを確認していきました。3個の時には重そうな表情をしていました。袋から円柱を出して長さを確認するためのはめ板にはめていくと、3つの量が同じ数字だということがつながったようで、笑顔になりました。

・スライディングブロック:上下左右に取り組みました。右肘を支えると力の入るタイミングが伝わってきました。特に左に行く動きが右肘を支えていると良く動きました。

・凸文字なぞり:どの行を練習するときいて、順番にあ行から聞いていくとか行で右肘の力が入ったので、か行を練習しました。文字をなぞってから、私の掌でも書いてもらいました。「こ」まで終わった時に、私の掌にある指を動かす様子が見られたので、介助しているとどうやら自分の名前(か行に全部ある)を書いている様子でした。自分の名前書いたんだねときくとにっこり微笑んで「そうです」と伝えてくれました。

・スイッチ操作座位:PPSスイッチにセリアのチューブをつけたものを使用しました。今日はひ右肘の動きがよかったので、右肘と体側の間にチューブを挟んで、震えるクッションとチャイムを操作しました。感度1まで下げても操作できていた、誇らしげな表情でした。

・スイッチ操作仰向け姿勢:寝た姿勢では、肘の動きを読み取れなかったので、右手と腕で包み込むような位置におきました。Keynoteで作った嵐の曲が20秒すると止まって、スイッチを押すと再度再生するストップ&ゴーのスライドを操作しました。スイッチインターフェースは、iPad+タッチャーとワンショットタイマーです。PPSスイッチ感度を最初は11ぐらいでやっていたのですが、6ぐらいまで下げても操作できていました。普通にスライドをKeynoteで作ると曲の途中でクリックをしてしまうと、その時は進むことがないのですが、クリックが溜まってしまって曲が終わったら次のスライドにどんどん進んでいってしまう現象が起こります。それを回避する方法も含めてKeynoteプレゼン作り方のコツを近日中に、noteにアップしようと思います。

・Fさんに何らかの形で合図をもらい、指伝話文字盤を試そうと思ったのですが時間切れで次回に必ずという約束をして終わりました。

Thursday 28 April 2022 (MY)

担当:奥山

【学習の様子】

一年ぶりの再会でした。

MYさんは洋楽ロックが大好きな方です。邦楽ではなく洋楽です。以前、訪問のたびに洋楽ロックのグループをひとつひとつたどってMVを視聴していきました。

今回も久しぶりにガツンと響くAC/DCのthunderstruckでロック部開幕。ステレオの振動スピーカーでよい音で視聴していただきました(iPad)。

視聴する前にiPad miniのドラムアプリ Drum Jamのバスドラムとハイハットシンバルの部分だけタッチできるようにカラーボード(発泡スチロールに紙を貼ったもの)を切り抜いて、MYさんの右足の親指で操作できるところにどっちもグリップで設置しました(写真)。

これでthunderstruck MVを視聴しながらMYさんもドラムキットで参加。

2曲目は大きく雰囲気を変えて、Elvis CostelloのPump It Up。

3曲目はちょっと攻めて邦楽定番のTHE BLUEHEARTSのリンダリンダ。やはり洋楽でした。

奥山はもともとがクラシックのファンで、その後J-POPやHip-Hopを聞くようになったのですが、MYさんのおかげで洋楽ロックも(一緒に)楽しむことが出来るようになりました。

iPad miniの道具立てはカラーボードに空けた穴を頼りに演奏していただくことが出来たので、次回はこのバリエーションを広げていって、更に演奏を楽しんでいただこうと思いました。

そしてBTSのButterの聞き取り。思い返せば1年とちょっと前にMYさんとBTSのDynamiteの聞き取りをしているときに、新作のButterは(ラップの部分が)聞き取りが(奥山の)難しいからどうしようかとMYさんに相談したのでした。MYさんは間髪入れず「やった方がいい」と頭を力強く縦に振ったのでした。ということでMYさん、お待たせしました。MYさんに背中を押してもらって作ったButterの聞き取りのkeynote教材を、右足のドラムキットと呼応しながら取り組みました。

最後に、後先になりましたが、奥山の近況(アニメにはまって泣きながら見た)を報告して本日の学習は終了。

 

Saturday 30 April 2022(OK)

支援機器設定/算数

担当:松本健太郎

 久しぶりの学びサポートでした。力が入らないようにヘルパーさんとお母さんの丁寧でケアを受けながら、ゆっくりしとしたペースで学習を進めました。K君が力が入った時の、ヘルパーさんが阿吽の呼吸でケアする姿が本当に美しく感動しました。

■活動の様子

・支援機器設定

 以前からの課題であった文字盤とiPadのテーブルへのコンパクトな固定具を試しました。

使用感も今の固定方法と変わらないようで問題なく導入できました。

しっかり固定したい場合にどうしても

Manfrotto クイックリリースプレート付きバリアブルフリクションアーム 244RC

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の1択になりがちですが、アームが短くていい場合にはかえって邪魔になったり、重さが持ち運びのネックになったりします。

いつも教材作りの工具でお世話になっているオフの店(https://www.off.co.jp)でたまたまクランプを探して、

見つけたのが以下の組み合わせです。

PIHER マルチクランプ MDS1

 https://www.off.co.jp/category/A10/T_5020.html

PIHER マルチクランプ用タブレットホルダー MDS-TAB 

https://www.off.co.jp/category/A10/T_5022.html

アルミなので軽く、固定もManfrottoまでいかないもののかなりしっかりできます。

文字盤やiPad操作なので結構な力がかかるのですが、下部分がテーブルに設置された状態だったら問題なく使えそうです。

タブレットホルダー挟み幅も厚みがありケースのまま入れられるメリットがあります。

値段も二つで16000円弱と高価ですが、さすが、工具屋さんが本気で作ったクランプアームとホルダーだけあります。

補助的に、滑り止めをクランプに挟み込むと良いです。また、ホルダーに板を挟み込みで机と設置させ、木の三角ブロックをつけたりするとよりしっかり固定できそうです。

コンパクトなのでiPadと文字盤を左右に固定するために2個使用しても邪魔にならなそうです。

高校3年生なので進路実習が控えており、良いタイミングで外出にも便利なコンパクトな固定具を紹介できてよかったです。

*ポールにも試しました。やはり多少動きはありますが、

Manfrotto アクセサリー スーパークランプ 035C

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TOKISTAR 撮影用アクセサリー スーパークランプ TS-101-ST

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に近い固定ができそうです。

・算数

 正方形や円の合成分解をしながら、分数の意味を学習しました。初めに、正方形をケーキに見立て等分した1つを1/2、1/3ということを確認しました。正方形縦に分けたり斜めに分けたりしても等分ならどれも2個分けたうちの1個で1/2や1/3になることをすぐに納得してくれました。

そして、切れてない元の正方形を提示して「これは何分の何?」ときくと「1/1」と文字盤で答えてくれました。素晴らしい!!!

1/1を納得してくれたのでピースを全部集めた2/2、3/3もすぐに答えられました。そしてそれら全部が「1」になることも実物を触りながら迷わず頭に入っていったようでした。

 日常会話に出てくる量について、卒業まえに復習すると良いと思い、次回は単位の復習をしようと思います。

■本人・保護者のニーズ

トーキングエイド以外のiPadアプリでテキスト入力できるものを探している。その際、キーガードも必要。

■次回予定

5月21日10:00ー

Tuesday 26 April 2022(FKK)

美術

担当:三輪

■活動の様子

ベッドで頭部分を少し起こして活動
・前半、嵐の大野くんの塗り絵。
写真を見ながら、アウトラインのある画用紙をクレヨンで彩色、右手にクレヨンをはさみボードに貼った紙に、クレヨンを押し付ける補助をして塗りました。クレヨンが紙に触れる感触を味わい、しっかりつかんで塗ることができました。
大野くんカラーのブルーのマスキングテープを右手でささえ、わたしが引っ張ってテープを出して、塗り絵のまわりに貼りました。11時から水分注入。
・後半、折って本の形にした紙に切り抜きを貼るコラージュ
大きな紙を目の前で折って本の形にして、一枚づつ切り抜きを貼りました。2種類の切り抜きをボードに貼って、華子さんの前に見せて選んでもらいました。嵐の五人揃ってのものは選ばず大野くんひとりの写真のみを選びました。8ページのうち、5ページ分を選んで糊付けしてものを、華子さんの右手を添えてもらって貼りました。ページをめくって眺めたのち、嵐の曲を2曲用意した鈴をつけた紐をつかんでもらって二人で鳴らしてリズムをつけて聴きました。
■ 本人・保護者のニーズ
 今日はお母さまにお会いできませんでしたが、前回に定期的な活動をと話しました。もっと華子さんとの交流を重ねて、互いに知り合い、ニーズにあったアート体験でご一緒したいと思います。

Friday 29 April 2022(SY)

目と手の協応/算数

担当:松本

■活動の様子

昨年の11月以来の活動でした。とても落ち着いてどの課題にも取り組んでいました。前回までの内容をよく理解していて、次に何をやるのか見通せていた様子でした。

・ボコボコタッパー:今回も自分流の引き方から両手交互に引く方法に移れるように手伝いました。輪っかを持った方は、輪っかを持ったままになりがちなので、輪っかをはずしても良さそうです。輪っかを違うてで持ち直すという場面も見られ、輪っかの「持って欲しい」という発信力の強さを改めて感じました。同じ手で手繰り寄せるやり方が得意でしたが、最後は次に前に出すべき手に支援者が触れるという少しの手掛かりで順番に左右の手を前に出しチェーンを引いてくれました。 ・ボコボコタッパーミニ:左手にグリップが触るように提示すると左手でグリップを握り、右手で輪のついたチェーンを引っ張る。 ・ボコボコジャバラ:縮めることがひとりっできるようになっていました。左手は動かさず蛇腹の端を握り右手だけをずらしながら上手に畳んでいきました。学校の個別の時間で取り組んでもらえるようで、その成果が出ていました。

・石蹴り入れ:手首の外旋を引き出すために取り組みました。容器の角度を調整して手首の外旋を促すようにすると、手首を外に捻りながら石蹴りを入れていました。左右のて交互に次々と取り組む場面がありました。入れる石けりの数も最後まで正確に数えていました。・ボコボコレバー:片手のものと両手のもの力強くあらゆる方向に動かしていました。 ・四角の入子:一旦入れたパーツの入れ替えも迷わず行っていました。 ・円盤はめ:今回は指差で穴を数えることが好きだったようで、全ての場面において指差しで正確に数えていました。残りいくつ問題も指差で数えていました。4個の面配列の後、5個目配列を準備していると、提示する前から「1、2、3、4、5」と伝えてくれました。4個の真ん中に一個増えたことがわかったようで、真ん中の穴を指差ししながら「5」と改めて伝えてくれました。 ・円柱刺し:同じく指差で正確に穴の数を伝えてくれました。円柱を釘に手をトンカチにして見立て釘打ちするように入れる場面もありました。今日も前回と同じく「8」が好きだったようで、5の円柱差しの後「8にするにはどっち?」と2つの円柱差しを見せて選んでもらいました。その後、8個を他の8個の円柱差しに入れ替えることを丁寧に行いました。これも8、あれも8ということを確かめました。

・数の棒:書見台に縦おきで、例えば3の棒を提示していくつだと思うかきいて、次に実際に1個の積み木を3個積んで同じか試すことをしました。数をまとまりとして見る練習として取り組みました。10までの数を確かめて最後は一列に並べました。今後この方法で、数の合成分解に進んで加法減法の基礎を固めたいと思います

・ひらがな字形スライディングブロック:次々に円盤を動かし上手に取り組んでいました。 ・文字:友だちの名前を書きました。立体コピーをなぞった後に、立体コピーの上に紙を置いてクレヨンで字形をなぞりました。全部自分でかけていました。

■本人・保護者のニーズ ・打ちやすいキーボードを知りたい。

・テキスト入力(ローマ字入力)でシンプルにやりとりできるアプリを知りたい。

■次回活動予定   6月16日(日)10:00-

Tuesday 19 April 2022(0N)

正負の数(3桁の減法) SENSIM

 

担当:奥山

【学習の様子】

学習サポート休止中の過ごし方の近況報告をしてから、外の様子、今日の学習メニューについてお話ししました。

近況報告は、奥山がアニメの沼にハマった話の第1部をプレゼンテーションを使って紹介しました。

そのあと、ONさんの手足に触って動きの様子を教えてもらいました。最近の音楽シーンからAimerの楽曲を試聴しながら、左手、右手、右足、左足と触れるたびにONさんが「えぃっ」と動かそうとする様子がとてもよく伝わってきました。そしてDon JohnstonのSensor SwitchのピエゾセンサーをONさんの右足首の前側に貼り付けて、振動モーターを右手の中に入れていただき、ONさんが足を動かすたびにONさんの右手の中で振動を感じる「仕組み」を用意しました。Sensor Switchは操作するたびに「ピッ」という音が出るように設定しました。ONさんは足を動かすたびに手の中でも振動を感じる様子を真剣に確かめているようでした。

続いて2桁、3桁の繰り下がりのある減法に取り組みました。全回の学習から4ヶ月弱が経過していましたが、全回までの取り組みは覚えていらっしゃる様子でした。

この後、繰り下がりのある減法を充実させるか、それとも乗法除法に進むか尋ねると、「是非」乗法と除法と教えてくれました。

 その後は久しぶりのSENSIMで電車の運転に取り組みました。左手でアクセル、右足でブレーキを操作して、時間中に2回ホームの所定の位置に停車しました。