Saturday 10 Sep 2022(TS)

目と手の協応/文字

■活動の様子

・ボコボコタッパー:すぐにリーチ。手指が開き、白リングを指先にかけ、上肢を勢いよく引いていました。右手近くにチェーンを寄せると手繰る動きが出るものの操作的に難しかったです。
・大きい小さい中くらい筒抜き:新しい教材は緊張が高まっていました。太い筒は手指が開ききらずガイド。中太もやや太く、細軸が最も合うようでした。繰り返すことで、手指が開く時間が短くなり、そのタイミングで軸を入れることでつかむ〜引き抜くがスムーズになりました。缶への意図的リリースもできました。
・鉄球落とし3穴:3穴よく覚えておりすぐにトライ。途中で球を掴み取る動きが出るも、落として笑顔になりました。
・正方形13穴玉おとし:初めての課題ながら、定位、リーチスムーズでした。さらに球の大きさを見極めて、左人差し指にて落としました。四隅の位置に1球ずつ配置するが、1つずつ残らず落とすことができました。斜めに5つ配置。これも手元から奥へとほぼ順に落としていました。(ということは)トーキングエイド様の機器操作が可能かもしれません。キーガード2種トライし、円形ガードが指にかかりやすく良好。圧のアセスメントは実物が必要です。
・名前カードのマッチング:厚みとマグネットをつけた名前のカード(本人の姓名・まま)の選択。スライドしてのマッチングは操作的に難しかった様子でした。視線によるによるマッチングは、約7割位の精度でした。
・鉄球落とし1穴:13穴との実物選択でアイポイントによる表出ができました。すぐにおとし、グラスプを援助し、穴の位置を調整すると穴に球を戻すこともできました。操作の良い課題なので貸し出しました。

Sunday 11 Sep 2022(SY)

目と手の協応/数量/ローマ字入力

■目と手の協応
・ボコボコチェーン:左手で輪を引っ張るところからスタート。輪を握ったまま手が離れなかったので、次は、チェーンを直接握るように促すと、左右交互に綺麗に指先が出てチェーンを引っ張りタッパーから抜き切流ことができました。
・ボコボコ蛇腹:全部引っ張った後、自分で手を添えながら縮める作業を上手にしていました。力の入れ加減も絶妙で短時間で元通りに縮めていました。
・ポップチューブ:ねじりつけることで接続できるタイプに取り組みました。蛇腹がかなり硬いので引っ張ることは難しいですが、捻って連結する課題としてはちょうどよく、手首を捻りながら捻って連結したり、外したりを繰り返していました。
・石けり入れ:両手で一個ずつ石けりを持って、連続して繰り返し止まることなく石けりをスリットに入れていました。
■数量
・大きな円柱差し:筒の枠に重入れた後、そこ一列のはめ板に入れなおして、高さと長さの量の関係を確認しました。最後に自分で筒を全て重ねたので、いくつ入るか試してみると提案すると、一緒に数を数えながら円柱を筒が埋まるまで入れていきました。重ねることは量を直感的に把握できるようになる過程でなくてはならない物であると気付かされました。筒を重ねて入れる課題をこれからも続けていきたいです。
・円柱差し:1から8まで直線配列の円柱差しを、ぱっと見いくつ?、残りいくつ?の質問をしながら取り組みました。残り3まではぱっと見で答えられていました。4以上になると指を穴に入れながら数えていました。途中から、円柱の方を足りなくしておいて、あと円柱がいくつ必要か?という質問に変えました。「〇〇個ちょうだい」と足りない分を穴を数えながら伝えてくれました。過不足を直感的に把握することも数量把握に重要な課題だと確認できました。この課題も引き続き取り組んでいきたいです。
面配列の問題も、3個穴まではパッとみて答えることができていました。
・枠太体積パズル:ピッタリハマる立方体はすぐに入れていました。2分割は縦に入れるのが簡単なようで、その入れ方はすぐに入れていました。横置きで重ねて入れる方は、2個目の縦方向に奥行きを合わせながら入れる調整で試行錯誤が見られましたが、自分だけではめることができていました。斜めに2分割した三角柱も縦方向は、すぐにできていました。横に寝かせた方は、試行錯誤した後に、枠を一旦取って、戻し立体の向きを確認してから、もう一つの三角柱をはめることができていました。ちょうど良い3次元空間の構成課題でした。
・数の棒パズル:2、3、4、5の枠を使い、余分な棒を紛れ込ませて、「一つだけ使わない棒がある、どれかな?」と質問しました。
見ただけで判断は難しかったのですが、実際に枠にはめながら正解を導いていました。課題を繰り返すことで、枠の残りのスペースと棒のボリュームを直感的に捉えられるようになると思います。
・数の棒により5までの数の合成分解:1から5の数の枠の上に該当する数の棒をおき、例えば5ならば1を置いて、4と2を見せて、触ってもらいピッタリハマる方を答えてもらいました。実物をはめながら確認して正解を導いていました。最後に1+4は5だねと確認すると、自分でも足し算を復唱していました。
・数の棒と数字のマッチング:数棒のを一つ見せていくつか答えてもらいました。5までの数は正解していました。
■ローマ字入力:貸し出してあるキーボードにWindowsパソコンを接続して、ワードを使いテキスト入力しました。最初は何を書くか迷っていたので、書きたい文字をまず手で描いてみようと提案すると友だちの名前とスクールバスコースをクレヨンで紙に書きました。手は支えていましたが、運筆の動きは自分で動かしていることがはっきり伝わってきました。
その後、自分で持参したローマ字表を見ながらテキストを打っていきました。好きな友だちの名前でモチベーションが上がり、表を見ないで打てる字もありました。そのような文字がどんどん増えていくと良いと思います。キーボードを打つ動きはスムーズでした。

 

Tuesday 30 Aug 2022(KS)

最新音楽情報「チキチキバンバン」

日本史「本能寺の変」

日本史「時代について 旧石器時代」

担当:奥山

 

【活動の様子】

2022年春アニメでブレイクした「パリピ孔明」のop曲「チキチキバンバン」を紹介しました。今年の各地の運動会のダンスや文化祭で取り上げられるかもしれないという予想をお伝えして、公式振付バージョンと「踊ってみた動画」、それから元曲のハンガリーのダンスミュージック動画を紹介しました。

次に約束の大名についての学習。今日は本能寺の変について学びました。KSさんのおかげで奥山も日本史を振り返ることになるのですが、中高生の時にテストのために学んでいた時と動機が全く違うので面白さ百倍で、KSさんに深く感謝しています。「本能寺の変」と検索するとエクスプロージョンという二人組の芸人の「踊る授業シリーズ 本能寺の変」が必ずしも上位にヒットするのですが、KSさんも動画に注意を向けてくれた様子でした(内容的にもわかりやすい)。

続いて「時代について 旧石器時代」の学習をしました。大名に興味があると教えてくれたKSさんですが、その他の興味関心については自らコミュニケーションの「切り出し」「始発」が難しいので、こちらからまず概要やインデックスを提示することによって次にその言葉を耳にした時に頭を動かして「興味あり!」と伝えるというコミュニケーションの「下ごしらえ」は必須です。今回はKSさんの興味が大名に限定するのか、それとも歴史そのものに興味を持っているのか、他に興味があるインデックスがあるかどうかを教えてもらうために用意しました。

結果、旧石器時代の厳しい狩猟生活について興味があると教えてくれました。

 

Saturday 3 Sep 2022(MM)

視線入力/目と手の協応/文字/文字盤

担当:松本

・視線入力:前回、モニターの高さが足りないということだったので、台を高くする下駄を作成して高さを出してスタートしました。今回は、視線が上方に集中してしまい、調整が難しかったですが、モニターを近づけることによって多少改善しました。ただご本人は不完全燃焼の感じがあり、次回はもっと早く視線を取れるようにしたいです。
・ボコボコチェーンミニ:時間をかけ、ゆっくり体の動きを調整しながらチェーンを抜き切っていました。肘のガードが壁になり抜き切ることが難しい場面があったので、次回は机を持参したいと思います。
・スライディングブロック:上下左右自分の動きで取り組みました。どうしても手が後方へ行きブロックから離れてしまう場面では、一旦十分に後方へ腕を反らせた後で、もう一度ブロックに戻して、肘を伸ばす動きを促しブロックをスライドさせました。
・文字なぞり:支援員が右手を支えながら、「練習したい行で合図を出してね」と伝え、あ行から順番に聞いていくと、さ行の時に手を軽く引っ張り伝えてくれまいた。立体コピーで作成した凸文字順になぞった後に支援員の手のひらでも指で運筆をしました。今回は、凸文字をなぞるときよりも手のひらに書く方がよく指が動いていました。見ている人でもわかるぐらいな動きが出る時もありました。
・スイッチ練習:スライドスイッチの練習をブルブルクッションと繋いでしました。引く動きの時にオンになるようにしたのですが、テーブルの傾斜のため、うまくいかなかったので、支援者がスイッチを支えながら行いました。固定するよりも支援者が支えていた方が良い動きが出そうです。よく手を動かしていました。
・文字盤のスイッチ操作:指伝話文字盤のツースイッチ仕様で、「送り」は支援者が行い「決定」をスライドスイッチを引く動きで文字入力にチャレンジしました。痰の関係で力が入り、思うように操作できない様子でしたが、最後に自分の名前をタイミングを伝えながらスイッチをスライドしてもらい書きました。やはりスイッチはこちらで支えていた方が良い感じでした。

Saturday 3 Sep 2022(OK)

新しい文字盤の導入と調整/目と手の協応/数量/算数

担当:松本

・新しい文字盤の導入:前回注文があったiPadアプリ「トーキングエイド」と同じ文字配列で、「トーキングエイド」用のキーガードを使用した文字盤を作成したので試しに使ってもらいました。特に問題なく指が動いて、支援者も読み取りやすいようでした。違和感もないようでした。メニューの追加が必要だとわかり、次回までに改良することになりました。トーキングエイドの前の補完教材として他の方にも利用できそうです。文字盤の部分をマッド仕様のパウチのしたことで反射が全くありませんでした。外でも、眩しくなく使えそうだとお母様がおっしゃっていました。

・大きな円柱差し:高さ、重さ、長さの量を円柱差しを使い体感しました。筒入れ(高さ)は縁の厚みを面としてうまく使い、円柱を滑らせながら自分だけで入れていました。重さも円柱の入った袋を何回も持ち上げ確認していました。横一列の円柱差し(長さ)も面をうまく利用して円柱を穴にはめていました。文字盤を滑らかな指の動きで指すのと同じように指先を上手に使い取り組んでいました。枠付きの文字盤の利用が、様々な場面で操作の上達に影響していると感じました。

・分数:分数の表し方の復習から、大小比較まで学習しました。前回までの内容をよく覚えていて、復習も短時間で終えることができました。大小比較では、不等号の導入もしましたが向きもよく理解し指差しで答えてくれました。iPadで問題を提示し、文字盤で答えた後Apple Pencilで画面に直接答えを記入しました。自分一人での運筆は難しいですが、支えてもらいながらでも書きたい方向は介助者に伝わってくるので本人も達成感があるようでした。続けていきたい取り組みです。

Tuesday 30 Aug 2022(FKK)

美術

担当:三輪

 いままでは毎回理学療法士さんの施術の後だだったのが、今回はお休みだったのでわたしが到着する前からウトウトと寝ていたと、ヘルパーさんが伝えてくれました。ついて挨拶すると、ひと伸びしてちょっと目を開けてこちらを確認、また目を閉じていました。寝ながらでも耳で周りの様子を聞き取ってる感じで、面白いと感じたことには、やはりちょっとだけ目を開けてこちらに意思表示をする、の繰り返しでした。
 

 その1、大野くんうちわ作り、スポンジを使ってうちわに絵の具を塗り、顔の切り抜き、嵐のロゴの切り抜きを貼って、うちわを振ると音がするように、鈴をひもでつけました。目は閉じていましたが、絵の具をつけたスポンジを左手でしっかり握ってました、顔、ロゴの切り抜きもいくつかの選択肢から選んでもらい、左手でのりをつかんで塗って貼りました。鈴をつけて目の前で音を鳴らすと、再度薄目をあけてました。

 その2、大野くん塗り絵、注入をしながら、今度は右手でクレヨンを握って、大野くんの顔と手、髪の毛とネクタイをそれぞれクレヨンで塗りました。
ファイルに入れて、いままでやった塗り絵を眺めて終了しました。

Friday 12 Aug 2022(FKK)

音楽

担当:石橋

伺った時、kさんがTVで外国映画を観ていたので驚いたのですが、時々観るそうで、楽しそうでした。調子も良さそうで、そのままリビングで歌う事になったのですが、壁際に個性的な花が活けてありました。なんとKさんが、午前中「華道」を習っていた時に活けた花だそうです。

「すごいね~!ステキ~!」と伝えたら、

Kさんもお気に入りのようで、明るくて活き活きとした花から元気を貰えそうな気がしました。さて外は暑かったので、「こんなに暑いと海に行きたいね。」と、文部省唱歌「うみ」と「海」の2曲を歌いました。ここで愚問ながら、「Kさんは暑いのと寒いのとどっちが好き?」と聞いたら、意味が分からないみたいだったので、聞き方が悪かったかなと思ったら、ヘルパーさんが、「たぶん私達が思う暑さとか寒さとかは知らないと思う。」と。
「1年中屋内で一定の温度だし、海も行ったことがないんじゃないかな。散歩も気候のいい時しか行かないし。」と聞いてハッとしました。
確かに、不用意な質問をしてしまったことを反省しつつ、でも、季節を肌で感じられないなら、活ける花が変わる事で季節を感じられるかもしれないと思いました。
もしかしたら、その為に習い始めたのかなと思いつつ、今度は急遽質問を変えて、「行~ってみたいな~よその国、って歌詞があったけど、どこか行ってみたいところはありますか?」これも愚問かもしれないと思ったら、
ヘルパーさんが、「ハワイかな。こないだお祖母ちゃんと一緒に、いつかハワイに行こうねと約束したんだよね。」とのこと。
それなら、「海にも行けますね。」と、やっと話が繋がってホッとしました。
それから、いつものように「さんぽ」や「手のひらを太陽に」「南の島のハメハメハ大王」「大きなのっぽの古時計」などを、
打楽器を握ってもらいながら歌い始めたのですが、ヘルパーさんがずっと一緒にKさんの手を握ってリズムを取りながら、いつもより大きな声で歌って下さいました。

Kさんも楽しそうなので、そのことを告げると、「子供とよく歌っていた曲だからね。ラップなんかは歌えないけど。」との事。お子さんがいらしたんだぁと思いつつ、

「そういえば嵐の歌でラップが入ってる歌がありましたよね。」となり、

歌詞カードがあったので久しぶりに歌ったら、なんとほとんど忘れていてメチャクチャになってしまいました。

Kさんは、それでも「あ、あの曲?」と言う風にジッと聴いてくれましたが、

「ほら、プロでも難しいっていうんだから、ラップは。」と言われて、面目丸つぶれで、お恥ずかしい限りでした。

そこで「ブルースぞうさん」を歌ったら、「あら、おしゃれなゾウさんね。」と、Kさんもヘルパーさんも楽しんで下さったようで、ちょっと安心しました。

今度は嵐の「Happiness」ならと歌い始めたら、途中で来客があり、一応最後まで歌わせていただきましたが、この日はこれまでとなりました。

このところ、Kさんの表情がすっきりしてきて良いなあと思っていたのですが、洋画を見たりお花を習ったりなどの新しい刺激の影響かも知れません。

私も良い影響を与えられるように、次回はラップをちゃんと歌えるようにしようと思います。

Tuesday 10 Aug 2022(OK)

音楽
担当:石橋

 伺ってすぐ、まず初めのリクエストは、ジングルベルと小さな世界を繋げた特別バージョンをとの事で、早速歌い始めました。季節外れではありますが、これは確か2度目に伺った時、ジングルベルを歌っている最中に、「そのまま小さな世界の後半へ。」とツッコミ?があって、歌いながら、急遽対応したら、それがK君のお気に入りとなったそうでした。その時の動画を時々見て下さっているとの事、嬉しい事です。

次に、前回「クラリネットこわしちゃった」の替え歌を作ったので、その歌を歌おうとしたら、時間が限られているから先にと、「赤いカプセル」の打ち合わせとなりました。

「赤いカプセル」は、K君が作った物語の最新作で、実は昨年「青いカプセル」をSHJのアーティスト達と手作り動画を作ったのですが、その続編の内容です。お互いに、どんな絵を入れるかや文章の推敲など、いろいろ話し合いました。今回も面白い展開ですが、少し複雑で、絵を頼むのも難しくなりそうかなと思いました。

K君の未来的発想はお母様の想像を超えていたらしく、「そんなことを考えていたのか。」と驚いたそうでした。

今回は、ザックリとではありますが挿入音楽の指定まで考えていたそうで、私も驚きました。どんな作品に仕上がるか分かりませんが、関わって下さるアーティストの方達と楽しみながら、心を込めて作りたいと思います。

さて時間いっぱい話し合った後、最後に1曲、K君が作った「クラリネットこわしちゃった」の替え歌4部作を歌いました。
言葉がたくさん乗っかっていて、ちょっとリズムが難しかったですが、楽しい傑作ができました。

Saturday 6 Aug 2022(MM)

音楽

担当:石橋

今回は、久しぶりにお母様とM君だけの参加でした。
時間いっぱいたっぷりと、一緒に歌をたくさん歌いました。
リクエスト・リストにあったジブリ系と、「みんなのうた」や「おかあさんといっしょ」系中心でしたが、「ブルースぞうさん」や、前回リクエストで歌った「にじ」の同じ作者達による曲で「世界中の子供達が」を歌ったら、気に入って下さった様で嬉しかったです。

このところ毎回M君の右手が、ウィンドウチャイムを鳴らす間隔が短く、強い音が出せるようになったので、今回は太鼓を鳴らせないかと、小さい和太鼓をお持ちしました。ただ、どうしても勢いよく当てないと太鼓は音が出ないので、途中で小さいバチを手に固定して試して下さったのですが、ゆっくりと表面をスライドするだけで、太鼓の音を出すには難しい様でした。
完全に力を抜いてパッと手を落とすという方法も、なかなか難しく、やはり今の所、M君の右手の動きが、ちょうど優しく当たるウィンドウチャイムが一番合う様でした。
M君自身も、ウィンドウチャイムの鳴らし方とその音を、覚えて楽しんでいる様に見えました。何より、支えられてではなく、自分の意志と力で音を出せる喜びは大きいと思います。改めて、そのことに気付かせて頂いた次第です。

ということで、テーマ曲の「ドレミの歌」を「M君ルール」で何度か歌いました。この曲が始まった時のM君の嬉しそうな顔を見るのは、何度見ても私自身が嬉しくなります。

さて、その日は丁度、広島原爆記念日だったので、フランスのシャンソン歌手ムスタキが作った「ヒロシマ」を聴いて頂きました。

今の時世を考えると、決して過去の事とは思えない状況ですが、どこも平和であってほしいというお話をしたら、お母様も、何かあると真っ先に犠牲になるのは病気の子供達ではないかと真剣にお話されました。

社会全体で弱い立場の人を守る意識を持っていれば、自分が年取ったり病気になったりしても安心して暮らせる社会になっているでしょうにねと。その通りですよね。少なくとも戦争のない世界にしたいものです。

 

Sunday 10 July 2022 (TS)

コミュニケーション・操作

■活動の様子

入室時より笑顔がみられ、前回の来所を覚えている様子。
・ボコボコタッパーミニ:すぐにリーチし、つかもうとしました。家でtryされている教材は緊張が高まらず、上肢の動きがスムーズでした。母がチェーンを長くされたことで、たぐり寄せようとする動きが出ました。チェーンを右手指の間に入れる援助にて把持が促されていました。
・きのこ抜き→缶に落とす:・新しい教材になり緊張が高まりました。時間をかけ指先をきのこの傘にかけて抜きました。リリースにやや時間がかかるが意図は明確でした。
・鉄球落とし(1穴・2穴・3穴):1、2、3穴いずれも定位して落としていました。特に3穴では右から左へ、二試行目では左から右へと順序性もありました。玉トレーの中の玉を工夫して握り、重さを確かめるような動きの後再び穴上にもどしていました。重さがあることで意図的なリリースが促されたのかもしれません。
・円盤入れ(2つ):・提示で松本が「1、2」と数えると、それに呼応するように/n://n:/と声を出していました。運動的な負荷軽減のため、スライドして入れるように示したが、本人は握って入れる意志が明確でした。
・大中小の3円のはめこみ:・マッチングの微調整には運動操作的に困難さがあるが、時間がかかっても意欲を維持してはめ込む。大中小の視覚弁別はできていました。他の形や絵や文字の弁別マッチングについても、学校の様子をうかがいながらtryしたいと思います。