音楽
担当:石橋
■活動の様子
今回はかなり深いお休み中で、なかなか起きそうもありませんでした。
仕方がないので少し様子を見ようとしていたら、せっかくだからとヘルパーさんが車椅子に移動させて下さいました。でも、やはり眠いのにはかなわない様子で、
前に楽しそうにしていた曲を何曲か歌ってみましたが、あまり反応がありませんでした。
輪唱のオモシロさはどうかなと、ヘルパーさんに手伝っていただいて、久しぶりに「カエルの歌」を一緒に歌ってみましたが、やはり今一つの反応。それならと、前回はミニピアノに触ってもらったら楽しそうだったので、早速Kさんの前にミニピアノを置いてみました。ミニピアノに入っている自動演奏の曲が流れる時、適当に鍵盤を押すと、勝手に曲に合わせた和音が出てくる仕組みなのですが、16ビートの賑やかな自動演奏曲そのものが気に入った様子だったので、これなら楽しんでくれるかなと思った次第です。
ところが今回は、なんとも残念なことに、それほどでもない様子でした。やはり覚醒してないと伝わりにくいのかもしれません。時々眼は開けるのですが、Kさんの手を取って曲を弾いても、あまり反応はない様子。こんなに反応のない時も珍しいのですが、単に眠いから不機嫌なのだとしたら、逆に申し訳なかった気になりました。
少々落ち込みつつ、Kさんが楽しいと思うのはどんな時なのか、ヘルパーさんに聞いてみました。すると、「アイスとかデザート系のお菓子を食べる時かな?」とのこと。それなら私も同じだと、ちょっと楽になりました。ついでに、今さらながら「どんな歌を歌ったらKさんが楽しんでくれるでしょうか?」と聞いたら、
「ご自分でイイと思ったので良いんじゃないですか?」とのこと。結局それしかないか、と改めて思った次第です。
愚問に応えてくれたヘルパーさんに感謝しつつ、本当はKさんの気持ちがもっとわかれば良いなと思いました。楽器を片付けた後で、そのことをKさんに伝えたら、急に眼をパッチリと開けて真面目な顔をした気がして、ちょっと嬉しかったです。