Monday 22 June. 2026 SH

音楽

担当:古賀聡子

■活動の様子
SHさんのご自宅を訪問し、1時間の音楽プログラムを実施しました。
訪問すると、まずSHさんとご家族から、今回の「わたぼうし音楽祭」太田純平さんの入選した作詩に対する、私の作曲の部門での入賞のお祝いの言葉をいただき、うれしいスタートとなりました。
SHさんご家族は、以前に、奈良まで太田純平さんの応援にもかけつけたことがあるぐらいの仲間なのですね。

トーンチャイムのセッティングを行い、指談サポートをしてくださるヘルパーのHさんとのやりとりも慣れてきました。今回は事前にノートへ「やりたいこと」を書いてもらっていたため、スムーズに方向性が定まり、「沖縄へ行きたい」というSHさんの思いを歌にしていくことになりました。

セッションでは、まず掛け声の練習をご両親にも立って参加していただきました。そしてSHさんも、なんと車椅子から立ち上がって参加。私にとっても初めて見る「立っての音楽参加」でした。


その後、バランスボールに座りながらキーボードに触れると、以前よりもしっかりと鍵盤に力が伝わっていることに気づきました。日々コツコツと続けているリハビリの成果が確実に現れており、その成長に驚かされました。

さらに、実際に沖縄に住んでいる指談のできる女の子とビデオチャットでつなぎ、今日の成果を聞いてもらったり、私も沖縄音楽を披露し、SHさんとどんな風なセッションをやっているのかを説明して「いつか沖縄で一緒にコンサートをやろう」と話が大いに盛り上がり、画面越しの彼女も積極的に参加してくださって、とても充実した時間となりました。

セッションの面白さは、こちらが過去の経験や引き出しの中から立てたプランや予想を、実際のセッションがはるかに超えていくということです。
「沖縄へ行きたい」というSHさんの思いから始まり、ご家族も行きたいねーと、立って参加し、SHさん自身も初めて立って音楽に参加することになり、さらに沖縄の指談のできる女の子とのオンラインセッションへと発展しました。私自身も習っている三線の経験を活かすことができたのもうれしいことでした。これからも、その場で生まれる出会いや可能性に導かれながら、参加者と共に新しい物語を創作していきたいと思いました。