Friday 23 Oct 2020(OC)

音楽

担当:石橋

■活動の様子

まずは、Cさんのテーマソング「A Whole new world」から、より秋も深まったので「枯葉」、そして雨だったのでホセ・フェリシアーノの「Rain」を続けて聴いて頂きました。

ちょっとCさんには大人っぽい歌かなと思いましたが、いつものように、何度もうなずく様に頭を振りながら聴いてくれました。

Cさんは握る事が得意な様なので、いつもの打楽器の他に、 握って振ると、音が出る玩具を使ってみました。

細長いプラスティックの棒の頭に、キャラクターの鳥の顔が付いていて、棒の反対側を握って振ると、そのクチバシが開いたり閉じたりして、フガフガと何か喋ってるような音が出てくる仕組みです。

目の前で振ってみて渡してみると、頭やオデコに付けて、しばらく確かめていたので、興味は持ってくれた様子でしたが、握ったまま抱え込んだりして、うまく音を出すには今一つという所でした。

次に、「5匹のコブタとチャールストン」と「ローズ」を。ローズの映画の話をしている時に、いつの間にか、Cさんの足がにゅっと伸びてきて私の足の上に。握手じゃなくて握足したいのかも知れません。「分かったよ~」という意味で、足をナデナデしました。

今度は、私が木魚ならぬ木蛙でリズムを叩いている時に、Cさんがスティックを持って、降ろすタイミングで、叔母様がウッドブロックを当てに行って音を出す、という事を何度か繰り返してくれました。

そのままいつもなら、後ろの方にスティックを直ぐに捨ててしまうところを、少しの間、自分で椅子の後ろにスティックを当てて、トントンと拍子を打つようにして鳴らしてくれました。

しかも一度ではなく、何度か。

もしかしたら、リズムそのものか、スティックで叩いて音を出すという事に、少し興味を持ってくれたのかなと思いました。

そのまま、「スタンドバイミー」を。

話を挟んで「スターダスト」、「Eのブルース」、最後に「As time goes by」を。

さて前回は、話の途中で突然Cさんが鍵盤を叩き始めたので、今回はチョッと期待しつつキーボードを出したのですが、鍵盤の上に手を置いたものの、動かそうとはせず、結局、鍵盤を自分で叩くことはありませんでした。

ところが、

終わってからお母様達とお話をしている時に突然、今度は太鼓(ジャンベ)をトントンと鳴らしてくれました。

驚いたのは、膝立ちして、手の平で、太鼓の上に張ってある膜を軽く叩いていたのです。

まるで太鼓の使い方は分かっている様な感じがしました。

大人たちの興味を惹くために「私も話に入れて。」というメッセージだったのかもしれませんが、

自分の意志で膝立ちして、太鼓を叩いた事に感動しました。

■ 次回活動予定
 11月13日(金)14:00~

Sunday 18 Oct 2020(FKK)

音楽

担当:石橋

■活動の様子

Kさん宅には初めての訪問でした。ウィンドウチャイムを、嵐の大野君の写真が貼ってあるポールに引っ掛けて、スタンバイ。

秋も深まり、まずは「旅愁」「もみじ」と、お馴染みの秋の定番曲をご挨拶代わりに聴いて頂きました。

続いて、高校生という事で英語の曲「A whole new world 」を。ヘルパーさんのサポートを得つつ、ウィンドウチャイムを鳴らして頂きました。
この曲で、Kさんも興味を示してくれた様子でした。

ウィンドウチャイムというと、その名の通り、風が吹く音というイメージがありますが、夜空に星がきらめいたり、流れ星が流れたり、水面に光がキラキラ反射したり、いろんなイメージを与えてくれる音なので、意識しながら「星に願いを」の曲でも、要所要所に鳴らして頂きました。

ちなみにKさんの夢は、大野君に会う事だそうです。叶うと良いですね。

次に、同じ夜空の曲でも軽快な「It’s a only paper moon」を、木の鈴で。
2拍目4拍目に叩くのと、1拍目3拍目に叩くのと、アクセントの位置で、ノリが違う事を感じて頂きました。

さて次は、この日の為に譜面を作ってきた、嵐の「Happiness」に初チャレンジ。
Kさんは、「あ、この曲ね、知ってる、知ってる。」という反応で、エンディングの細かい所までシビアに聴いていた様子でした。

大好きな曲だからこそ、隅々まで原曲をスッカリ覚えていて、違うアレンジにすると気になるのかも知れません。小型のキーボードでは限界がありますが、アレンジ再考の余地ありです。

「5匹のコブタのチャールストン」でも、2拍目4拍目に木の鈴を鳴らして、リズムを楽しんで頂きました。

このリズムを意識して、iPadのアプリを使ってピアノでブルースセッションにトライ。鍵盤の上で手を動かして音を出して頂きました。

それまで娘が嫌がるからと奥にいらしたお母様が、Kさんの前で、一緒にコール&レスポンスで参加して下さいました。Kさんもニコニコに。

最後に、年頃的にロック系も聴かせたいとのお母様の要望で、試しに、iPadをドラムの画面にして、私がベースドラムを「ドン、ドン」。
お母さんがKさんの手を握って一緒に、スネアドラムを「タン」。
ドンドンターン、ドンドンターンと、クイーンの 「We will rock you」を一緒にチョッとだけ歌いました。

■保護者の声
 クラシックや嵐は良く聞いてきたそうなのですが、次回は、ロックにもチャレンジしてみたいとのことでした。

Saturday 17 Oct 2020(MM)

視線入力/目と手の協応/文字学習

担当:松本

久しぶりの学びサポート。90分ノンストップで学習。その間はいつものように痰も治っていました。終了時にももっと続けたいと声でアピールしてくれました。

■視線入力

・久しぶりだったので、両眼隠さずに行いました。最初は右半分に視線が集中していましたが、最後は画面全体に広がりました。風船は「ぷよ」の設定で、一回見て視線が離れてももう一回戻ってきて割るという2段回注視することが何回もありました。

・射的ゲームの動画アセスメントでは、人物の顔にあまり視線がいきませんでした。

■目と手の協応

・iPad とアクションカメラで手元をモニターしました。

・ボコボコチェーン:右手で引き抜き、目と手の課題をスタートしました。

・ボコボコチェーンミニは、右手で握り左手で引き抜くという動作で行いました。左手で引き抜き切れないで止まると右手を外に開いて抜いてくれました。

・円柱筒入れ:5cm厚で高さ3cmのメダルを使いました。手のひらの上に円柱を置き重さで量を感じてもらい、次に入れる筒の高さでも量を実感してもらいました。

・スライディングブロックは上下左右自分の動きでスライドさせて穴に入れました。上手でした。本当に素晴らしい

・メダル入れ3個直線・5個面:残りの穴は幾つ問題も目や声で合図して自分の考えを伝えてくれました。

・凸文字なぞり:立体コピー機で作った凸文字を右手でなぞりました。

■保護者の声

・クワガタの幼虫が生まれ、餌代を通所施設での仕事のお給料から出している。以前より仕事をする回数が増え、生き物を飼うことが大好きなMさんは幼虫が仕事のモチベーションにつながっているとのことでした。

 

Friday 16 Oct 2020(OC)

美術

担当:眞鍋

■活動の様子

ハロウィンカボチャ作り。
木のパーツにお風呂の固めのスポンジを仕込んでトントンとスポンジング。
後から切り抜いて作りました。

■次回活動予定

10月30日(金)14:00-

Friday 9 Oct 2020(OC)

音楽

担当:石橋

■活動の様子

この日のCさんは、パッチリと覚醒状態で調子良さそうでした。

まず、Cさんのテーマソング「A whole new world」からスタート。

続いて、秋の歌「もみじ」「旅愁」「枯葉」、そして月が綺麗に見える季節として、映画の話をしながら「Moon river 」「It’s a only paper moon」を聴いて頂きました。

さてここで、松本支援員考案の木の輪っか付きタンバリンを試してみました。

木の輪っかを通したゴムをタンバリンの直径辺りの両端に結び付けて、タンバリンの真ん中に当たる様にセット。

木の輪っかをC さんが引っ張ってから、パッと離した時にゴムが戻って、タンバリンを叩くという仕掛けです。

何度か試して貰ったら、ゴムがねじれたり、うんと長く伸びたりしながらも、引っ張った輪っかを離すとタンバリンに「トン!」と戻る事が分かりました。

タイミングや音の大きさは様々ですが、Cさん独自の力でタンバリンの音が出せて、まずは大成功!

そこで、Cさんのタンバリンの音を合図に、お母様達にご協力頂き、打楽器でサンバを演奏することに。

其々に叩き方を決め、オリジナルのサンバ「Happiest」を歌ってみました。

ちょっと乗ってきたところで、そのまま皆さんに打楽器をお願いすることにして、今度は、キーボードを出して、Cさんとブルースセッションにトライ。

オリジナルの「モッキンポットブルース」を歌いましたが、やはり今回も、C さんはキーボードに興味を示してくれない様子でした。

ところが、オリジナルついでに「I’ll be right here」や「恋に消えても」を聴いて頂きながら、コードや和音の弾き方などプチ音楽講座を始めたら、

突然、Cさんがキーボードを叩き始めました。

更に、鍵盤の上を手のひらや腕で勢いよく叩いていたら、いきなりカッコいいサウンドが聞こえてきました。

どうやら音色を変えるボタンや、自動演奏のスタートボタンも押したみたいで、

そのまま自動演奏の音源と一緒に、セッションしてくれました。

思わぬ展開に、みんなビックリして大喜び!

特にお母様は、「ええっ、今頃~?」と言いながらも本当に嬉しそうに、テーブルからキーボードが落ちないように抑えていて下さいました。

偶然、いろんなボタンに触れたのかも知れないけれど、鍵盤を叩くのを止めないで弾き続けたのは、興味を持ったからに違いありません。

キッカケが何だったのか分かりませんが、Cさんが積極的に楽器演奏してくれた事は初めてだったので、とても嬉しかったです。

私達も興奮気味でしたが、その後、順番にいろんな音色で弾いてみたCさんは、疲れたのか満足したのか、やっとピアノを放しました。

最後に、台風の雨が止むことを願いながら「Over the rainbow」で全員クールダウン。

■保護者より
 今までは、どちらかと言うと聴く方が多かったのですが、今回は自分から楽器を触り始めたので、音を出す事の楽しさも一緒に、広げていければと思います。

■次回活動予定
 次回は、10月23日(金)14:00~

Saturday 10 Sep 2020(MH)

目と手の協応/コミュニケーション/スイッチアセスメント

担当:小山

やや緊張した面持ちながら終始安定していました。笑顔では頬の筋肉が発達した印象ありました。

■棒スイッチ&わんわん遊具・音と光の人形

提示後すぐにスイッチ操作を始めました。因果関係理解明確でした。ON-OFFも自在。下方のみの使用が多いので、棒の高さを1/2にカットしたところ使用良好でした。

人形には追視やリーチがでました。運動的な制限の多い左手を伸ばす動きが出るため、次回直接的な操作を入れていきたいです。

■写真カード

無地と写真2種のカードを示すと、写真のみに視覚定位しました。位置を左右、上下に変えてもほぼ確実。前々回は、見比べが連続し、一方への定位はあいまいでした。

■VOCA

・最初はVOCA上の写真カードをはがすような手指の動きがみられて、ONに。次第にVOCA自体を押す動きがメインになりました。

・2スイッチ右側へのON操作(+)、左側に写真カードと録音を変えるが、右側への操作が多かったです。音声FBがないことに気付いており、表情が固くなりました。操作的には右手は正中線をかなり越えられるので、理解の部分かもしれません。後半は、カットテーブルの後方に右腕が落ちることの防止と、VOCAの高さへの対応として腕、肘を部分的に援助しました。

■操作

チェーン引き

・自発的にリング部分に手指をかける。開始後数トライは、教材本体を保持している支援員が引くことで動きが引き出されました。次第に上肢の動きが活発になる。左手にゴム補助で本体保持、右手にて引くという左右の分離協応は、芽生えがありそうでした。

銀玉落とし 1穴 2穴

・教材の高さと玉への操作のフォローとして腕、肘を部分的に援助しました。玉を取ろうとする動きから→落とす動きへと変化があったかもしれません。

・穴への興味関心が大きく、指で探索していました。そのため、援助にて次々落としては穴を触ることをリズミカルに行っていました。

・複数の穴がある教材は、点から線への探索の芽生え有りました。

■次回

2020年11月15日(日)

・操作・遊びの拡大

銀玉落とし。1穴から2穴、3穴へ。点から線への探索を促す遊び。左手の操作を促す遊び。

・コミュニケーション

①視覚性手段(写真カード)と無地カードとの1/2選択継続。

②複数のVOCAによる選択・アセスメント

Saturday 10 Oct 2020(KS)

目と手の協応/スイッチ操作/視線入力/文字学習

担当:松本

・ご自宅の視線入力装置が認識されないトラブルがありましたが、ユーザー登録し直直すことで解決できました。

■目と手の協応
・ボコボコチェーンミニから始めました。右下横向きのまま、右手にセットしこちらで容器の方を引っ張りチェーンが抜けるギリギリ手前にして待つと自分の動きでチェーンを抜ききってくれました。
・次に半球円盤を同じように右手にセットすると、今度はあくびの動きと連動する形で右手が動き何回も穴に落とし込んでくれました。このあくびは、右手を動かすために意図的にしているのではないかと前回もお母様と確認しました。


・半球円盤に取り組むときに、手元が見えるようにアクションカメラをモニターに接続して使いました。前回ipad経由で接続したのですが、ご家庭ではやはり複雑でわかりにくかったようなのでHDMIで直接モニターとつなぐ方法を提案しました。勉強以外でも、自分の周りの様子をモニターするなど楽しい使い方があることもご本人とお母様にお伝えしましました。

・量の概念の勉強で、筒型枠に大きい円柱を入れる課題を行いました。まず、右手で円柱の重さで何個分かを感じてもらい、次に筒の高さで何個分かを感じてもらいました。そのあと一緒に筒の中に円柱を入れていきました。瞬きで、わかったという合図をその都度出してくれまいた。

■視線入力
・視線入力装置が治ったので、早速風船割りをしてもらいました。右側半分に視線が集まります時折左半分にも視線が大きく動く時がありました。その後の射的では、中心から右側のマトは全て落とすことができていました。お母様から時間をかければ全部落とせることもあると報告いただきました。


■スイッチ操作
・iphoneのピエゾスイッチを使った口角の動きによる操作では、感度を最大から少し弱めたところでちょうど良い状態でした。Keynoteで作った音楽プレゼンをスイッチを使って進めていました。画面にもよく注目していました。モニターがあるとLightning Digital AVアダプタでiphoneでも大画面に繋げるので使い勝手が良くお母様も設置が楽そうでした。

 

■文字学習
・最後にお母様手作りの凸文字なぞりを見せていただきました。印刷した文字に、木工用ボンドを使って線をつけていきます。シンプルですが根気のいる作業です。50音全て作られたお母様は素晴らしいです。普段から文字はよく注目しているということで、今回も真剣に取り組んでいらっしゃいました。最後のはらいのところだけでも自分の動きでできるような方法を一緒に考えて試してみました。

Friday 9 Oct 2020(OK)

美術

担当:眞鍋

■活動の様子

塗り絵、貼り絵
点線の切り込みを入れた色紙をピリピリとカットして、両面テープで貼ったり、折り紙にのりをつけて貼ったりしてパリとメリーゴーランドを作りました。

Sunday 27 Sep 2020(MM)

美術

担当:石橋

コロナにより半年ぶりの訪問でしたが、今回はお祖母様も、ご一緒に参加して下さいました。

■活動の様子

久しぶりという事で、ウィンドウチャイムの取り付ける位置をアレコレ試しながら、何とかM君が一人で鳴らせるようになったところで、秋の歌を2曲。「もみじ」と「旅愁」。

ちょうど良い所でウィンドウチャイムの音が聞こえたと思ったら、お母様と一緒に鳴らしてくれたそうでした。

さて今度は、M君が一人でチャレンジする番です。

「ドレミの歌」のメロディを弾き始めたら、パッと明るい表情になって目を大きく開けたMくん。

前のセッションを覚えていてくれた様でした。実は、前日から楽しみにして下さっていたとの事。嬉しい限りです。

前回の様に、ワンコーラス終わったら、全員お休みして、M君のウィンドウチャイムを待ち、キラキラと鳴ったら、それを合図に全員で合奏を始めるという形で、何度も繰り返し「ドレミの歌」を歌いました。

皆がM君の「音出し」を、ジッと見守りながら待つ時間は、独特の緊張感があり、M君の音が出て、再び演奏を始める時の喜びは、M君だけでなく、皆にとっても格別なものでした。

何といっても、お父さんのスチールドラムとお母さんとお祖母さんの打楽器が、いっそう盛り上げてくれました。

次に、iPhone のガレージバンドとスイッチを繋げてEのブルースセッションにチャレンジ。ところが、接触がうまくいかなくて、M君の腕がスイッチに当たっても、鳴ったり鳴らなかったり。すると、お母様が画面の大きいiPadを出して下さいました。

スイッチを繋げようとした時、たまたまM君が手の平で画面をスーっと滑らせたらギターの音が「ジャラ~ン」!

興味を持った様子だったので、この方法もあるかも知れないという事になり、今回は、自由に画面を触って音を出してもらうことにしました。

そのままEのブルースに。コール&レスポンスでは、なんとお父様とお母様が練習して下さっていたとの事で、有難かったです。
「5匹のコブタのチャールストン」も打楽器で、「ユーアーマイサンシャイン」と「スマイル」ではコーラスでもご協力頂きました。

「ラブミ―テンダー」ではプレスリーの話になり、お祖母様も懐かしいとの事でした。

最後に、星の綺麗な季節になってきたので中秋の名月も見えますようにと、「星に願いを」を歌って、ピアノを片付けていたら、

なんとMくんからアンコールがあり、「ブルースぞうさん」を歌いました。

ちなみに、この日の誕生花は風船カズラの実(花言葉:あなたと共に)。ちょうど家に風船カズラの種があったので、お持ちしました。

黒い丸い種の側面に白いハートの形があり、英名はズバリ、Heart Seed。ハートの種、そのまんまですね。などと、そんな話もしました。

■保護者の声
お手持ちのiPadの楽器アプリは初めて使用したそうで、いろんな楽器を使って可能性を探りたいとの事でした。
音楽会になかなか出かけにくいのと、行っても周りに気を使って落ち着かないので、近くで一緒に音楽をゆっくり楽しめればとのことでした。

■次回活動予定
11月14日14:00~
iPadの使い方として、スイッチを使う方法と並行して、M君の手の動線に合わせて、画面の弦を置く様にして、スケール(音階)を固定すれば、単音が動く新しいセッションが出来るかも知れません。
違う音色も試してみようと思います。

Saturday 3 Oct 2020(FK)

目と手の協応/視線入力/文字

担当:松本

覚醒もよく、たっぷり学習できました。体調も良く通所施設へも通えているとのことで安心しました。

■視線入力

・視線入力位置の設定は、すぐに出来視線を両目真ん中に捉えることができました。改めてパソッテル(モニター固定具)の素晴らしさを実感できました。

・ぷよぷよ風船割りでウォーミングアップして視線が広がってきたところで、射的のアセスメントモードで動画鑑賞を行った。

・前回、ミュージックビデオのような通常の動画では、どこをみていいのかわからない感じで視線が動いていました。そこで、今回は好きな音楽とともに背景整理した画面をゆっくり大好きなアイドルが静止画「真ん中・左・右」に提示される動画を作成して試しました。回数を重ねるごとに、顔に視線が行く場面が増えました。眼球運動や頭の位置のコントロールが困難なため見たい位置にタイミングよく視線を動かすことが難しい場面もありましたが、どこを見れば良いかはっきりわかって、運動をコントロールする様子が見られました。いつものように右側が見やすかったです。

■目と手の協応

・ボコボコチェーンを左右の手で引き抜いた後に、ボコボコチェーンミニに取り組ました。動きが出なかったので、一緒に最初だけ引く抜くのを手伝うと自分で引いてくれました。チェーンが長すぎて引き抜けなかったので、短く切って試すと一回引っ張って抜けきれないともう一度引っ張り直して引き抜く動作が見られました。1回で引き抜けない状況を確認して長さをイメージしつつもう一回という2段階で引き抜く様子が確認できました。2段階でひきぬける長さという設定は、子供達の「状況把握の力」を誰にでもわかる形で示せるので大事だと思いました。

・直径5cm×高さ3cmの円柱を筒に入れる課題に取り組みました。高さと個数が連動する筒で、他のお子さんが量を高さで捉える方がわかりやすかったのでFKさんにも試しました。円柱を入れる作業も手がよく動き、「何個はいると思う?1個?2個?3個?」という質問にもはっきりした声で返事をして答えてくれました。運動に困難さがある場合、この大きさの円柱は操作しやすいこと、重さがあり量が捉えやすいこと、高さの手がかりが量を捉えやすくすることが今回も明らかになりました。

・スライディングブロックの上下左右に取り組んだ後に、凸文字なぞりをしました。本日は「か行」。

左手の人差し指と右手の親指とどちらが良いかお母様も私も悩んでいるのですが、両方ともやることを決めて終わりました。文字の学習が本当に毎回好きで楽しみにしているとのことでした。自由に文字で伝えられる日がくるように地道に一緒に勉強いていきたいです。

■次回

2020年12月5日11:00〜