SENSIM 数学「正負の数」
担当:奥山
【活動の様子】
前回の最新の音楽の紹介でINI(11人組の男性アイドルグループ)にONさんが顔をしかめたので、今日はNiziUの直近の3曲のMVをiPadでお見せしながらONさんの手足を触りました。前回も視聴したChopstickのMVを嬉しそうに見ていました。
これもまた前回、ONさんの大好きなSENSIM(鉄道運転シミュレーションゲーム)をやる時間が無くなってしまい、次回は先にSENSIMをたっぷりやると約束をしていたので、まず、SENSIMの準備をしました。
足の動きでブレーキ、手指の動きで電車のアクセル(マスコン)を操作。今日は足の動きをDon JohnstonのSensor Switchでとらえました。
(写真1)足のセンサー
(写真2)Don JohnstonのSensor Switch
PPSスイッチの大先輩に当たるスイッチなのですが、PPSスイッチよりも感度が弱い印象がありました。でもONさんの最近の足の動きが力強いのでSensor Switchを使うことにしました。Sensor SwitchをiPadタッチャーに接続して、iPadの画面のマスコンのブレーキの位置に貼り付けます。
手の指の動きはPPSスイッチのピエゾセンサーを親指が触れる位置に固定して、BluetoothインターフェイスボックスのAPPlicator(inclusive technology)に接続して、スイッチコントロールでマスコンをニュートラルからトップまで動かす軌跡のレシピを作って操作していただきました。
(写真3)手のセンサー
このスイッチの接続やiPadの設定、特にスイッチコントロールは複雑で私もまだまだ混乱することがあり、わかりやすいマニュアルが必要だと強く感じています。大事な大きな宿題です。
さて、SENSIMというゲームは京急逗子線の運転をするゲームなのですが、好きな路線のシミュレーターをスマホで作ることができます。(http://sensim.info/jp/)。現在ユーザーが作成した路線データが90以上アップされていて、そのごく一部はONさんに紹介したことがあるのですが、今日は全路線をkeynoteで概観していただきました。もちろんONさんの目が輝くこと輝くこと。
この春には自分用のiPadを購入される予定なので、それまでにご家庭で遊び倒せるようにマニュアルの作成が必須です。
ユーザーが作った路線データーで運転する場合、ほとんどは一区間だけなのですが、終わるたびにどうするかONさんに尋ねると間髪入れず「もう一回!」と目を動かして教えてくれました。
(写真4)iPadの画面を見つめるONさん
1時間以上経過したところで、ONさんは目を閉じて一旦終了を教えてくれました。目を休める時間をとって、その間いい音楽でも聴けるようにすると、きっと次の1時間、またその次の1時間も熱中して取り組まれるのではないかと考えています。また現在はスイッチは基本的にはオンオフの操作ですが、ONさんの運動量を感知してマスコンの動きに反映できれば100倍面白いのになと考えます。
最後の残り少ない時間で、数学の「正負の数」の負の数の特徴や負の数の発見の歴史等をkeynoteで勉強しました。数学の勉強が始まると再び目を大きく開いて取り組んでいました。
今後の数学の組み立てですが、中学校で正負の数を学習するときには、乗法と除法、小数や分数について学習している前提があることがわかりました。その上で負の数を使うと数学の世界が飛躍的に広がるようです。そこで、ここで一旦乗法と除法、小数と分数を学習してから再び正負の数の勉強をしようとONさんにお話しして終わりました。