音楽
担当:石橋
■活動の様子
先月はT君が大好きなクリスマスソングを歌うことが叶わなかった
気持ちを切り替えるためにも、クリスマスツリーのピアスを付けていきました。
T君と会うのは2度目なのに覚えていてくれて、ピアノを弾き始めた私の横に、いきなりピッタリとくっついてきて
そのうち手の甲で鍵盤を叩き始め、ちょど良い時にちょうど良い音
次に、電子ピアノを使って、伸びる音でT君に自由に弾いて貰おう
T君の最近のお気に入りの曲を、お母様がYouTubeで聴かせ
重い障がいがある方々へ在宅にて学習支援を行っています。その様子を紹介します。
音楽
担当:石橋
■活動の様子
先月はT君が大好きなクリスマスソングを歌うことが叶わなかった
気持ちを切り替えるためにも、クリスマスツリーのピアスを付けていきました。
T君と会うのは2度目なのに覚えていてくれて、ピアノを弾き始めた私の横に、いきなりピッタリとくっついてきて
そのうち手の甲で鍵盤を叩き始め、ちょど良い時にちょうど良い音
次に、電子ピアノを使って、伸びる音でT君に自由に弾いて貰おう
T君の最近のお気に入りの曲を、お母様がYouTubeで聴かせ
音楽
担当:石橋
■活動の様子
K君が創作したお話「赤いカプセル」の動画の編集がほぼ完成した
制作スタッフとしてK君の名前が何度も画面に出てきたので、ヘ
さて、動画は後でゆっくり見ていただくことにして、今回は歌もたくさん
今回は、前にK君がよく聴いていたという「フニクリフニクラ」も
そして初めて、いきなりブルースバージョンの「ゾウさん」から続けて「ウサギさん」とか「キリンさん」の替え歌を歌ってみた後
続いて、前にお母様が好きだとおっしゃっていた「Smile」を歌ったら、なんとお母様が一緒に歌ってくれました。K君は目の前でお母様が歌っているところを真面目な顔でジッと見ている様子でした。
最後に、皆で打楽器を鳴らしながら「青いカプセル」と「赤いカプ
目と手の協応/文字/スイッチ操作
担当:松本
■活動の様子
・目と手の協応:ボコボコタッパーからスタートしました。左手に輪を握ってもらいこちらが後ろに下がりながら、チェーンを引っ張って最後のひと引きをFさんにやってもらいました。いつもの引きが出なかったので、何回もこっちで引く事を繰り返したり、両手を振りながら上下したりしたところ、自分でチェーンを引ける場面ができました。肘を屈曲させた方が、力のON/OFFが可能になりそだったので、その位置にスライディングブロックや玉落としなどの教材を提示し、手の動きを待ちました。なかなか自発的な動きが出なかったので、凸文字なぞりに切り替えました。
・文字:今度は右手を支えながら凸文字なぞりをしました。さっきまで動かなかった手や指先がよく動いてやはり文字練習をやりたかったことが伝わりました。文字をなぞった後に私の手のひらに同じように字を書いてもらうのですがその時の指の動きがとても良いので、今日もペンを持ってもらい紙に書く試みもしました。しかしペンを持つと指の動きが止まってしまったので、iPadの描画アプリで音の出るもので書いてもらいました。さっきよりは指の動きがよく出ていて、お母様から後で振動スピーカーに繋いだらよりフィードバックが明確になり良いかもしれないとアイデアをもらったので次回試してみたいと思います。それでもやはり手のひらに書いてもらうときが一番指の動きがよかったです。字が残る方法をこれからも考えていきたいです。
・スイッチ操作:書字の時によく動いた右手を屈曲させた位置にスイッチを設置できるようにクッションを置いてもらいました。スイッチの接続先は、できiPad2でKeynoteの20秒で止まり、またタップする動画が始まる音楽動画スライドです(作り方はこちら)。手の動きが出なかったので文字なぞりの時と同じように私の指を握ってもらうように介助したら、スライドスイッチを動かす動きが出ました。Fさんにとっては、人の皮膚の感触が運動を起こすための1番のきっかけとなっていると改めて認識させられました。もう一つは、握っているという実感も大切なように感じたので、握ってスライドできるレバー状のものをスイッチにつけてみようとおもいました。
スイッチ操作/目と手の協応/文字
担当:松本
■活動の様子
覚醒が良い時に取り組んだ視線入力の様子をお母様に見せていただきました。苦手な左側の射的の的も短時間で撃ち落とせていて素晴らしかったです。覚醒がピタッと合えばできることがたくさんあるんだと改めて確認できました。今日も最後まで集中して取り組めました。
・キョロキョロシステム導入:前回ご要望いただいていたターンテーブルにアクションカメラを載せてiPadの画面で周りの様子を見るシステムを納品しました。ターンテーブルは口角にセンサーをつけたPPSスイッチで操作しました。カメラを通して画面に映し出された周りの様子をじっとみながらスイッチ操作していました。驚いたことにPPSスイッチを長押しと短く押す事ができていて、ターンテーブルを回す時間を調整していました。どのようにして長押ししていたのかは最後までわかりませんでした。
ワイヤレスのリレーでON/OFFするものも用意していたのですが動作が上手くいかず次回までの宿題となりました。
・目と手の協応:アクションカメラで手元を映して、ボコボコタッパーミニ、スライディングブロックに取り組みました。手は動かなかったのですが、手元の映像はよくみていました。
・文字:手元画面はそのまま、お母様が作った凸文字で自分の苗字をなぞりました。こちらもよく画面を見ながら一緒になぞってくれました。
・iPadのスイッチ操作:YASOBIの音楽動画が20秒でストップして、タップすると再スタートするKeynoteスライド(作り方はこちら)をできiPad2とPPSスイッチで操作しました。こちらも自分で口角を動かし音楽を最後まで進めていました。その後、奥山支援員が作った新着ミュージックスライドを進め、new jeansの説明と動画を自分で進めながら楽しみました。
音楽情報 NewJeansの最新情報
数学」「分数」
SENSIM
担当:奥山
【活動の様子】
最初に最近の季節の変化の話。着々と草花があるの準備をはじめている話。学校の近くの羽根木公園の梅まつりももうすぐ始まり、近所の梅の花も咲き始めていることなど。また週末には雪の予報だと言うことなどを話して伝えました。
次に手足に触れながらNewJeansのDittoの踊ってみた動画が世界中の若者から動画サイトにアップされている件の続報をKeynoteで見ていただきながらお話し。1月2日にリリースされた1枚目のシングル「OMG」が Apple Music東京ベスト25の第5位であることを伝えました(Dittoは2位)。
ONさんは一見すると手や足の動きが見えなように感じるのですが、触れると動きがよくわかりますし、触れていることによって動きの大きさが増してくるようです。特に右足の足首や親指の動きを頻回に起こすことができる様子で、当初はセンサースイッチ(PPSスイッチよりはるか昔のピエゾセンサーを使ったスイッチ)やPPSスイッチだと動きを常に捉えてしまうので、今回から棒スイッチを試すことにしました(Z-15GNJ55は生産終了のため市場では欠品しています)。今回は家庭にあるどっちもクリップの長さが足りず、うまく可動部位に長生することができませんでした。次回の宿題です。
続いてONさんが大好きな数学は今日から分数について。いつもONさんの注意の向け方がシフトするのがわかります。今日は分数の読み方や名称、おおよその定義についてKeynote教材で学びました。分母や分子など日本語の名称だけではなく、いつも「英語で何というか」という枝葉をつけることにしています。今日もこのあと英語の分数学習の動画を用意したので、そのための布石でもあります。例えば1/2の読み方が「2分の1」だったら「1/3は?」「1/4は?」と奥山はついついバリエーションを用意したくなるのですが(大切だとも考えています)、ONさんはバリエーションが続くと明らかに「もういい」というちょっと不満な表情をします。「早くこの先を教えて欲しい」と伝えていると受け止めています。ちなみに分母はdenominator、分子は numeratorです。このあと、分数の紹介動画を見ていただいたのですが、最初は英語版。denominator、numeratorと、ふたつの単語だけ押さえておけば意味がわかると思っていました。ONさんはよく注意を向けていました。続いてEテレの動画。こちらは古典的なEテレの「小芝居」で構成された動画だったのですが、ONさんの注意の向け方は明らかに違っていました。日本語なのに。ふたつの動画の違いはフォーマット・構成の違いだと感じたのですがONさんは鋭くそれに反応したのだと思いました。
次回は分数の加法について取り組む予定です。だんだん方程式が近づいてきたぞONさん。
最後に鉄道運転シミュレーションゲームのSENSIMについて、ONさんの支援者のKさんにiPadタッチャーやBluetoothスイッチインターフェイスを接続して使う様子を見ていただきました。本来棒スイッチはONさんの右足の動きでSENSIMのマスコンのブレーキにつなげる予定だったのですが、今日はアームが使えなかったので棒スイッチをONさんの右足に当てて、足が動いたらスイッチを動かして操作しました。
目と手の協応/文字/スイッチ
スライドスイッチでステップバイステップを操作し、挨拶をして始めました。覚醒もよくどの課題にも集中して取り組めました。
・目と手の協応:ボコボコチェーンミニを右手につけて、最後のひと引きをKさんにやってもらいました。その後、左手にグリップの方を握ってもらい、両手を広げることでチェーンを引っ張ることに取り組みました。右手が机の表面の抵抗で動かしずらそうだったので、スライドスイッチの上に置いて動きやすくしました。この時、左手も内側に動いていたので介助し動かないように支えると最後のひと引きを自分の力で行うことができました。
次に、ボコボコタッパーを一緒に何回か引っ張った後に、スライディングブロックに取り組みました。ブロックを上から押している力を抜くと、穴にすぐに入る位置に設定して、力を抜く課題に取り組みました。力が抜けないと次の自発的な運動を起こせないので非常に大事な取り組みです。じっくり待つと、力が抜けてブロックを穴に沈めることが繰り返しできました。
・凸文字なぞり:右肘を曲げた位置で力が抜けたので、その位置がニュートラルな場所だと仮定して、手を支えながら一緒に凸文字をなぞりました。今日も、人差し指を曲げたままの方が力が抜けていたのでそのまま第二関節のところで文字をなぞったとにわたしの手のひらにも同じ文字を書いてもらいました。Fさんの動きも確認できる場面がありました。次回はペンを持って手のひらにのせた紙に書いてみたいと思います。
・スライドスイッチによるiPad操作:スライドスイッチとワンショットタイマー、できiPad2をつなぎKeynoteで作った音楽スライドの操作をしました。このスライドは、20秒経つと動画が止まり、スイッチを押すとまた再開するというものです。最初は、右手を内側に動かすようにしてスライドしていたのですが、左手もよく動いていたので左手に変えて、途中からスライドではなく手を持ち上げて押すように操作していました。緊張が強い動きだったので右肘を曲げた状態の右手にスイッチを持ってきてスライドさせる柔らかい動きができように支えたところ、力の抜けた動きでスライドできていました。
最後に、ステップバイステップをスライドスイッチで操作して挨拶をして終わりました。
目と手の協応/算数
担当:松本
・目と手の協応:ボコボコチェーンをいつものように、両手で交互に引っ張った後に円柱差しに取り組みました。直線配列のものと、面配列のものを混ぜて、1個から2個、3個から5個と増やしていく過程でいくつ円柱が足りないかや、逆に8個から5個、5個から3個に入れ替える場合にいくつ余分かを聞きながら進めました。文字盤で自分の考えた数を答えてくれ、ほとんど正解していました。
・算数:しばらく時間が空いていたので、分数の基本から復習しました。正方形の木の板をケーキに見立て、縦に割っていきます。二つに分たうちの1つが1/2、3つにわけた1つが1/3と確認し、次に、2/2、3/3のように分母分子が一緒だと1になることも木の板を嵌めながら確認しました。ここででは「1/1は?」と質問すると「0」と答えたので、1個のケーキを1個にわけて(分ないでそのまま)1個持ってくるてことだよねと補足すると文字盤で「1」と答えました。では、分数が0になる場合はいつだろうと問いかけながら、ケーキがもらえない、つまりケーキを持ってこないことだから、2個にわけたうちの0個や3個にわけたうちの0個だよねと説明し、分子が0になる時、分数は0になると説明しました。実は、分母が0になれないことも捕捉しました。理由は、ケーキを0個(ないもの)に分けるということはできないからと説明しました。
次に、iPadのGoodNotes5に1/2と1/3と書きどちらが大きいと思うか質問しました。分母の数字だけに注目して、1/3の方が大きいと指さしで答えたので、板を見せて、どっちが大きいか聞くと1/2の方を指差して納得してくれました。同時に、分ける人が多いと自分の分のケーキが小さくなることを説明したら納得していました。他の分母でも分子を1にして分母だけを変えて、大きさ比べをすると大きい方を指差し正解していました。部屋に、たくさん人が入ったら、自分の使える場所も少なくなるのも同じことだよと伝えると納得していた様子でした。
さらに同じ3個に分けた場合に数を多くするにはどうしたらいい?つまり自分のケーキを多くするにはどうしたらいい?と聞きました。しばらく考える時間を作った後に、木の板を使って、他の人の分も取ってくれば良いと説明しました。即ち分子を多くすれば良いと伝えました。ただし、その場合食べられない人が出てくるねと補足し、これは決して良いことではないねと伝えました。これも納得した様子でした。
美術
担当:三輪
■活動の様子
2ヶ月ぶりの来訪です。ベッドの上で、少し上体を起こしての活動となりました。
声をかけると、パッチリ目を開いてこちらにアイコンタクトをとっ
まずは紙粘土の作業。絵の具を混ぜてこねた紙粘土を右手、左手それぞれ交互に持ってもらい、のばす・引っ張る感触を。また、のびた粘土を目で追い「なになに?」と意外そうな表情をしていました。ハートの型で紙粘土を抜き、指先で型からはずしてもらいました。
大野くんの切り抜きを選んでもらい、色紙にハートも並べて貼りました。この作業が終わるくらいには手指の緊張もとけてきます。毎回の大野くんの塗り絵、目線の先に写真を貼り、この色をここに塗
一緒に作った作品を眺めて活動を終了しました。
読み聞かせ/目と手の協応/数量概念/算数/見本合わせ
担当:谷田部
■活動の様子
今月は体調が戻ったということで、元気なKくんと勉強できま
《読み聞かせ》
前回に続き、導入には絵本の読み聞かせを行いました。今回は「3つのお願い」と、「だいじょうぶだいじょうぶ」の2冊を読みました。「3つのお願い」は短いフレーズの文章だったので、Kくんは自然
《数量概念/算数》
今回はまず円盤型はめを行いました。はめるのは上手になりました
次に正方形の木枠を分割したパズルをやりました。2分割、4分
1月の音楽情報増補版
日本史「飛鳥時代」
担当:奥山
【活動の様子】
最初に外の様子の話。先週の天気予報では最低気温が−10度になると予想していた話をすると、体に力を入れて「知っている」と教えてくれました。実際には少し冷えた程度でした。
1月の音楽情報について、韓国の5人組ガールズユニットのNewJeansのDittoという楽曲の人気が世界中で爆発したことを学校の担任と勉強していたので、その続きの情報をKeynoteでお伝えしました。
New JeansのDittoのダンスが世界中の若者、特に女の子に大人気になって、小学生中学生も練習をしている話を聞いて体に力をいれていました。そして各国のダンスグループ(多分高校生くらい)のYouTubeの踊ってみた動画を見ながら、その若者たちの国がどこにあるか、日本との位置関係や人口、言語などを説明しました。とてもよく注意を向けている様子で、時々体に力を入れて「知っている」「興味がある」と教えてくれました。また、同じ日の同じ時間にロシアのグループとウクライナのグループが動画をアップしていたので、戦争という行為の意味について考えました。彼女たちのためにも戦争が早く終わりますようにと話すとKSさんも体に力を入れて共感してくれている様子でした。Dittoの踊ってみた動画を次回も調べてくることを伝えると再び体に力を入れて返事をしてくれました。
続いて日本史の学習は今日は飛鳥時代。飛鳥時代の出来事をドラマ風に構成して伝えたのですが、当時の天皇の後継問題で何度も争いが起きたことに触れると、また体に力を入れていました。「どうして!」という気持ちだと解釈してことばにして返しました。
毎回思うのですが、私自身中高生の時は記憶することだけを強いられて点数をつけられていたときには歴史にそれほど魅力を感じなかったのですが、KSさんに説明するために歴史の出来事を奥山の中で咀嚼して、権力者のドラマにして考えると、面白いものなのだなとしみじみ思いました。これから先の歴史は記録がたくさん残っている故にひとつの時代を何回にも分けて勉強することを伝えて終わりました。