Sunday 30 June 2024 NHI

目と手の協応/スイッチ操作

担当:松本

学びサポート初日でしたが、スイッチ操作上手に行っていました。

◾️活動の様子

・目と手の協応:自分の手をモニターできるように、アクションカメラでパソッテルにつけたサブモニターに映像を映し出しました。座位保持も頭を預けられるちょうど良い角度で、見ることと操作に集中できるよう調整できました。

スライドスイッチをステップバイステップにつなぎ、身体の方へ左手が戻る動きを利用して始まりの挨拶をしました。

ボコボコチェーンリングは、リングを保持でき、最初は片手、次に両手を使い、片手をリングを持つ手、もう一方をチェーンを持つ手にして一緒に引き抜きました。回転ドラムは最初棒状のものと試したのですが、指が隙間に入り込み操作しにくそうだったので、面状のものに変えました。内側に戻ろうとする手の動きを使って回しました。このドラムは、スイッチも付いているのでチャイムにも接続して鳴らしました。

同じ動きを使って、玉落とし、半球円盤に取り組み、最後に上下左右の方向をスライディングブロックで確かめ、漢字の凸文字なぞりに移りました。

・漢字:漢数字の一から十まで凸文字→手のひら→ブギーボードの順に右手人差し指でなぞりました。モニターで手元をよく見ながら一緒に指を動かして字形を確認しました。書いている途中で九の時に、上唇の右側を動かして合図したので、九が好きなの?と聞くともう一度同じ合図をしてくれました。

・スイッチ操作:お母様が、右手親指の付け根にピエゾスイッチをテープで巻いて装着し、クッションで親指が宙に浮く感じに調整してくれました。最初は、呼吸の胸の動きも拾っていたので、感度を11まで下げて待つとちょうど良く指の動きだけ拾うようになりました。試しにブルブルクッションにつなぐと頻繁にスイッチをオンにしていました。ディスコライトやミニミキサーにもつなぎ、自分で動かせることを体験しました。ミニミキサーは、お貸ししてお手伝いに活用してもらうことにしました。

続いてスイッチ操作でiPadのKeynote スライドをめくりながら奥山学習支援員による6月の音楽情報を進めました。曲再生の最中では、ディスコライトも操作しました。最後に今再生した曲が好きかどうか「好き」「好きでない」で尋ねると、「好きでない」のときにスイッチをONにしました。次回から、目と手の協応課題が終わったら、スイッチをすぐにつけてやり取りの手がかりにすると、よりスイッチ操作の精度が上がると思われました。また、スライドは、次々に先に進まないように全てのページで設定する必要がありそうです。次回までに調整したいと思います。

お母様によると手の操作の課題を最初にやったので、いつもより、よく指が動いていたとのことでした。