Sunday 30 June 2024 OK

目と手の協応/数量概念/平仮名/プリント学習/コミュニケーション支援

担当:谷田部

■活動の様子

前回は、作業所に通えない状態でとても心配しましたが、今回はいつものKくんに戻っていたので感動しました。2週間で気持ちを切り替えて、また作業所に通えるようになったようです。世間話をしながら勉強に入れました。

《数量概念/算数》
三つの穴の円盤型はめをしました。位置、方向、順序を学ぶことで、特に真ん中を意識させる課題です。最初に左右の手を挙げて、左右の確認をしました。今回は真ん中に円盤を入れることができました。8個横一列に入れる課題は、一つ飛ばしで入れましたが、最後まで一人でできました。

《平面構成》
 平面構成では、2,4,6枚の板を型にはめました。今回はアドバイスを加えずに、2,4,6枚の札を一人で入れました。

《コミュニケーション(対話)》
 4月に狭山市に遊びに来た時も、学びサポートでも、Kくんからの発語が少なくなり、私の言葉のおうむ返しになっていることに気がつきました。前回お母様から、高等部の時に寂しく一人でいることもあったようだと伺いました。おそらくKくんは、会話を楽しむ機会が少なかったのだと思いました。小4の時はほとんど発語が見られませんでしたが、小6の時は私と沢山2語文3語文で話せるようになっていたはずです。そこで、これから対話による言語コミュニケーションの練習を取り入れることにしました。特に訓練的なことはしません。Kくんの興味がありそうなことを話題にして、楽しく会話を促すだけです。今回は夏休みのお出かけを題材に楽しく会話することができました。電車に乗って目的地まで行く方法や、目的地の探索など、話題も広がりました。