Saturday 8 December 2018

「視線入力/スイッチ操作」 担当:松本健太郎

視線入力は「風割り」ソフトを行いました。ランダムに風船が出てくる設定で覚醒を促して、その後一つ一つ風船が出てくる設定でじっくり取り組みました。同じ取り組みが、普段からできるように、ご自宅のパソコンのソフトをアップデートも行いました。よく見る右側の画面を隠して行うと、左側にも少し盛り上がるような形で視線が向きました。
お母様が風船を他の写真にするとよく見るかもしれないとのことで次回まで設定して行きたいです。
 ピエゾスイッチの操作は、お母様がご本人のまぶたの上に貼ってくれ、感度を調整すれば、瞬きをする動きでな
んとか操作できそうでした。ビックマックを使って「お帰りなさい」と家族に伝えたり、iPadの音楽アプリの先送りボタンと連動させ曲の選択を試しました。動画も同じように、送りながら選べるアプリがあると良いです。お母様が家に来てもらえれば、日常でどのように支援機器を活かせるかみてもらえるのですごく助かるとのこと。
 最後に何気なく、マグネフを右手に下から当てたら、全く動かなかった右手がぐうっと引くような動きをしました。その後、押し出すような動きも出ました。やはり連続的に自分の動きをフィードバックしてくれる環境があると外界への探索が促されるようです。今回は、右下横向きで体幹も頭も肘も固定されていたため、それらを支える負担も少なく、手が動かせたのかもしれない。
この動きを生かすような、スイッチの作成を始めます。



(学びサポート Kくん)