Sunday 27 Sep. 2026 OK

園芸

担当:矢作

■活動の様子
玄関脇に新しく何か植えたいとのこと、黄色い花と赤い実が可愛いヒペリカムを選びました。固い地面を掘って、肥料を混ぜ、植樹しました。
外で作業したのは初めてでしたが、お母さまが敷く物をご用意くださり、膝をついてスムーズに作業できました。次回はまたお花を植える予定です。

前回種まきしたプランターの野菜は、この長雨でうまく育たず残念でしたが、
室内栽培のミニニンジンはびっしりと芽が出ていました。
多肉植物の寄せ植えも生き生きとしていました。

続いて室内でクラフト。タデアイの生葉で藍染をしました。
Kさんはたくさんの葉っぱを集中してむしり取ってくれました。
シルクの布に模様を付ける際は、上手に輪ゴムを巻きつけたり、洗濯バサミを挟んだりしました。
葉っぱをミキサーにかける、それを絞る、そこへ布を入れて浸す、模様付けした輪ゴムなどを外す。
染めの作業は多様なのでいろいろな作業を楽しむことができます。
藍の時期は終わりがけでしたが、美しい作品を染め上げることができました。

Wednesday 23. Sept. 2026 HK 

担当:奥山

【活動の様子】
 よく目を開けて待っていてくれました。最近、とてもよく声が出ると教えていただきました。
 HKさんに本日の学習の予定をお伝えしました。 最初はHKさんが大好きな生き物についての学習。今日のテーマはクモ。HKさんにとって身近に感じることができるいきものを取り上げ続けています。
 目前のアームに設置したiPadの画面をとてもよく見ていらっしゃいました。お母様も「よく見るようになりました」とおっしゃっていました。
 ところどころでHKさんの返事を待つ機会を設けると、とても力強い声で返事をしていただくことができました。
 続いて8月の音楽情報。「新しい盆踊り」の特集が終わると、一層画面の見つめ方が「深く」なった様子で、流行の音楽の推移によく目と耳を傾けられている様子でした。
 ヘルパーさんともKeynote教材を使って「やりとり」を広げていらっしゃるとのことでした。
 「いきもの」のKeynote教材のリクエストについておうかがいすると、お母様からHKさんが好きなものシリーズを教えていただいたので、多様性に満ちたKeynote教材を作るモチベーションをたくさんいただくことができました。

Saturday 26 Sep. 2026 SY

目と手の協応/数量

担当:松本

ハンドサッカーの練習後でしたが、覚醒がよく最後まで集中して休まず取り組みました。

◼️活動の様子

・目と手の協応:ボコボコチェーンからスタート。左右交互、片手引き寄せ、全てのバリエーションを使ってチェーンを抜き切っていました。抜いた後は、自分から黙々と最後までチェーンを穴に入れました。手の揺れも少なく押す方と支える方で両手を使い分けてテンポよく入れていました。ボコボコじゃばらの畳み方も素早く、円柱差しは垂直に立てて入れる時もとても安定していて入れる時も出す時も円柱を落とすことなく丁寧に操作していました。枠太の体積パズルでは、最後の三角柱の組み合わせで寝かしてはめる向きもすぐに気づきピッタリはめていました。

体積パズルでは、新しく横に四分割のものまで取り組みました。部品を寝かした状態で次々に入れていました。コイデ東京さんに作成を依頼して販売されているものを使いましたが、三分割、四分割では寝かした状態でも枠に引っかかることなく落とし込めるので奥行きを合わせながら入れる練習になります。

 ウォーミングアップを終えて、楽しみにしていた数の棒に取り組みました。まずは、2の棒を2の枠3の枠4の枠にはめ込む課題に取り組みました。考えて向きを変えながらはめ込んでいました。2本同時に持って向きを変えることはなかったですが一本ずつ嵌めたり出したりしながら操作していました。次に、2、3、4、5の棒を組み合わせて、一ついらないパーツを含め提示していらないものはどれかを見つける課題に取り組みました。隙間に入らないことを実際に入れてみて確かめながら正解を導いていました。途中で諦めることが全くなかったです。

 次に1から10までの数の棒を、5では2と3というように合成分解する取り組みを枠を使って行いました。足し算の筆記もはさみながら進めましたが、再確認が楽しいようで次々に取り組んでいました。十まで来ると「11は?」といつもの質問が来たので、一回り小さい数の棒で、100までの数の桁どりと表記を確認していきました。

表記に使った数の木製カードを終わった後も自分で順番に並べることを楽しんでいました。並べる枠と木製数字カードがあれば通所先での朝の活動の一つとして楽しめるかもしれません。それをすることで気持ちが整いそうです。

Tuesday 22 Sep. 2026 FK

園芸

担当:矢作

■活動の様子
長雨続きで、かぼちゃが実らず、つるや葉もすっかり元気がなくなってしまいました。残念ですが、「お天気はどうしようもないね」と話をしながら、秋の種まきを始めました。

今回選んでくれたのは紅心大根。外は白く中が真っ赤な、カブのように丸みのある短い大根です。新しい土袋に、種をコショウ入れに入れて振り振りして種まきしました。

続いて、いちごの子株孫株がたくさんできたのを整理して植え替えました。こちらはヒマワリの古土を耕して肥料を入れます。
スコップをしっかり握って、ザクザク楽しそうに混ぜてくれました。
力の要る作業は力強く、種を扱う時は優しく触って土をかけるなど、作業によって上手に力を入れたり抜いたりしてくれました。

前回種まきしたミニニンジンの発芽や稲の花が咲いたのを観察して、稲穂の膨らみを感じたり、小さなオクラの実がまだたくさんあるのを確認したりしました。

後半は室内で、苔玉作り。秋の七草のひとつ、桔梗の苗を水苔でくるみ、毛糸でぐるぐる巻きます。水苔は乾燥のものを水に浸してギュッと絞るのが面白かったようでした。大好きな黄色と、桔梗に合う水色、クリーム色の毛糸を選び、手毬のように巻きました。秋を感じる苔玉が完成しました。

 

Saturday 22 Aug. 2026 HT

音楽

担当:石橋

■活動の様子:
今回も機嫌よく迎えてくれたTさんでした。新しいコルセットが出来たそうで、初めてコルセットを付けて電気ピアノの前に座ってくれました。コルセットを付けると椅子に座っても背中が安定するので、弾きやすいのではないかとのご配慮でした。確かに、椅子の座り方で音の出し方も違ってくるでしょうし、安定して座れたら、集中力も指の動きも良くなるかもしれません。有難いことです。

早速リクエストがあり、Tさんのテーマ曲「ハロードーリー」を弾いてみました。
イントロを聞くと、両肘を上げて左右に振りながら嬉しい時のフリフリダンスをしてくれましたが、さすがにこの時ばかりはコルセット付きでは動きづらそうでした。でも、いつものように鍵盤の上に軽く握った手を置くと、耳を澄まして私の歌やピアノと合う音を探し始めました。

しばらくすると、メロディーに調和する音を見つけて伸びる音が続いていたのですが、突然早く移動する単音が連続して聞こえてきました。どうやって弾いているのだろうと驚いて見てみたら、なんと鍵盤の上で手首を回しながら次々と鍵盤に手が当たる所が音を出していました。今までTさんは、単音を出す時は肘を横に張って親指か人差し指の関節を曲げた所を使って音を出すことが多かったのですが、こんな弾き方は初めてでした。
伸びる音だけでなく、間に短い間隔で音が入って来るとリズムが出来てきます。Tさんは自分の耳で聞いて、それを感じている様でした。なかなか斬新で素敵な音の出し方だなと、驚きつつ感心しました。
Tさんも偶然発見した弾き方だったのかもしれませんが、握った手の転がし方も音が濁らない様に丁寧な印象でした。

こうしていろいろなスタンダード曲を弾いているうちに疲れたようで、少し休憩する事に。Tさんは椅子からカーペットの上に降りると、お母さんにすり寄って甘えていましたが、すぐにテーブルの下に置いてあったフルートを見つけると、お母さんの方を食い入るようにジ~ッと見つめていました。「え~?吹けないよ~!」と驚いているお母さんでありました。

さて後半は、暑い時でもあり今度はコルセットを外したままにして、涼しいクリスマスソングのセッションをやってみました。すると今度も、T君の電気ピアノからは時々短い間隔で動く単音が聞こえてきます。Tさんはきっと、今日見つけたばかりのこの弾き方が気に入ったのだなと思いました。Tさんが出す音は、ひとつひとつ意志を持っているようで、決して乱暴には弾かないところが良いなと思います。

その日の気分や体調によって、やりたい事もやれる事も違うのを念頭に、こちらから弾き方を求めずに、ある程度同じスタイルで続けてみて反応の変化を見ていくことが大事なのかなと改めて思いました。
実際、出会った頃よりも遙かに積極的にいろんな音を出してくれるようになったと思います。有難く嬉しいことでした。

さてお母様の話では私が帰宅後、Tさんに催促されて、音が出ないながらもフルートで「きよしこの夜」を1曲吹いたら、やっと納得してくれたとのことでした。
良かった良かった!

Saturday 12 Sep. 2026 FK

目と手の協応/文字/スイッチ操作

担当:松本

◾️活動の様子

・目と手の協応:最初に前回の宿題となっていたPPSスイッチの空気圧スイッチのマッチングをしました。手に握ってもらったのはスポイトで、ステップバイステップによるはじめの挨拶を行いました。手の形にあっていて、操作しやすそうでした。他の活動もそうなのですが、外からの働きかけ、手を握ることや、振動などの手がかりがあると運動を起こしやすのですが、働きかけがない状態では運動を起こすことが難しい場合が多いです。そのため、ボコボコチェーンや凸文字なぞりでは常に運動の手がかりとなる刺激が伝わるので動きが出やすいのですが、静止した状態から自分から運動を起こすことが難しいです。どこに困難さがあるのか考えるためにも生体電位を利用したスイッチなどを試してみたいです。また、常に振動などの運動の手がかりとなる外からの働きかけができるスイッチも開発してみたいと思います。

 今回も、スイッチを握っていない方の手を握ることや、マッサージ機を握ってもらい振動を送ることで、スイッチを握れる場面が多くありました。反射とは違い、働きかけを続けてしばらくしてから、スイッチを握っていたので何らかしらの運動を起こす準備をしているようでした。

 その後、いつものようにスライディングブロックやレバーの課題に取り組んだ後に文字学習に移りました。

・文字学習:文字盤で本日練習する文字を選んで、凸文字なぞり→手のひらに書く→かかわり手の指先に書くの順で行いました。今日は「か」行を選びました。文字盤を一緒に人差し指で辿っていくと「かきくけこ」の時にかなりハッキリ声を出してこの行を練習することを伝えていました。お母様から園芸で行っている「かぼちゃ」のことを伝えたいのではとヒントをもらい、そのことについて尋ねると頷くような動きで返事をしていました。最近は、園芸のことを伝えることが多いです。

・スイッチ操作:iPadの操作をいつも通りスライドスイッチで行いました。奥山支援員の9月の音楽情報を手まえに引く動きでスライドを進めました。1位から3位の曲は知っている曲が多かったようで画面に注目して手も動かして、足でもリズムを取りよく聞いていました。

Monday 31 Aug. 2026 SH

音楽

担当:古賀

■活動の様子

「こつこつ、生ききる」

今日、最初の印象は、Hさんの車椅子での姿勢でした。
Hさんを車椅子へとセッティングしてくださったヘルパーさんのセンスがとてもよく、身体が無理なく収まり、上手に座れていました。そのおかげで私自身もとても関わりやすく、腕もサポートしやすかったです。

私自身、「心地よいポイントはどこだろう」という身体感覚を大切にしていて、日々稽古をしています。でも、自分の心地よさだけではなく、相手の心地よさを感じ、互いにそれを感じ合うことも、とても大切なのだと改めて思いました。

この日は、先日の「わたぼうし音楽祭」の舞台についての感想を話すところからスタート。顔や口のまわりをゆっくりほぐして、発声練習もしました。
母音の違いを聞き分けながら表情筋を動かしていくと、だんだん顔がほぐれてきて、最後には本当にいい笑顔に。
トーンチャイムを鳴らしたり、ドラムを叩いたり。

そして、ヘルパーさんが指談で手を合わせる姿や、お母様のお話にも感化され、Hさんから出てきた「生ききる」という言葉をもとに、その場で歌をつくりました。

♪ 手と手が出会えば できることがある
 声にならなくても 手と手があわさって

 こつこつ 今日をいききる

 わらったり 泣いたり 怒ったり
 こつこつ ♪

そこから、話は以前聞いた「インディアンの石の話」へとつながっていきました。

大きな石 小さな石
形も 大きさも 違う石

それぞれの石に、それぞれの場所や役割がある。
今回、Hさんの腎臓に石が見つかり、レントゲンを見せてもらったことが、この「石」の話につながるきっかけになりました。

ただ心配なものとしてだけ捉えるのではなく、「石を持って、強く生きる」

こつこつ、生ききる。
そんなことを一緒に感じた時間でした。