Saturday 19 Dec 2020(MH)

コミュニケーション/操作

久しぶりの再会。やや緊張しているものの「パプリカ」を口ずさむとすぐに笑顔になりました。

予定を知るためのステップとしてプログラムをオブジェクト表示するところからスタートしました。

■活動の様子

<コミュニケーション>

・写真カード(アイポイントによる表出の学習):無地と写真2種のカードを示すと、無地はほとんど見ずに写真のみに視覚定位。速い。次回から写真2種の選択に取り組めそうです。

・VOCA(自発的な表出・VOCA1/2選択):今回は、VOCA提示時からONの操作。スイッチ自体を手にして口に持っていく行動はほとんどなかったです。因果関係理解を維持。机左方に設定しても、右手にて正中線を越えての操作確実でした。VOCA2種の提示に対し、ほぼ右側のみを選択していました。表出のないことにけげんな表情になっていました。再びミニマックのみにして成功体験を積みました。

<操作>

・チェーン引き(操作・遊びの拡大):自発的にリング部分に手指をかけました。数トライ目で右方に引く動きが出て、ゴム掛けなしで引き出すことありました。左手の動きが出てきたため、ゴム補助で本体保持。右手にて引く左右の分離協応前回よりも見られました。

・銀玉落とし1穴2穴(操作・遊びの拡大):穴への関心の高さ+因果関係理解の向上から、玉を落とす意欲アップか?。手指よりも、親指の付け根あたりを玉上にガイドすることで、押し込むような動きが出ました。目手の協応は弱い。玉の温覚は入力されているかもしれない? 「ポン する?」で笑い、視線が玉へ向きました。

・きのこ取り(操作・遊びの拡大):手に対し、きのこが大きい印象だが、手指を縁にかけて取り出す動きが出ました。VOCAに貼り付けたカードをはがす時のような得意な動きを使っていました。

・スライドスイッチ+チャイムメロディー(点から線へ方向性に対応した操作へのステップ):すぐに因果関係を理解。下方から上方への動きが良かったです。何度か繰り返した後、スイッチの方向を変えてトライするも対応しました。次回さらに方向を変えて実施したいです。

・ミラーボール+スイッチ(お楽しみ):ミニスイッチ操作は確実。光に驚く。光+「お星がひかる」の歌を歌うことでややリラックスしました。

<VOCAによるコミュニケーション遊びの提案>

松本より、ビックマック1台貸し出し。これまで実施してきた写真カードの選択して「パプリカ」を録音してあるビックマックをONにする遊びに加え絵本の繰り返しのあるフレーズを録音し、本児に読んでもらう遊びを提案しました。例「だるまさんが」、「おおきなかぶ」など。

<操作時に、目手の協応を維持しなくなった場合の対応>

活動の内容を擬態語にして声掛けすることで、その声への関心の高まりから活動対象への注目が促される傾向があることをお伝えしました。