Sunday 5 Sep. 2025 FK

活動記録:目と手の協応/文字/スイッチ操作

担当:松本

◾️活動の様子

・目と手の協応
 テーブルを外し、肘を後ろに引ける姿勢で「ボコボコチェーン」に取り組みました。最初は左右それぞれの手で交互に行い、その後、片方の手でリングを持ち、もう一方の手でチェーンを握る形でも行いました。チェーンを引く際には、手首をしっかり使って引き抜く動作が見られました。

 続いて、机をつけて「ボコボコチェーンミニ」を両手にセットすると、両手を広げながら何度も自分でチェーンを引っ張る姿が見られました。

 平面に埋め込んだカバサでは、右手をカバサの上に置き、左手の近くにウインドチャイムを設置しました。今日も、手を自分の身体の方へ引く動き(肘の屈曲)はとても上手でした。そこで、押す動き(肘の伸展)の練習も一緒に行いました。最初は真剣な表情でしたが、途中から笑顔になり、左手側のトーンチャイムも揺らして鳴らすようになりました。

 さらに、前後に倒れるように動く「立体ボコボコレバー」でも同様の動きを練習しました。何度か繰り返すうちに、自分で肘を伸ばしてレバーを手前から奥へ動かすことができました。動かした直後に深く息を吐いていたことから、集中して力を使っていたことが伝わってきました。

・文字学習
 文字盤を使って本日練習する文字を選び、「凸文字なぞり」→「手のひらに書く」→「メッセージボードに書く」という順で行いました。

 今日も「た」行を選び、「た・ち・つ・て・と」と指を滑らせていくと、「と」のところで力が入りました。確認すると、顔を動かして「それで合ってる」という合図をしてくれました。「なんで『と』なのかな?」と尋ねると、「泊まるの『と』?」という言葉にまた同じように顔を動かしました。お母様に確認すると、今度レスパイトに入る予定とのことでした。「よく伝わったね」とフィードバックすると、嬉しそうにいつものように練習を続けました。

・スイッチ操作
 iPadの操作をスライドスイッチで行いました。奥山支援員の9月の音楽情報を、手前に引く動きでスライドを進めました。このとき、振動スピーカーを使用し、先ほどと同じようにウインドチャイムを設置しました。

 今日は、音楽をよく聴いてリズムを確かめてからチャイムを鳴らすことが多く見られました。お母様からも「今日はいつもより画面をよく見ていた」とお話がありました。最後は満足そうな表情で、スライドスイッチを操作してステップバイステップを使い、終わりのあいさつをして活動を終えました。