Saturday 13 Dec. 2025 OK

園芸

担当:矢作

■活動の様子
前回収穫して干しておいた稲を、今回は脱穀体験と稲わらを用いた正月飾りづくりに活用しました。

まず穂先を折り取って、割りばしに挟んで引っ張り、房から粒を外します(脱粒)。次に、すり鉢に入れてすりこぎでゴロゴロすると、もみ殻が外れ、玄米になります(もみすり)。玄米をすりこぎでトントンたたいて白米にします(精米)。脱粒は気持ちよい音がするので、Kさんも楽しみながらどんどん進めてくれました。すりこぎを使うのも、腕の力が強いので、しっかりゴロゴロ音を立てて、することができました。玄米が出てきたら、手のひらにのせてふうっと吹くと、軽いもみ殻だけが吹き飛び、玄米だけを取り分けることができます。Kさんはこの吹き飛ばしもかなり楽しかったようです。
ただ、少量であってもすべて玄米になるまでゴロゴロするのは地道な時間のかかる作業になるため、体験した後は宿題とさせていただきました。米を食べられる状態にするまでの、手間ひまかかる脱穀の流れを実感していただけたかと思います。

湿らせた稲わらで、縄をないました。20㎝ほどの小さなものですが、しめ縄として水引や紙垂(しで)などの飾りをつけて、正月飾りにします。縄をなうのは1人では難しく、共同作業が必要なので、しっかり端を持っていてもらうようお願いしました。紙垂を折ったり、他の飾りを付ける場所も選んだりしていただき、小ぶりながら豪華な正月飾りになりました。

また、10月に作ったハロウィンリースに、フレッシュの針葉樹(ブルーアイス、ヒバ)の枝をプラスして、香りのよいグリーンのクリスマスリースに変身させました。ワイヤをねじる作業をたくさん頑張ってもらい、すてきなリースに仕上がりました。

その他、大根、かぶ、ブロッコリー、にんじんの葉っぱの観察をして、虫はもういないことを確認し、追肥をしました。お花の寄せ植えも順調で、花がらを摘むと蕾が上がってきて、たくさん咲くことをお伝えしました。今後も楽しみです。