Wednesday 17 May 2023 FKK

音楽

担当:石橋

■活動の様子
 伺った時は目を覚ましたばかりで、何とかご挨拶はできたものの、まだ体調は今一つのようでした。今回もベッドで横になったまま、まずはKホイッスルの演奏の仕方を応用編として見ていただくことにしました。ちょうど「嵐」の音楽がかかっていたので、それに合わせてさっそく鳴らしてみました。1拍ずつ鳴らすばかりではなく、丸々1小節か2小節休んだり、時々シンコペーションを意識して鳴らしてみると、笛1本でも音楽の表情が変わり楽しくなります。こんな使い方もできることをKさんにお話したかった次第です。ところが、いつの間にかKさんはまた寝てしまっていました。

 この日は、結局Kさん自身のKホイッスルの練習はできなかったのですが、実はKホイッスルの新しい使い方を発見できました。ヘルパーさんが、Kホイッスルを持って「ほらほら、Kちゃん、起きて。Kホイッスルやってみようよ。」と言いながら、KホイッスルをKさんの前で振っていたら、なんと、押さなくてもピッピッと笛の音が出たのです。
「あれっ?」「えっ?」と思わず二人で顔を見合わせてしまいました。温度のせいか、湿度のせいか、それとも何度も押されて持つところが柔らかくなり、ふにゃふにゃになったせいかもしれませんが、押さなくても下の方を持ってブラブラ振るだけで、上の方にセットしたホイッスルの中を空気が通り、音が出るようでした。

これは大発見!

 力を入れて握ることができなくても、持ったまま手首をストンと下におろしたり、持ったまま手首を反対に返したりすることで音が出ることが分かりました。
「凄い!」と喜んでいたら、今度は上の方を持って振ると、カタカタと打楽器的な音が出ました。これも、ヘルパーさんが見つけて下さって、「いろんな音が出せますね」と。
 Kさんに早く見せたいのに、残念ながらますます 深い眠りに落ちてしまったようでした。仕方がないので前回のように、子守歌的にお馴染みのバラードを何曲か聴いていただきました。最後に、早く治りますようにと「星に願いを」を歌っていたら、医療機器メンテナンスの方がいらして、終了となりました。