Friday 9 Sep 2022(FKK)

音楽

担当:石橋

 今回は、マンションの定期工事の方がいらしていて、ガガガガっと大きな音が出ていたのですが、相当お疲れなのか、Kさんはグッスリとお休み状態。その後も、医療器具の点検の方がいらしてゴッソリ取り換えたり、医療ケアの看護師さんがいらして検診などをされていたのですが、Kさんはずっとウトウトと寝ている状態でした。

 初めてお会いする若いヘルパーさんに、歌っていいものかお聴きしたのですが、勧められてベッドサイドにミニピアノを置いて、歌い始めました。最初は子守歌風に、静かな曲を静かに歌いましたが、そのうち、ヘルパーさんの「気にせずドンドンやって下さい。」との声に、Kさんのお気に入りの「南の島のハメハメハ大王」とか「手のひらを太陽に」とかを賑やかに歌ったのですが、うっすらと目を開けかけて、また完全に閉じて動かなくなってしまいました。体調が悪い状態ではないそうなので、時々寝たままのKさんに話しかけながら、一方的にひたすらたくさん歌いました。夜なべして譜面に起してきた先月の宿題「A.RA.SHI」も途中までだけど、せっかくだから聴いて頂きました。もちろん、「Happiness」も。Kさんは、一瞬目をパッチリ開けたようなのですが、やはり、そのまま目を閉じてしまいました。途中でヘルパーさんがKさんの腕を取って木の鈴を手首にかけても反応が無いので、その手を持って、歌に合わせて振ってくれたりしたのですが、珍しくほとんど反応がありませんでした。

 今日は、体を休める日かもしれないと思いました。終わりかけにヘルパーさんが、どこまでもお客様を優先するアイドルと、自分の意志を優先するタレントの違いについて教えて下さり、アイドルでいる方がずっと難しく、嵐は立派なアイドルだという事を教わりました。Kさんのお陰で嵐の素晴らしさに気付いた私ですが、今まで考えた事のなかった比較なので、とても興味深かったです。いずれにせよ、嵐は永遠のアイドルに違いないようです。