音楽
担当:石橋
今回は、久しぶりにお母様とM君だけの参加でした。
時間いっぱいたっぷりと、一緒に歌をたくさん歌いました。
リクエスト・リストにあったジブリ系と、「みんなのうた」や「おかあさんといっしょ」系中心でしたが、「ブルースぞうさん」や、前回リクエストで歌った「にじ」の同じ作者達による曲で「世界中の子供達が」を歌ったら、気に入って下さった様で嬉しかったです。
このところ毎回M君の右手が、ウィンドウチャイムを鳴らす間隔が短く、強い音が出せるようになったので、今回は太鼓を鳴らせないかと、小さい和太鼓をお持ちしました。ただ、どうしても勢いよく当てないと太鼓は音が出ないので、途中で小さいバチを手に固定して試して下さったのですが、ゆっくりと表面をスライドするだけで、太鼓の音を出すには難しい様でした。
完全に力を抜いてパッと手を落とすという方法も、なかなか難しく、やはり今の所、M君の右手の動きが、ちょうど優しく当たるウィンドウチャイムが一番合う様でした。
M君自身も、ウィンドウチャイムの鳴らし方とその音を、覚えて楽しんでいる様に見えました。何より、支えられてではなく、自分の意志と力で音を出せる喜びは大きいと思います。改めて、そのことに気付かせて頂いた次第です。
ということで、テーマ曲の「ドレミの歌」を「M君ルール」で何度か歌いました。この曲が始まった時のM君の嬉しそうな顔を見るのは、何度見ても私自身が嬉しくなります。
さて、その日は丁度、広島原爆記念日だったので、フランスのシャンソン歌手ムスタキが作った「ヒロシマ」を聴いて頂きました。
今の時世を考えると、決して過去の事とは思えない状況ですが、どこも平和であってほしいというお話をしたら、お母様も、何かあると真っ先に犠牲になるのは病気の子供達ではないかと真剣にお話されました。
社会全体で弱い立場の人を守る意識を持っていれば、自分が年取ったり病気になったりしても安心して暮らせる社会になっているでしょうにねと。その通りですよね。少なくとも戦争のない世界にしたいものです。