目と手の協応/コミュニケーション
初めての学びサポートでした。最初の緊張が嘘のように、後半は、力が抜けても外へ広がり普段通りの力を発揮されていました。
家でも親しんでいるボコボコミニチェーンからスタート。ほぼ初めての環境のため、また意欲があり、かなり緊張が高まり上肢のコントロールに苦労していたので、いったん休みを入れました。
次はツリーチャイム。ツリーチャイムの方を手指に近づけることで音出しに成功するよう援助。次第に姿勢が改善し、握った手を当てて操作していました。
その次にボコボコジャバラ。視覚定位は確実にできていました。手を握ったまま蛇腹に近づけ、待つと人差し指が開いてきました。親指を援助で固定すると自ら引く動きが出ました。繰り返していると、指が開くまでの時間が短縮し、開く幅も広くなりました。
ボコボコ棒では、棒へのリーチと共に指が開き、グラスプしてくれました。一度つかむとリリースは時間がかかっていました。
前半の課題にて手指の操作性(手が開き、かつ指と手のひらとの距離が指2本分位と丁度良く開く)が向上したため、手のひら内での操作が可能と判断してタクトスイッチ+扇風機にトライ。学校でのスイッチ経験があり、すぐに自発的操作。オンは確実でした。
ジェリービーンも試し、操作可能でしが、大きさや厚さからタクトの方が機能的な様子でした。
リラックスすると抑揚のあるソフトな発声があり、単語表出の可能性を感じました。「頭あげて」に応じていて、理解力も高い様子でした。