Monday 4 August 2025 SH

音楽

担当:古賀聡子

■活動の様子
前回のセッションがアイデア満載で感動的だったことから、今回はそれを上回る体験を目指したいという思いがありました。しかし、あえて「空っぽ」の状態で「音楽を楽しむ空間」のイメージをもって訪問しました。

まずは、セッティングしながら雑談の後、お題を発表。
使用楽器は、訪問時のみ使用する電子キーボードに加え、トーンチャイムや打楽器などを準備。皆で役割分担して持ったトーンチャイムでウォーミングアップを行いました。

5音で色々なフレーズを楽しむなか、ベートーヴェン「歓喜の歌」では
「もう今年も終わり!?」と笑いがこぼれる場面もあり、和やかな雰囲気の中で本題へ。

今回のテーマは「夏といえば?」
お母様がHさんの指を読み取りながら、インタビューします。
そうしたら夏といえば、「クーラー」
 ・クーラーがないと生きていけない
 ・命を守る大切な存在
という言葉とともに、クーラーへのやさしい感謝の思いがでてきます。

私は壁の上を指差して、「クーラーの商品名に”しろくまくん”と書いてあるよ。では”しろくまくん”と呼ぼう!」
やさしさと想像力にあふれるユニークな歌詞が完成。
トーンチャイムを使ってご両親にもご参加いただき、4人で音を分担しながら、即興で一曲に仕上げました。

さらに、キーボードにも名前を!
セッションの流れの中で、使用していた電子キーボードにも名前をつけ、そのキャラクターを想像して、二曲目のオリジナルも楽器を使って、うたとトーンチャイムで即興演奏。自然な流れで、創作が重なっていく展開となりました。

最後には、両曲の演奏をビデオに撮影し、みんなで一緒に鑑賞して笑いあって、自分たちの作品を振り返る楽しさにもつながりました。

私自身にとっても、すばらしく豊かな創造活動となり、翌日の朝、「しろくまくん」に触発されて唄がでてきました。
即興の中にあるひらめき。
思いやりの言葉を大切にしながら、ご家族と共に達成感のあるセッションでした。