操作/コミュニケーション
・遊具・教材(目的):子どもの様子
<コミュニケーション>
・VOCA8キー(VOCAによる表現):中学部入学をテーマにした会話「部活」「勉強」「新しい先生」「ここにはない」に該当する手書きシンボルを提示しました。8キーのうち4キーに載せた状態で、Q「中学生になって楽しみなことは?」に対し、「部活」と「勉強」と答えました。
・ペンと紙(ひらがなの構成→書字へ変更):VOCAにて名前の構成課題を行おうとペンを出すと、すぐにリーチして書く意欲をみせました。左手屈曲位にてガイドで書きました。書見台の角度を調整すると、特に「さ」は、方向性が向上しました。
<操作>
・持ち手つきチェーン(右手の積極的使用):右手を持ち手にかけての左手試行、左手を持ち手にかけての右手試行の両方を実施。持ち手から手を抜く動きが前回よりもスムーズで、操作イメージ、ボディイメージが向上している様子でした。
・埋め込みカバサ/埋め込み糸車/T字バー(2方向を意識した操作):右手指が糸車を越えることに苦労していましたが、意欲は向上。前方に倒し→垂直に抜く、という2方向の操作についてほぼ連続的に行っていました。
・新教材ハードル型バー(グラスプを促す):正面の横バー、縦のバーどちらもよく操作に使用して引いていました。くり返し行うと、◎次第に親指が横バーにかかるようになました。
・回転バー(半回転の連続的操作):①12時から右回りで5時まで+②左方9時から右回りで5時まで+③4時から正中下方をやや苦労しつつ左方向へ切り替え8時まで操作していました。
・円柱入れ(操作性の向上):細い方をやっていたら、太い方の方を指差し選択しました。ここまで、はっきり取り組みたい教材を伝えるのは初めてでした。