Friday 27 Dec 2023 FKK

音楽

担当:石橋

■活動の様子
 今回は私が伺う直前に、少し大きな発作があったとのことで、ヘルパーさんと一緒にしばらく様子を見守りました。少し落ち着いてきたら、今度は深い眠りに入ったみたいで、またしばらく様子を見ることになりました。静かなお部屋には、Kさんがお花の先生と一緒に活けたというお正月用のお花が綺麗に飾られていました。
その後ろの壁には、成人式で見事な晴れ着を着て、お母様と一緒に嬉しそうに笑っているKさんの写真が飾られています。
改めて素敵な写真だなあと眺めながら、Kさんがいつもこんな表情でいられたら良いなあと思いました。

 さてウトウトしつつも、やっと少し目を開けたようなので、Kさんに挨拶をして、ベッドサイドで静かに歌うことにしました。アラジンの「A Whole New World」や「Love me tender」などバラードを、ゆっくりと静かめに。
でも、どちらかというとリズムのあるアップテンポの曲の方が好きらしいので、目を閉じているけど少し反応があったのを見て、アップテンポの曲も歌うことにしました。まずはKさんの好きな嵐の「ハッピネス」を。続いて「パプリカ」、そして「おもちゃのチャチャチャ」と「五匹のこぶたとチャールストン」を。
ヘルパーさんもシェーカーを持って、一緒に鳴らしてくれました。すると、Kさんの目が開いてきて、少し笑ってくれたようでした。
それを見てヘルパーさんが、「Kちゃんは、けっこうブル―スも好きみたいですよ。」とのことで、最後はちょっと賑やかにブルースを2曲聴いていただきました。

 終りかけになって、やっとすっかり眼も開いて楽しそうに笑ってくれたようでしたが、今回は残念ながらエイサー太鼓を使う時間がありませんでした。
でも、Kさんの発作も治まって、壁の写真ほどではありませんが、最後はニコニコ笑って聴いてくれたようで良かったです。