Sunday 7 Dec. 2025 FK

目と手の協応/文字/スイッチ操作

担当:松本

⬛︎活動の様子

・目と手の協応

 テーブルを取って肘を後ろに引ける状態を確保し、ボコボコチェーンから取り組みました。片方の手にリングをヘアゴムで固定し、チェーンにもう一方の手をのせると、リング側の手と同時にチェーン側の手も引き、タッパーからチェーンを引き抜いていました。リング側の手では肘を引く動きも見られました。

 平面に埋め込んだカバサでは、右手をカバサの上に置いてスタートしました。今日はカバサの方に集中してほしかったため、ウインドチャイムは設置しませんでした。得意な「引く」動きだけでなく、肘を伸ばす「押す」動き(手前から奥の動き)もねらい、肘と手を介助しながらしばらく取り組みました。その後、3回程度、自分から肘を伸ばして手前から奥の動きを行うことができました。この動きは、前後に倒れるように動く立体ボコボコレバーや、玉落としを縦に一列に並べた教材でも、今回初めて見られました。肘・肩・手首の調節がかなり上手になっている印象を受けました。

 通所施設でも、最近は覚醒が低くなることが少なく、手の動きもよく、作業量が増えたとお母様が伝えてくださいました。今ある力を最大限に活用した支援機器を使った活動参加のサポートとともに、応答的感覚教材による感覚の使い方や運動コントロールの学習の成果が、ゆっくりではありますが周囲の方にも実感できる形になってきたことを嬉しく感じました。

 その後、大きな円盤のスライディングブロックで、上下左右の動きを一緒に確認してから文字学習に移りました。

・文字学習

 文字盤で本日練習する文字を選び、凸文字なぞり → 手のひらに書く → メッセージボードに書くの順で行いました。今日は「は」行の中から、さらに「ほ」を選びました。訪問ヘルパーさんの復帰を伝えたい様子でした。

・スイッチ操作

 iPadの操作をスライドスイッチで行いました。奥山支援員の12月の音楽情報を、手前に引く動きでスライドを進めました。振動スピーカーを使用しました。今日は紅白初参加アーティスト特集でした。聞いたことのある歌のときには、瞬きや頭の動きで私の方を向き、反応を教えてくれました。

Sunday 7 Dec. 2025 MM

視線入力/目と手の協応/スイッチ操作

担当:松本

⬛︎活動の様子

・視線入力

 本日もモニターをセッティングして待っていてくれました。ご家族に設定していただいたポジションで、調整なしですぐにスタートできました。いつものように風船割りから始め、車、玉、花火、対戦塗り絵の順に取り組みました。今日は上の方に視線が寄りがちでしたが、意識して他の方向にも動かす場面が見られました。

・目と手の協応

 ボコボコレバーミニからスタートしました。右肘が脇の保持支えのところにハマって動かしにくそうだったため、そこから外すと、すぐにチェーンを抜き切っていました。

 平面埋め込みカバサ、平面埋め込み回転ドラムでは、手前から奥に向かって右肘の伸展と屈曲を調節しながら、何度か自分で動かしていました。T字レバーの立体的に弧を描くボコボコレバーでも同様に、手前から奥へ動かすことができていました。引く動きも押す動きも、一気に力が入ることなく、ゆっくりと滑らかに動かしていました。

・スイッチ操作

 iPadの操作をジェリービーンスイッチで行いました。奥山支援員の12月の音楽情報を、手前に引く動きでスライドを進めました。今日は紅白初参加アーティスト特集でした。ずっと画面に釘付けで視聴していました。同世代の若者がどのような曲を聴いているのかの手掛かりになるため、紅白を観てみてと伝えました。

Saturday 29 Nov. 2025 MM

音楽

担当:石橋

■活動の様子
寒い時でも日向を歩くと気持ちが良いものですが、まず初めに、今回は久しぶりにトトロの「さんぽ」を歌ってみました。Mさんも大好きな歌だそうです。
続いて、散歩の途中で見た黄色のイチョウや赤いモミジや桜の葉を思いながら、「もみじ」と「旅愁」を。今年は歌う機会がなかったので、ついでに英語の「枯葉」も聴いていただきました。

秋が短かくなったことを話しながら、今シーズン初の「北風小僧の寒太郎」を歌ってみたら、歌い出してすぐにMさんはパッと顔を明るくして「あ、あの曲。」という風にニコニコしています。
この曲独特のリズムが気持ちよく、ご両親も打楽器を鳴らしながら掛け合いで歌って下さいました。

いつものように、お馴染みの曲をたくさん歌いましたが、ご両親の打楽器は、とてもリズミカルで気持ちよく、どんな曲もMさんの気持ちに寄り添っているようでした。きっと一緒に、今まで何度も聴いてきた歌なのだろうなと思いました。
Mさんは知っている好きな曲だとわかると、パッと顔をほころばせて飛び切りの笑顔を見せてくれる事がありますが、今回は、「おもちゃのチャチャチャ」や「ジングルベル」などもパッと嬉しそうに反応してくれました。

さて中でも、特にMさんがお気に入りの歌が2曲あります。もちろんパッと表情が明るくなる曲ですが、聴くだけでなく、Mさんが奏者として楽器で参加する曲です。当然ながら音を出す位置が決まっていて、そのタイミングによって私の歌が始まります。

その一つ「ドレミの歌」。始まりを、Mさんのウインドウチャイムからと言うルールは、すっかり定着したようですが、「次はドレミの歌を歌うから、Mさんが初めにチャイムを鳴らしてね。待ってるからね。」と言ってから始まりの一発が出るのには、やはりどうしても暫く緊張した時間が続きます。
みんなの視線もあり、久しぶりでもあり、普段しない動きなので、腕をスムーズに動かすには大変な集中力も必要です。
でもひとたび、イントロでチャイムを鳴らして歌が始まったら、間奏の終わりで再びチャイムを鳴らすことはもう理解できているようで、比較的スムーズに2番の始まりのチャイムや3番の始まりのチャイムも鳴らせるようになってきました。

それだけでなく、曲の途中でピッタリと歌に合わせてキレの良いチャイムを鳴らしてくれることもあり、驚きました。ゆっくりとキラキラした音だけでなく、「ジャンッ」とか「ジャッ」とかアタックの強い音も出せるようなのです。
実は以前は、他の場面でも「キラッ」と音を出すことがあり、偶然かなと思っていたのですが、今回は曲中で複数回、あまりにもタイミングがピッタリ合い、しっかりと意志を持った音に聴こえました。もしかしたら意図して鳴らしているのかも知れないと感じた次第です。
実は、なんとお父さんも前からそんな風に思っていたそうでした。もしそうならMさんの感じ方が、より演奏の表現として伝えられることになるかも知れません。

そしてもう1曲、「はらぺこあおむし」のいくつかの場面転換の場所にウィンドウチャイムを入れてもらえないかとうながしていたら、毎回少しづつですがMさんなりに理解して参加してくれている気がします。
前より短い時間で反応してチャイムを鳴らしてくれているようでしたが、チャイムの扱い方も少しづつ慣れてきたのかもしれません。
お母さんが、進行に合わせてMさんの前で絵本を広げて見せてくれていましたが、物語の進行はだいたい覚えている様子でした。

鳴らし方による音色も少しずつ違って、もしかしたら意識しているのかも。完全に音のコントロールは出来ないまでも、心の中で場面転換が出来ているとしたら、凄い進歩だと思います。
終盤のサナギからチョウチョが出てくるシーンでは、一番のクライマックスになる所なので、時間がかかってもMさんが場面を理解して自分の気持ちで音を出せるようになると素敵だなと思います。

なんだか私一人で興奮してしまい、
終わった後、「上手に鳴らせたね。」とMさんに声をかけたら、Mさんも私に何か話しかけてくれました。
残念ながら正確には理解できなかったけれど、「音を出す事は楽しいね」と言っているような気がしました。ハイ、私もそう思います

Monday 8 Dec. 2025 SH

音楽

担当:古賀聡子

■活動の様子
1.トーンチャイム合奏(「フリーセッション」&「きよしこの夜」)
 皆さん(5人)にそれぞれに2音を担当してもらい、指示のタイミングに合わせて演奏しました。
最初から曲を演奏するのは難しいかもと思いましたが、区切って最後までできたので合奏としての響きを楽しみつつ、いい緊張感のある集中状態が生まれ、「鳴らしたいタイミング」「実際に出た音」のズレを調整するトレーニングができました。

2.キーボード体験(指の介助あり)
 必要に応じて手指を支え、鍵盤に触れる・押す動作を補助。両手を使っての音が出る感覚の喜びを大切にしました。親御さんも喜んでいたのが印象的でした。

「今年も音楽をたくさんできたことが嬉しい」「来年もまた音楽をたくさんしたい」と感想をいただきました。

Friday 5 dec.2025 MO

担当:奥山
【活動の様子】今日の予定についてお伝えした後に、MOさんが奥山の先生になって指筆談の練習をしていただきました。続いて、天畠大輔さんのあかさたな話法の動画を見ていただいて試していただきました。
次に「くま」のはなし。未だに毎日のように耳にするくまについてKeynote教材で情報をお伝えしました。
続いて、習字の練習。筆を運ぶ際に下(カットテーブルの面)を見ることが難しいために、今までは、テーブルの面にカメラを向け、プロジェクターを使ってその映像が目前のボード上で見える道具立てを使っていたのですが、今回はなるべく特殊な道具立てを必要としない仕組みを考えました。tobiiで使うアームに傾斜板を立てかけるようにして、MOさんの肘を支えて腕の位置をあげることによって、自分の手を見ることができるように準備しました。肘を支えた際に力が入るので、これからは、お気に入りの音楽を聴きながら腕や肩の力を抜く取り組みをすることを提案しました。書くときにも好きな楽曲をかけながら書くことを提案させていただきました。
最後に12月の音楽情報を紹介しました。紅白歌合戦に初出場のグループを紹介させていただくときには、アイドル系の楽曲に目がキラキラしていらっしゃいました。

Sunday 9 Nov. 2025 TS

操作・コミュニケーション

担当:小山

教具・教材の使用と子どもの様子

母が持参してくださったひらがなマグネットを用いてひらがなアセスメントを行いました。黒地8キー板にて「と」「な」「さ」をランダムに提示したところ、「さ」は確実に選択できました。「な」は正反応が見られましたが、「と」は誤反応が見られ、数字との1/2選択でも誤りがありました。

「しゃべるんです」を用いたVOCAアセスメントでは、6キー上に「さ」「と」「な」を配置して提示しました。「さ」は正反応が見られましたが、操作時に面を使って(添わせていく)コントロールするため誤作動が増える傾向がありました。次回はカバーの使用を試行します。あわせて、くだものイラストでは「ぶどう」を1/4選択で右上を正反応し、食事写真の1/2選択では誤作動はありませんでした。

太チェーン抜き・小チェーン抜き・棒抜き・回転ハンドルでは、左右の手の使用促進、たぐり寄せ、連続的な操作の観点で様子を確認しました。右手をゴムで固定して取り組んだところ、チェーンを引ききった後にたぐり寄せが見られました。一方で、操作を数回行った後にサイドテーブルにあるひらがなマグネットを指さして要求することが多く、本人の関心がひらがな教材に強く向いている様子がうかがえました。

ひらがなマグネットは本人の希望に基づいて取り組み、マグネットを自分で取ってボードに貼ろうとする行動が見られました。握りの保持は可能でしたが、リリースの際には4指が開くものの親指が開きにくく、苦労する様子がありました。

銀円盤3穴入れでは操作性のアセスメントを行いました。マグネットに比べ、円盤の厚みにより適度に手指が開きやすく、さらに重みがリリースを助ける様子が確認できました。穴への見当付けがあり、面を用いて滑らせながら入れる操作が見られ、一部のみ援助で入れることができました。

Sunday 9 Nov. 2025 MH

操作・コミュニケーション

担当:小山

教具・教材の使用と子どもの様子

VOCA(あいさつ/先生からの報告を伝える)では、担任より丁寧なメッセージが録音されており、Sさんは表出を聞いてとても喜ぶ様子が見られました。

丸カルタ・写真の1/2選択・1/3選択では、SP:PC条件で「りんご」の1/2選択は誤反応でしたが、「りんごをコロコロ」の歌とくすぐりを行うと1/2選択は正反応となり、選び直しが多くなる傾向が見られました。さらに1/3選択でも正反応となりました。丸カルタが天板を滑って動くと、肘をなめらかに動かして追う様子が見られました。

太チェーン引き、スライドチェーン(木製持ち手+ゴム)、長きのこ抜き、T字バー、コの字バーでは、方向性のある操作、連続した線の動き、肘の動きの促し、連続的な操作、目と手の協応の観点で確認しました。手指での引きから手首、さらに肘の動きへと変化が見られ、動きの高次化がうかがえました。ピンクゴムがノイズになるため外すこととしました。リングにはしっかり指がかかり、「オーエス」のひっぱりっこでもパワーアップが見られましたが、リングを外すと取手の把持は難しくなり、方向の分散が見られました。持ち手については、じっくり脇部分から触れて回ることに気づくと、さまざまな指で回す様子が確認できました。ガイドを用いることでバーをしっかり握ることが増えました。また、「自分の方向に引いて抜く」という一連の動きが、3点の途切れた動きから連続した動きへと推移していることが確認できました。

銀円盤+正方形小台/銀円盤+正方形大台では、視覚と運動感覚によるマッチングの観点で確認しました。円盤を動かして入れようとする操作は見られましたが、周囲の面積が広い条件では難易度が上がり、誤反応となりました。右小指と薬指で穴のライン、中指で円盤下のラインをなぞる様子があり、主に親指と人差し指で円盤を操作するなど、指の役割の分散が見られました。

平面小玉落としでは、久しぶりに取り組みました。右方および中央部分の玉への定位が高まり、人差し指でのプッシュが見られました。視野の拡大や目的的な操作の持続の向上がうかがえました。

3穴落としでは、連続的な操作の観点で確認しました。横方向は右から左へ、縦方向は上から下へと、規則的で連続的な操作が高まっていました。穴への感覚的な探索時間はとても短く、見当付けを伴ったスムーズな連続操作が見られました。

Sunday 16 Nov. 2025 SY

目と手の協応/数量/書字

担当:松本

昨晩のイベント参加で少し睡眠不足とのことでしたが、学習中の覚醒はよく、最後まで集中して取り組んでいました。

■ 活動の様子

1. 目と手の協応

まずはボコボコチェーンからスタートしました。左右の手を交互に使ったり、片手で手繰り寄せたりしながらチェーンを引き寄せていました。
特に、ボールチェーンを戻す際には、左右の指を器用に協応させ、最初の一粒から最後まで、すべて自分の力で短時間に押し込むことができていました。

ボコボコ蛇腹では、両手で広げたあと、左右の手を協調させながら部分ごとに折りたたみ、元の形に戻していました。こちらも、以前より明らかに短い時間で行えるようになっていました。

ネジ回し課題では、ネジを戻す工程を今日も介助なしで一人で完了。
円柱差し(5個)では、垂直に立てた台の穴に円柱がぴったり収まるよう、左右の手を使って微調整しながら行き来させており、両手の人差し指を中心とした調整の動きがとても滑らかでした。

2. 数量

明日の受診が「14階」ということに関連付け、さまざまな配置の円柱差しで「14をつくる」活動を行いました。14に到達するたびに、達成感のある表情が見られました。

続いて、数の棒を使い「14」の桁どりを練習しました。病院に関係する2桁の数字をまず自分で書き、その後、数の棒で同じ数を再現するという流れです。

その後、大きな数の棒を使い、枠の大きさにぴったり合う棒を選ぶ活動を通して、量の直感的把握や、量と数との結び付きを学習しました。
さらに、5を基準とした10までの合成・分解にも取り組みました。試行錯誤しながら棒をはめる場面と、最初から正しい棒を選べる場面の両方があり、ぴったりはまった瞬間には笑顔でハイタッチして喜び合いました。

3. 書字

病院の診察室名が「数字+アルファベット」の組み合わせであることに関連させ、明日の診察室名を予想しながら文字を書く活動を提案すると、すぐに了承して取り組み始めました。

途中「大文字はないか」とリクエストがありましたが、凸文字は小文字のみであることを伝えると納得し、凸文字をなぞったあとにクレヨンで文字を書きました。介助は必要でしたが、運筆は字形の特徴をよく捉え、イメージに基づいた動きでした。

大文字への興味は、区の社会教育の英語活動でちょうど学んでいることが理由とのことでした。次回までに大文字の教材を準備しておきます。

■ まとめ

今日は「病院」という本人の関心事を軸に活動したことで、終始モチベーションを保って参加できました。
お母様からは、病院の整然とした環境がとても心地よく感じられるとのお話もあり、本人の安心感や好みが学習への集中にもつながっているのだと感じました。

Saturday 8 Nov. 2025 FK

目と手の協応/文字/スイッチ操作

担当:松本

訪問PTの後で、身体が柔らかく力が抜け、覚醒も良く集中して取り組むことができました。

◾️活動の様子

・目と手の協応:テーブルを取って肘を後ろに引ける状態でボコボコチェーンから取り組みました。片手ずつ引っ張ることをした後に、机をつけて両手の協応はボコボコチェーンミニを握る方を右手、輪を引く方を左手にセットしました。今日はいつもより良い動きが出て何回も両手を開らいたり閉じたりしながらチェーンを抜き取っていました。

 平面に埋め込んだカバサでは、右手をカバサの上に置き、左手近くにウインドチャイムを設置しました。カバサと共に、左手に設置したツリーチャイムも手を揺らして鳴らしていました。やりながら活動を思い出したように笑顔が出てきました。ツリーチャイムも大きな手の動きだけでなく小刻みに手を揺らすように鳴らしたり、肘を当てて鳴らしたりしていつもより鳴らし方のバリエーションが多かったように感じました。

 前後に倒れるように動く立体ボコボコレバーでは、何回か引く動きをやった後に前に押し倒す動きも出てきました。回転レバーの高さが低く上から掴むような半球では、一緒に動きを確認すると自分の動きで回転させる場面も見られました。

スライディングブロックで一緒に上下左右の動きを確認した後に文字麦秋に移りました。

・文字学習:文字盤で本日練習する文字を選んで、凸文字なぞり→手のひらに書く→メッセージボードに書くの順で行いました。

今日は「さ」行を選びました。文字練習の後に、単語の連続書きを行ました。単語とその単語の意味を表すイラストの後に書き順を見れるスライドを提示してから、2文字一気に凸文字なぞって書きました。書き順の動画に食い入りように見ていて、2文字の連続がきもよく手が動いていました。音では聞き慣れた単語でも、文字がまとまって単語になっていることを改めて体験できたことが新鮮だったようです。

・スイッチ操作:iPadの操作をスライドスイッチで行いました。奥山支援員の11月の音楽情報を手まえに引く動きでスライドを進めました。振動スピーカーを使用しました。先ほどと同じようにウインドチャイムを設置しました。この時も画面に深く食い入るように見続けていて、関心の高さがわかりました。

Saturday 8 Nov. 2025 OK

園芸

担当:矢作

■活動の様子
最初の日にバケツに田植えをした稲が無事、収穫の日を迎えました。ハサミで株元からざくざく切ってもらい、束ねて紐でしばり、軒下に干しました。じつはここから食べられるお米にするまでが手間がかかるのですが、それは次回のお楽しみに。

続いて冬野菜たちのお世話をしました。無農薬で育てているのでブロッコリーやかぶ、特ににんじんの葉っぱが虫に食べられてしまっていましたが、壊滅ではなく生き残っていましたので、犯人の青虫を見つけて退治し、農薬ではない自然素材の虫よけ(ニーム)と肥料をまき、Kさんと一緒に「大きくなあれ、がんばれ」と念を送りました。「育てている」という実感をもってもらえたら嬉しいです。

野菜だけでは寂しいので、今回は花の苗を事前に選んで購入しておいていただき、球根と一緒に寄せ植えをしました。球根の断面図のイラストを用いて、球根の中にはすでに葉っぱや花芽がすべて存在していることを説明しました。球根はいのちの不思議さ面白さを感じてもらいやすい素材と考えています。
黄色がお好きなので黄色とお楽しみの内緒の色のチューリップ2つを用意しました。

後半はリース作り。さつまいものツルで作ったリースを土台に、松ぼっくりやどんぐり、ワタの実、赤唐辛子などをワイヤーやボンドで付けました。ワイヤーをねじる作業がとても上手で、熱心に取り組むことができました。仕上げにローズマリーとラベンダーの葉をさして、香りのよいリースができました。

Kさんは力の必要な作業も細かい作業もどちらも丁寧に取り組むことができます。作品を写真に撮るのもお好きなので、クラフトを積極的に取り入れていきたいと思います。