美術
担当:三輪
■活動の様子
すやすやと寝息をたてて寝ていたKさん、声をかけると少し反応しましたが、熟睡している様子。左手を持って、声をかけ、
はじめに桜の花
絵の具が乾くまでの間
桜の色紙が完成して、「ほら〜できたね」
毎回行っているクレヨンでの塗り絵、今回のは塗る面積が多かった
重い障がいがある方々へ在宅にて学習支援を行っています。その様子を紹介します。
美術
担当:三輪
■活動の様子
すやすやと寝息をたてて寝ていたKさん、声をかけると少し反応しましたが、熟睡している様子。左手を持って、声をかけ、
はじめに桜の花
絵の具が乾くまでの間
桜の色紙が完成して、「ほら〜できたね」
毎回行っているクレヨンでの塗り絵、今回のは塗る面積が多かった
音楽
担当:石橋
■活動の様子
今回は、久しぶりに目がパッチリと機嫌よく迎えてくれました。
まずは何年か振りで「北風小僧の寛太郎」を歌ったら、ヘルパーさ
それではと、前に楽しそうだった「南の島の大王」も久しぶりに歌
Kさんが楽しそうなので、それならと、このところ控えていた低学
「冬の星座」や「ラストダンスは私と」や「カントリーロード」の
Kさんもニュアンスの違いは少し感じてくれたようでした。
これまた久しぶりの「はらぺこあおむし」では、Kさんはニコニコ
久しぶりにKさんの笑顔が見られて嬉しかったです。
音楽
担当:石橋
■活動の様子
嬉しいことに、今回もTさんは私が着く前からピアノの音を鳴らしてい
Tさんが自分の手以外で鍵盤を押すのは今まで見たことがなかったので
というのも、今までは親指か人差し指の第二関節を使ってランダム
そこで、どうやって音を出していたのか見せて欲しくてTさんにお願
でも、あまり興味を示さず。。。
そこで曲の説明をしながら、2月の定番「My Funny Valentin」を歌ってみましたが、これも今一つの反応。
ここは、やはりTさんのテーマソング、「Hello Dolly」をとなり、イントロが始まるとフリフリダンスが出たものの、今一つ、いつも
そこで「Over the rainbow」をゆっくりめに。続けてミディアムテンポのブル
少し聴いてくれていたようでしたが、残念ながらピアノで連弾する
そこでちょっと休憩してTさんがピアノの椅子を降りたとたん急に活
この中のレパートリーをリクエストしているのかなと、サッチモの
やっと少し活気が出てきたので、今度はTさんの電気ピアノと一緒に
もう一度「Hello Dolly」を始めたら、激しいフリフリダンスの後、心地よく伸
前回、大いに盛り上がった「What a wonderful world」や「Smile」など、すでに鳴らす音を覚えたかの
操作/コミュニケーション
・教具・教材(目的):子どもの様子
<コミュニケーション>
・VOCA(学校活動の報告/あいさつ):提示するとすぐに左手を伸ばして押しました。
・カルタ(ひらがなの評価) :本児が丸カルタ(写真と一文字)を1/3選択し、STが読み上げました。他の二人の支援員が、それを聞いて四角札(文字のみ)を取り合いました。しばらくすると、大人が取り合っている四角札に手をのばしていました。
・A3透明ボードでの選択(コミュニケーションボードの評価/文字と音との一致/役割交代):
丸カルタをA3ボードに入れました。
配置①:さいころの5の目の様に入れる。→本児の手元左には気付きにくかったです。そのため配置②に変更しました。
配置②:3枚ずつ2列にし、手元左のみ1枚除く。→5枚まんべんなく選択しました。①よりベターでした。
A3ボードに四角札(文字のみ)を2枚入れる。→STが提示したひらがな札を見て、四角札を1/2選択しました。ひらがなのマッチングほぼできていました。
<操作>
・持ち手つきチェーン引き(右手の積極的使用):右手白リング、左手青持ち手にて実施。両手の使用が向上しました。意欲が高まると運動的な調整に苦労するも、工夫して引いていました。
・埋め込みカバサ(右手の積極的使用):左手の動きが向上していました。
・埋め込み糸車(右手の積極的使用):操作の過程で右手指がソフトに開いてきました。
・銀玉落とし家紋→横(右手の積極的使用):穴の確かめ(見定め)、定位向上。目と手の協応も良くできていました。
・短円柱入れ 2穴(右手の積極的使用):階段の高さが変化しても調整して触っていました。
・長円柱入れ 3穴(右手の積極的使用):たまたま入った時の持ち方を覚えている様子。その再現性が向上するとよいと思われました。角度の調整もトライしていました。
・凸文字→手のひらへ(書字へのステップ):援助者には指の方向性の変化が感じられるとのことでした。
<コミュニケーション>
・VOCA①ステップバイステップ(担任への報告):提示するとすぐに左手を伸ばして押しました。
・VOCA②(終了のあいさつ):提示するとすぐに左手を伸ばして押していました。
目と手の協応/文字/スイッチ操作
担当:松本
花粉症でつらそうでしたが、覚醒がよく、集中して課題に取り組んでいました。
◾️活動の様子
・目と手の協応:ボコボコチェーンからスタート。テーブルなしで「肘で引く」ようにして取り組みました。自分で動かす前に表情に力が入り、肘を引く動きでチェーンを引き抜きました。テーブルをつけて、ボコボコチェーンリングも、大きなリングを左手につけるとじっくり準備してから右手を一回大きく動かして、また、しばらく準備をしてもう一回右手を動かして引き抜きました。
回転ドラムは一回停止した状態から自分の体の方へ引く動きで取り組みました。カバサも同様に操作して、平面埋め込みドラムでは面を上から下に優しく滑らせる動きで、ドラムを回転させていました。
ボコボコレバー弧では、上手く引く動きはできたのですが押す動きは今日は出ませんでした。回転ボコボコレバーは、教材の高さがあり肘が浮いて操作しにくいので、薄型で、半球を上から握れるタイプを開発したいです。
スライディングブロックの上下左右を一緒に取り組んでから凸文字なぞりに移りました。
・文字:文字盤を一緒に触っていくと今日は「か」行で人差し指の力が入ったので選んだと捉え練習しました。花粉症の「か」かなと捉えてやり取りしました。
・スイッチ操作:奥山支援員の最新音楽情報をiPadのスイッチ操作で一緒に進めてみました。スライドスイッチでスライドを進めました。握るスイッチよりは自分の動きが出ていました。どんな握り方でも反応するためには空気圧の握るスイッチがやはり確実そうです。次回試します。
視線入力/目と手の協応/文字練習
担当:松本
◾️活動の様子
・視線入力:今日もポシション確認ソフトで確認すると調整の必要がなくすぐに風船割りからスタートしました。今日は、中央に視線を置きそこから左右に振り分けて取り組んでいました。全体として右側が見やすいようでした。花火の時に下が見にくいようだったので再度ポジション確認をすると、モニターが下がっていたようなので上げると下の方も見やすくなりました。
コンピュータとの塗り絵対戦では、もう少しのところで負けてしまい、悔しくて何回も挑戦していました。
・目と手の協応:手元を見えるようにアクションカメラをモニターにセットしてボコボコチェーンリングから始めました。左手に大きな輪を通し、右手にチェーン側のリングを持ってもらうようにセットすると上手にチェーンを右手で引いていたのですが、途中で右手が開きチェーンが落ちました。ヘアゴムで固定し直して再開すると最後まで抜き切ることができました。
カバサと回転ドラムでは、苦手な手を身体の方へ動かすことが無理なくできていました。平面に埋め込んだ回転ドラムでは、右左に手を小さく動きを調整する練習をしまいた。一往復は自分で調節して動かせていました。玉落としは、右手と左手両方を交互に使い玉を落としていました。落とそうとする意図ははっきりと伝わってきました。ボコボコレバー弧では、一往復自分で押す引くができました。ボコボコ回転レバーも右手を外側から内側に動かす動きで回していました。バランス棒はヘアゴムで右手に固定すると、手首と肘を使って棒の向きを変えて中のボールを動かしていました。スライディングブロックは下右左上全ての方向を自分だけで動かせていました。
・文字:専用の可動式アーム付き書見台で凸文字をなぞりをしました。文字盤で指を介助しながら練習する行を選んでいくと、今日は「な」行で指先の力が入ったのでな行を練習しました。
音楽
担当:古賀聡子
■活動の様子
約束の時間に訪問すると、いつもは指でコミュニケーションを取る
お母様は、同じ障害を持つ仲間のご葬儀に参列されているとのことで
対象者の方は、お顔が青白く血管が浮き出ており、身体がまだ起
すると、少しずつ私の顔をじっと見つめてくれるようになり、血色
次に、足の裏や指を一本ずつ丁寧に触れながら、リズムや音を伝え
すると、自然と手がキーボードに乗り、声を出したり、身体を動か
リズム、身体を使った触れ合い。一瞬一瞬の判断の連続の中で、音楽を通じたコミュニケーションができることに喜びを感じる時間
担当:奥山
【活動の様子】
指筆談の師匠
書道
最新音楽情報
OMさんは指筆談を活用されるので、奥山の師匠になることを前回お願いしました。最初の10分、OMさんに指筆談の手ほどきを受けさせていただきました。ありがとう、OMさん。
続いてOMさんから要望があった書道。最初にOMさんの名前のひらがなを筆で書く動画を見ていただきました。続いて書家の
室屋文音さんが書き順や字形を気にせずに書に取り組む動画を見ていただきました。
そしてiPadのZen blush2 という書道アプリを使って、スタイラスペンで線や丸を一緒に書いてみました。肘だけを支えるようにすると腕の力を抜いて書くことができるようでした。目標として、やはり墨と筆を使って書くことを相談しました。
次に2月の最新音楽情報のkeynote教材を紹介しました。聞き慣れない様子の楽曲に緊張されている様子でしたが、米津玄師のPlazma を紹介したあと、2018年に学校等でも歌いまくった「パプリカ」のMVをお見せするととっても嬉しそうに一緒に声を出して歌っていました。
視線入力/目と手の協応/文字練習
担当:松本
◾️活動の様子
・視線入力:モニターをご両親が準備していただいていて、ポシション確認ソフトで確認すると調整の必要がなくすぐに風船割りからスタートしました。今日は、どこに風船がいてもすぐに視線を向け割っていました。車転がし、玉転がしは真ん中から右の範囲によく視線が動いていました。花火は最初、視線が右下に集まることが多かったですが確実に右端の花火を何回も上げていました。その後首の位置を少し支えるようにクッションを動かすと、左へも視線が動く、連発で左の花火を上げて、初めて歓声が上がるフィニッシュを体験できました。
・目と手の協応:ボコボコチェーンリングから始めました。左手に大きな輪を持って、こちらでも支えると、チェーンを輪ゴムで固定した右手を外側に動かしチェーンを抜いていました。その後、回転ドラムとカバサで右手を左の方へ(正中線側へ)の動きを練習したのですが、いつもは外に逃げてしまう右手が、今日は内側に集まってきました。声も出ていて、自分で試行錯誤しながらコントロールしている様子が伝わってきました。外側にある手を通常は下に下ろすように介助して、教材を提示するのですが、今日はしばらく待つと右手も左手も自分でテーブルの方へ下すようにコントロールしていました。玉落としもそのような手の動きを待って自分で落とせるように提示しました。
次に、バランス棒を右手で握り、ヘアゴムで固定しました。肘を支えにして右手を外と内に倒したり開いたりして、中の鉄球を自分だけで動かすことができました。
最後に、スライディングブロックで方向性のある動きい取り組みました。下左右上どの方向にも自分でできました。この時も、外に逃げる手の動きが少なかったです。
・文字:専用の可動式アーム付き書見台で凸文字をなぞりをしました。文字盤で指を介助しながら練習する行を選んでいくと、今日は「か」行で指先の力が入ったのでカ行を練習しました。凸文字なぞりから自分の動きがところどころよく出ていて、手のひらに書くときには、読み手にかなり字形が伝わるように書けました。最後に、今日練習した文字から1文字書いてみてと伝えると「か」と書いたように読み取れたので確認すると目を合わせてそうだと伝えていました。その後、○×も手のひらに書いてもらい終了しました。
カ行を選んだのは引っ越しした友だちのことを伝えたかったのかもしれないとお母様がおっしょっていました。
目と手の協応/文字/スイッチ操作
担当:松本
今日も覚醒がよく、時間中集中して課題に取り組んでいました。
◾️活動の様子
・目と手の協応:ボコボコチェーンからスタート。テーブルなしで「肘で引く」ようにして取り組みました。今日は肘を引く動きが出なかったので、カットアウトテーブルをつけて課題に取り組みました。ボコボコチェーンリングはリングの方を左手にセットして上の方へ持ち上げるように介助。右手をチェーンを抜く側にセットすると右の手首の動きを使い抜いていました。回転ドラムは左右の手とも取り組みました。前回同様肘の屈曲の練習にとても良かったです。
カバサを平面に埋め込んだ教材は、何回か一緒に練習すると、自分で手を引くようにチェーンを動かし長く笑顔を見せてくれました。何かわかった時の喜びの笑顔の印象を受けました。しばらく取り組んだ後、より小さな平面埋め込みカバサを提示すると、親指がカバサの外に行きマウスを握るようなとても美しい手の形でボールチェーンの動きを感じとっていました。
弧を描くボコボコレバーは、T字の持ち手がよく終点まで引き切っていました。スライディングブロックで一緒に上下左右の動きを確認した後に凸文字なぞりに移りました。
・文字:文字盤を一緒に触っていくと今日も「さ」行で人差し指の力が入ったので選んだと捉え練習しました。3回連続でサ行を選んでいます。
・スイッチ操作:奥山支援員の最新音楽情報をiPadのスイッチ操作で一緒に進めてみました。前回握りがよかったので、いくつか握るスイッチを試してみました。深く握り込むものは反応がイマイチだったので次回までに浅い握りのものを準備しようと思います。
結局スライドスイッチに切り替えスライドを進めました。スイッチの位置は、右斜めから正中線の方へ斜め下に右手で引く動きが良さそうでした。手が離れず引いたスイッチを戻せるようにスイッチを工夫することが課題です。