視線入力/目と手の協応/文字練習
担当:松本
◾️活動の様子
・視線入力:モニターをセッティングして待っていてくれました。ご家族に設定いただいたポジションで調整なしですぐにスタートできました。いつものように風船割りからはじめ、車、玉、花火、塗り絵、金魚、塗り絵、対戦塗り絵の順に取り組みました。風船割りでは、風船をすぐに注視するのでなく、動く風船に誘導されて視線が一緒に動いてゆく様子が何回かありました。これは初めての動きでした。右側に視線がたまることが多かったのですが、左側は難しいよねと伝えると、左の方へ視線がゆくように調整する様子が見られました。金魚も対戦塗り絵も根気よく取り組んでいました。
・目と手の協応:ボコボコレバーミニからスタートしました。両手に力が入り開いてチェーンを引っ張る調節に苦労していましたが最後は右手を肘掛けに固定し、左手を広げチェーンを抜き切っていました。糸車は、大きな手の動きの合間に短いピッチで前後の動きが出せていました。前後に弧を描くように動くレバーでも、引くことと前に倒すことが2〜3回連続してできていました。スライディングブロックは特に左右の動きを自分でできていました。
・文字練習:凸文字なぞり→手のひらに指でかく→かかわり手の指を持ってメッセージボードに書くの順で進めました。文字盤で今日練習する行を決めるときに「ね」を選んだのですが、何故その文字を選んだかご家族も一緒にご本人に質問しながら探っていくと最初はヘルパーさんがたくさんの猫を飼っていることかと思ったのですが、どうも違う様子でした。文字練習の後、もう一度色々と質問していくと、社会教育で行なっている園芸で「稲」を育ててそれを刈ったことを伝えたい様子でした。その稲を使ってお正月のお飾りを作るそうです。
