Saturday 6 Sep. 2025 FK

目と手の協応/文字/スイッチ操作

担当:松本

いつものように訪問PTさんの後で、リラックスしていて覚醒も良く集中して課題に取り組むことができました。

◾️活動の様子

・目と手の協応:テーブルを取って肘を後ろに引ける状態でボコボコチェーンから取り組みました。左右の手片方ずつ取り組んだ後に、片方の手にリングもう片方はチェーンを握るという両手を使う形でも行いました。肘の動きよりも手首の動きで引いている場面が多かったです。次に机をつけてボコボコチェーンミニを両手にセットすると、両手を広げながら何回か自分でチェーンを引っ張っていました。続いて平面に埋め込んだカバサでは、右手をカバサの上に置き、左手近くにウインドチャイムを設置しました。手を自分の身体の方へ引きながら鳴らす動き(肘の屈曲)は上手だったので、押す動き(伸展)の練習を一緒にしました。肘が伸びる方向に介助すると何回か自分でも肘を伸ばし手を押し出すようにかばさを鳴らす場面がありました。平面埋め込み回転ドラムや前後に倒れるように動く立体ボコボコレバーでも同じ動きを練習しました。途中何回か押す動きを誘発することができました。

・文字学習:文字盤で本日練習する文字を選んで、凸文字なぞり→手のひらに書く→メッセージボードに書くの順で行いました。

今日は「た」行を選びました。た行の時のいつもよりハッキリ指先の力を入れて選んだことを伝えていました。なぜた行を選んだのかはハッキリとはわからなかったのですが、凸文字をなぞる時の指運びは、指先の調節を上手くしていました。

・スイッチ操作:iPadの操作をスライドスイッチで行いました。奥山支援員の9月の音楽情報を手まえに引く動きでスライドを進めました。振動スピーカーを使用しました。先ほどと同じようにカバサとウインドチャイムを設置して曲と一緒に演奏するようにしたら、左手でも何回もチャイムを鳴らしていました。

HANAの新曲を気に入って笑顔を見せ、特にMrs. GREEN APPLEの「ライラック」の際にはさらに表情が明るくなり、好みを伝えていました。家庭ではあまり聴かないとのことでしたが、通所施設でよく流れている可能性があるとのことでした。聴く機会が増えることでお気に入りの曲が広がり、音楽的生活の幅が広がったことが良かったです。