Sunday 19 March 2023 MH

コミュニケーション/操作

■活動の様子

  VOCAを使った1/2選択では、一方のみにアンパンマンのイラストを載せ、歌の始めを録音。最初は、両手で両方のVOCAを操作していました。音声フィードバックよりも、触覚的な感覚に関心が向いている様子でした。 

 振動クッションを繋いだスイッチ操作では、スイッチをすぐに押し、クッションの振動にやや不快な表情。前回よりも意図的にOFFにしており、関係性の理解UPした様子でした。

 クッションを母に渡し、HさんがスイッチをONにしてマッサージをしました。クッションやお母様を繰り返し見ていました。お父様に交代し、マッサージ。クッションへの意識向上しました。ご両親が喜んでことばをかけられていました。アイコンタクトも向上していました。ご両親が「どうも」と頭を下げると、Fさんにも動きの模倣がありました。

 新しく開発したヤクルト型の筒抜きでは、5mmの白輪突起にちょうど手指がかかり、把持していました。軸から抜

 く動きが出ていました。最後に股付と左足の内股の間に筒をセット。手指にかかる部分があり、つかんで取り出すことができました。

 ボコボコ棒抜きの2球連結の握りでは、把持しようとするが、玉がやや大きいか、パワーも弱くうまく抜けず、卵握りでは卵の球面が手のひらにフィットするためか、ソフトに把持できていました。今回初めて抜けるまで把持できました。T字の握りでは把持する動きはほとんど出ませんでした。

提示したものを缶に入れる課題では、卵形のものでは卵に対して手指が良く開き、手のひらにフィットし、把持ができました。そして、缶を近づけるとスムーズにリリースしていました。内股にきのこを挟んで提示すると把持でき、意図的リリースも良好でした。

スライドピンポンスイッチは、テーブルを取って肘掛けに提示すると操作しやすい高さになりました。自分だけで取り組むと手首のみで下方へ動かすことが多かったです。肘を後方に下げる動きを他動的に繰り返した後再トライ。再び手首のみの操作で動きが止まると、肘からさらに下方への動きが出てONにしていました。今後も繰り返しこの設定で取り組んでいきたい課題でした。