Saturday 8 February 2020(FK)

音楽
担当:石橋

◯学びの様子ダイジェスト

 暦の「御事始め」の日に、学びサポート音楽の開始のご縁に感謝しつつ、ご挨拶がてらオリジナルの「Nice to meet you!」をお聴き頂きました。分かりやすいので、この曲を、毎回初めにお聴き頂く事になりました。

お母さんの話では不協和音が苦手と言いつつ、いろんな音楽を聴いてらっしゃるようなので、まずは一緒にできる事から少しづつ試してみることにしました。

初めに、同行した松本さんが車椅子にウインドウチャイムを固定してくれて、膝を動かすと鳴る様にしました。「ゆきやこんこ」に合わせて雪をイメージしながら、好きな時に鳴らしてもらいました。そのまま「北風小僧の寒太郎」も。お母様の掛け声もバッチリでした。「冬の星座」「星に願いを」なども、ウィンドウチャイムで。この音はF君も好きな様でした。

次に、それまで私が弾いていた小型キーボードのヤマハSonogenicとiPadのヤマハのアプリを繋いで、キーボードのスピーカーから流れる曲中を好きなタイミングで何処を弾いてもメロデイに合う和音が出る機能を使ってみました。基本リストの中から「アメイジンググレース」を選曲して、音色はピアノを選択。F君の左手を松本さんが軽く持ち上げて、キーボードの上に自分で落とす感じで試してみました。途中でよだれがいっぱい出てきたのですが、お母様が、「楽しい時や興味のあることをやってる時はよだれが出ます。」とのこと。嬉しかったです。

他にも、キーボードの中にはリズミカルな今時のデモ音源が入っていて、それに合わせて、楽器を選んでセセッションが出来る機能もあり、使ってみることにしました。自分の音が聞き分けやすいように、個性的な音色が出るパーカッションを選択して、今度は、左手を初めからキーボードの上に乗せて、体重を前にかけると音が出るようにしてみることに。セッティングに苦労していると、お母様が、さらに小型で音色も選べるカシオのキーボードを出して下さいました。これが、車椅子のテーブルにぴったりのサイズ!デモ音源と同期させることは出来ませんでしたが、二つのキーボードでセッションできました。好きな時に鳴らしてもらうようにして、オリジナルの「モッキンポットブルース」や「You are my sunshine」などを一緒に。お母さんや松本さんも一緒にパーカッションで盛り上げてくれました。F君は私の指先を、よく見てくれているようでした。鍵盤に興味を持ってくれたかもしれません。

(学びサポート F君)