操作/コミュニケーション
担当:小山
・遊具・教材(目的):子どもの様子
・VOCAステップバイステップ(学校活動について報告する・あいさつ):放課後ディの職員も活動の様子を録音して下さる。先生からの報告は、いつも本児も先生も楽しそうでした。
・チェーン引き(肘を引く):すぐにリーチ。指の関節を動かすことによって引きました。腕をくり返し引く動きを大人が他動的に援助して行いました。本児の関心やモチベーションはやや低そうでした。
・回転芋洗い(方向性のある操作):上肢を上部にガイドすると、前方に目的的に回そうとする動きが出ました。
・スライド・UFO(方向性のある操作):スライド枠を小指でなぞるような感覚的動きが多かったです。数回かけながら終点までスライドさせました。
・3玉落とし三角台付 横・縦(連続的な操作縦は奥行き認知):三角台がスロープのような役割をして、スムーズに台上にリーチしていました。1玉すぐに落としました。穴への探索はやや長かったですが、2玉、3玉と時間をかけながらも確実に落としました。縦も3玉とも落としました。奥行き認知向上しているようでした。
・大ビー玉入れ/金属玉入れ(玉の把持→手首の回旋→定位→意):左手、両手で穴の確認をしました。ビー玉→口が多かったです。目的的操作を促すためにガイドで入れました。より重さのある金属玉に変更。玉→口が減少しました。
※台の縁に右手小指側が添うようにガイドすると、玉を把持したまま手首が返り、穴にリリースするチャンスが増えました。
・A3ボードにエビせんイラスト(選択へのステップとアセスメント):A3ボードに、円形のエビせんイラストを挟んで提示(前回から2回目)。すぐに手で触れました。左右に位置を変えてもできました。
・VOCA③ステップバイステップ1台(VOCAの1/2選択):VOCA1台にエビせんイラストを載せて提示。すぐにONにしました。無地のVOCAを加え、2台で提示。右側VOCAでの感覚的な遊びが多かったです。
・VOCA④2スイッチ(キーの1/2選択):両手で両方のキーにリーチする。意図的な操作はややあいまいな状況でONとなりました。選択は明確ではなかったですが、前回よりも少量で満足した印象。一口ずつ充分に咀嚼するためかも知れません。口に運ぶ速度がゆっくりになったので終了しました。VOCAにて「ごちそうさまでした」
・写真カルタ/VOCA⑤ステップバイステップ(初対面の人とやりとりをする):写真カルタの1/2選択で、見学者に聞いてみたいことを決めました。関心の高い方を見続けたり手で触れたりしました。VOCAに「こんにちは」「私の名前は○○です」「お名前は何ですか」。写真カルタで選んだ「好きな動物は何ですか?」などを録音し、一度表出して紹介しました。。見学者と対面し、初めはすぐにVOCAでやりとりしましたが、次第にはにかんで視線をそらせたり、操作を躊躇したりしました。明らかに戸惑っている様子で、何とかやりとりをしました。