目と手の協応/数量/パソコン操作
担当:松本
◾️活動の様子
・目と手の協応:ボコボコチェーンからスタート。綺麗に左右交互に手が出て、抜いた後のチェーンをボールを一粒ずつ穴に入れることも覚えていて、上手に入れていました。ボコボコジャバラのたたみ方もスムーズで、ねじって連結するのも上手でした。石蹴り入れでは、石蹴りを二個ずつ持ち一気に入れていました。
円柱差しは、3個、5個直線配列を縦横垂直に提示した後に、4個面配列でも垂直に立てて取り組みました。指を穴の前後において円柱が飛び出ないように調整している様子が見られましたが、確実に調整時間が短くなっていました。
枠太体積パズルで、少し苦手だった三角柱2ペアを寝かせて入れる課題は、三角柱を2次元方向だけでなく、3次元方向にも回転させ枠の中にピッタリはめていました。
体積パズルは、基本形の入れ方を何回か試した後に、分割されたパーツが何個枠の中に入るか質問していきました。いくつかパーツを入れていくことでスペースに気づき、あと何個入るかという解決の仕方で取り組みました。
・数量:数の棒の2の棒がそれぞれの枠に何個入るかの質問と、入れた後に違う入れ方がいくつあるかの質問からスタートしました。今日は縦に棒を入れる入れ方を全部の枠でしていて、違う入れ方は?の質問では、縦の方向を保ちながら、3次元方向にまわし、上面にくる面をかえることで、違う入れ方を作っていました。縦を横にする2次元の回転を全く採用しなかったところが興味深かったです。体積パズルでも確認できましたが3次元イメージでいろいろと操作することが、今は楽しいようでした。
その後は、1から5の棒を枠の中に並べそれを使って、数の合成分解を通して、足し算引き算の確認をしました。繰り上がり課題に移った途中で、睡魔に襲われしばらく休憩しました。
・パソコン操作:本日の気になっていたタレントの名前を打ち込み調べようと提案すると、覚醒してパソコンに向かいました。純正のマジックキーボードにお母さまがキーボードシールとバックスペースとエンターにはクッションを張って触覚的手掛かりもつけてくれました。それをwindowsパソコンにペアリングしました。さすが純正キーボード。ペアリングでのストレスもありませんでした。
今日は、RPAスイッチインターフェースを利用しました。これは、8個ボタンにショートカットを割り当てられるパソコン操作を支援する機器です。今回はワードの立ち上げと印刷を2つのボタンに割り当て使用しました。いつもなら、支援者がワードの立ち上げを手伝うところですが、今日は自分でボタンを押して立ち上げ、タレントの前を入力、最後にもう一つのボタンを押して印刷を自分一人で行いました。自分で印刷できるというのは以前から、自分の仕事を形にして達成感を感じるためには非常に重要であると感じていました。制約のある方の支援では、わかることとできることのギャップを埋めることが重要ですが、このインターフェースはパソコン操作に関してかなりその部分を軽減でき、進路先での役割も創造できると感じました。設定も簡単でしかも汎用性も高いのでこれからも様々な場面で試していきたいです。