コミュニケーション/操作
担当:小山
<報告書>
・遊具・教材(目的):子どもの様子
・VOCA:①ステップバイステップ(あいさつ):ことばをかけると「ハイ」とささやくような声で返事をしました。以降母音に加えて子音の発声もあり、単語表出の印象がありました。
・VOCA②チャットBOX+ミニスイッチカルタ(活動の参加方法の選択):カルタの読み手か取り手かの選択を提示。本日はVOCAに触れて読み手を選びました。①スイッチスキャン方式による表出。興奮するとややOFFが難しくなりました。
・VOCA②チャットBOX+ミニスイッチカルタ(役割交代カードの選択):本児自らキー入力の意思表示があり、トライしました。手指でのキー操作があるものの圧の加減でONにならず。小指側面や、拳の使用などの工夫をしてONにしていました。天板上に丸カルタを2列×3枚並べ、選択をアセスメント。ことばがけに対して絵や写真2枚から1枚を選んで応じる方法にて6枚すべて手指による選択できました。
・回転ドラム・回転ドラムオルゴール(上肢操作):教材の上部にリーチし、回転させるイメージは持っている様子でしたが調整に苦労して前方への動きは出にくかったです。
・カバサ 大・小(操作):チェーンに指をかけて動かし、鳴らすことができました。カバサの持ち手を握ろうとするため、ガイドにてトライしました。
・小円盤移し(書字へのステップ連続した線への動き):人差し指にて定位。右方の終点への方向性は明確。左方もできました。運動的には非連続になっていました。手前から奥への移動が最も苦労していた様子でした。
・凸文字なぞり「さ」→「と」(書字へのステップ運筆を促す):意欲が高まり力が入りました。左肘を曲げた位置でガイド。始点の理解はまだ曖昧のため、赤いシールを貼りました。効果については次回以降アセスメント。書き順の方向を意識した動きが出ていました。
・指えんぴつによる書字「さ」(指えんぴつによる書字経験):サックに滑り止めマットを切って入れました。遊びは減少するが、プラスチックの先が指の腹に当たるので要検討です。ガイドにて「さ」を書字しました。書見台A4紙よりも、手のひらサイズ紙の方が操作的にも視覚把握的にも良いかもしれないです。