Saturday 14 Jan 2024 FK

目と手の協応/文字/コミュニケーション

担当:松本

■活動の様子

・目と手の協応:ボコボコチェーンからスタート。右手にヘアゴムをつけて引っ張れるように設置すると、自分の動きで最後のひと抜きをしました。いつもより手の力が強い感じがして、覚醒もよかったです。ボコボコチェーンの片付けも体験しました。ボールチェーンの玉を右手指先で押し込む動きも出ていました。一緒に蓋を開け、反対方向にチェーンを引っ張り、タッパーの蓋を四角を押しながら一緒に閉めました。ボールチェーンの玉が吸い込まれていくような感覚は気に入ったようで、入った後にハッと何かに気づくような表情をしていました。

 ボコボコリングは、左でがリングをグッと握る動作が出ていたので、右手でチェーンを引っ張れるように設置しました。最後のひと抜きができるように支えて待つと、何回か自分の動きで引き抜けました。

 カバサは前回と同様、指が開いてきてチェーンのフィードバックを感じていました。

 玉落としは、横縦垂直提示で左手で玉を落としていきました。手首を捻り親指の側面で押し込むような動作で玉を落としていました。垂直縦の時には、上から滑らすように一気に玉を落としていったのですが、落とし終わった後に、何かに気づいたような表情で、新しい発見を私と共有したい様子だったので、「何か発見したの?」と声をかけると、目を大きく開き「そうだ」と伝えているようでした。

 スライディングブロックは、穴の直前まで、一緒に動かして止めると、自分で押し入れていました。

・文字:最初に文字盤で左手人差し指を支えながら行を触っていき、力の入ったところで決定するという今までのやり方を紹介したあと、スライドスイッチ前後2スイッチで送り(引く)と決定(押し出す)で指伝話文字盤を操作体験しました。このやり方でも文字を選べることを説明して、今一番気になっているアーティスト「よあそび」という文字を一緒に選んで行きました。初めての体験でかなりびっくりした様子でしたが、引く動きが出る場面もありました。介助者は左手でスライドスイッチを持ち、右手の彼の手を包み込むように触れていると動きをキャッチしやすように感じました。毎回練習したいです。「よあそび」の凸文字もなぞって手のひらに書くこともしました。最後にYOASOBIのPVを見て終わりました。

 最後まで、覚醒もよく集中して取り組めました。手の動きも、退院後では一番良かったです。良い表情もたくさん見られました。