Saturday 23 Sept 2023 MM

視線入力/目と手の協応/文字

担当:松本

■活動の様子

・視線入力:今日から5Cを導入しました。いつものように23インチモニターにつけて、アプリでポジショニングを確認すると全てOKのマークが出ました。4Cより感度が良さそうでした。風船割り、センサリーの車、玉転がし、花火、絵描の順に取り組みました。いつもより広い範囲で視線が広がっていました。特に絵描では、筆の太さなどを変えながら長時間塗り重ねていました。流石に疲れたのか、視線を右側に外したので終わりの合図かどうか確認して終わりました。

メニュー画面までは、思ったように選ぶことが難しい様子だったので、カードを用意して選んでもらい、操作は手伝っても良いと思いました。次回までに筆の種類などのカードを作ろうと思います。

・目と手の協応:ボコボコチェーンミニを左右の手で位置を変え取り組みました。最後の引きがなかなかうまくいかないところもじっくり時間をかけて準備して自分で引き抜いていました。全身を使ってなんとか引き抜こうという強い意志が身体の動きでよく伝わってきました。

 鉄球落としでは、右手屈曲位置で何回か試した後に、机上に置いて取り組むことができました。3個直線課題では2個まではすぐに手を教材面でスライドさせて落としていましたが、3個目の手前で手が上がりました。教材面まで手を介助して置くと、横に滑らせ最後の3個目の玉を落としていました。

 スライディンブロックは、下右左上の動きに取り組みました。下右の動きは比較的すぐにできましたが、左の動きは難しくそれでも、反対方向に開いてしまう手を教材面上に介助して戻して待つことを繰り返すと左に滑らす動きが出ました。上への押す動きはさらに難しく、騎乗面ではうまくいかなかったので、右手が屈曲したところに教材を持っていくとブロックを上方向に滑らす動きが出ました。

・文字:ユニバーサルアームにつけた専用の書見台に凸文字を貼って右手でなぞりました。あ行からどの行を練習するか聞いていくと、か行のところで、手の動きと声で合図してくれました。凸文字なぞり→介助者の手のひらの上に指で字を書く→ブギーボードに専用ペンで字を書くの順に取り組みました。力は抜けていて、所々自分の動きでなぞったり、書いたりすることができました。カ行を選んだのは、コンサートにいくことを伝える(コンサートの「こ」)ためだったかもしれないとお母様が教えてくれました。