Saturday 23 Sept 2023 SY

目と手の協応/数量/文字

担当:松本

<活動の様子>

眠たそうな様子でしたが、ウォーミングアップ課題の後、少し休憩すると覚醒が戻り、残りの課題にじっくり取り組めました。

◾️目と手の協応

・ボコボコチェーン:両手交互にチェーンを引いた後に、前回と同様にボールチェーン一粒ひつつぶずつ穴に戻していきました。最初は手元の力加減に苦戦していましたが、コツを掴むと次々にチェーンを入れて最後まで根気よく続けていました。

・ボコボコ蛇腹:広げた後に素早くたたんでいました。力加減が絶妙で手指操作の向上が見られました。

・ボコボコ蛇腹スクリュー:ねじりながら接続していました。最初のネジ合わせだけ手伝いました。

・円柱さし:5個の円柱さしを、横、縦、垂直に提示して取り組みました。垂直提示では、円柱が一方に出過ぎないように両手で調整していました。

・枠ぶと体積パズル:三角柱の組み合わせで以前は苦戦していたのですが、今日はすぐに枠にピッタリとはめていました。

■数量

・数の棒パズル課題1:2、3、4、5に2の棒がいくつ入るか聞いて、棒を渡し、その後にいろいろな入れ方をするという課題を行いました。棒の数はずべて正解していました。

・数の棒パズル課題2:3、4の枠にピッタリ入るより多い数の棒を渡して余分な数の棒を当てる課題に取り組みました。入らないときは、他の棒を試したり、入れ替えたりしながら試行錯誤的に正解を導いていました。

・数の棒ピッタリ課題:6から10までを2列入る枠に入れて、1から5の棒を入れながらピッタリ枠に入る組み合わせを探す課題を行いました。これも入れ替えたりしながら、とても集中して試行錯誤して枠に収まる組み合わせを見つけていました。見つかった時には「1たす2たす3は6」と一緒に行って確認しました。いろんな組み合わせの後必ず5と幾つと聞いてはめてもらう課題にも取り組みました。この課題にはすぐに正解していました。

・11以上の数:10まで終わると11をやりたいといったので、どうしようか迷っていると、10の棒の脇に1の棒を入れて「11だ」と何かに気づいたように嬉しそうに伝えてくれたので、「じゃあ12は?」と聞くと2を横に置いてくれました。9までスムーズにいったので、「20は?」と聞くと2の棒を10の棒の横に置いてしかし何かしっくりこない表情だったので、咄嗟に10の棒を10の棒の上に置いてこれが「20、10が二つだね」というと納得した様子でした。その後21から29、そして30まで置いてみました。この取り組みの中で、自分で繰り上がりの実感をつかめる方法を見つけたようでした。このような「これどうなってんだ」という内発的な動機づけを始点とした気づきを今後も大切に積み重ねていきたいです。

◾️文字

・ウォーミングアップ課題:マグネフとみぞなぞりの本に取り組みました。マグネフは、ペンを左手にもち、玉を浮かして、右手で玉を押して落とすという課題と、直線や■、×などの課題を渡し、できるだけ早く指で押して落とす課題を行いました。早く落とせるかなと問いかけると自然になぞる動きが出てきました。ペンを使うことと玉を落とすこと両方とも楽しんでいました。夢中になっていて取り組んで気がついたら指先のコントロールが上手になる良い課題でした。

・立体コピーをなぞり:好きな友だちの名前をなぞりました。手を支えなくても全ての文字一人でなぞれました。

・クレヨンによる書字:メガネクリップでクレヨンを挟んだものを左手に持ち、凸文字指なぞりの後にA4のコピー用紙を半分に折ったものに一文字ずつ書いていきました。「は」の丸部分だけ迷っていたので手を添えて方向を伝えました。残りは一人で上手に書いていました。「さ」などの鏡文字もなかったです。書く紙の面積も最初に比べると小さくなってきています。次回は、A44つ折りで試してみたいです。