Sunday 10 Sept 2023 OK

目と手の協応/数量概念/平仮名/プリント学習

担当:谷田部

■活動の様子
 8月は、狭山市まで一人旅ができました。それ以来の再会です。体調も機嫌も良くすぐに勉強に入れました。花火の絵本を読んだ後に、花火の動画を見ました。しかし、花火の動画よりフォークソングの動画を選び直していました。今回もリラックスした雰囲気の中、1時間近く椅子に座って勉強できました。自分から終わるということもありませんでした。ウォーミングアップで、石けりの筒落としをやりました。スムーズにできました。

《数量概念/算数》
 次に円盤型はめを行いました。今回は夏の重複研で学んだことを取り入れました。位置、方向、順序を学ぶことで、特に真ん中を意識させることです。また、先月から目の使い方のトレーニングを始めたそうです。今までより自然に手元を見ているように感じました。今回は真ん中と左右を意識して型はめに取り組みました。やはり真ん中については未学習に感じたので、継続する必要を感じました。左右も、「手を挙げて」と言えばわかるのですが、円盤を左右に入れることになると曖昧になりました。間を飛ばさずに順番に入れる課題も、まだ完全にはできてはいませんでした。次に縦方向に円盤型はめをしました。2次元の平面から、上下方向を想像する勉強です。上は成功率が高いですが、下から順番にはめることはアドバイスが必要でした。

《平面構成》
 平面構成では、2.4.6枚の板を型にはめました。この勉強も、手元を自然に見ながらできているように感じました。次の板をはめる時に手でずらして隙間を開けていました。6枚の板もスムーズにはめ込むことができました。

《プリント学習》
 鉛筆を使う時は、目玉クリップ鉛筆を使っていました。目玉クリップに滑り止めと鉛筆を挟んだ筆記用具です。今回も線のなぞり書きするプリントに取り組みました。鉛筆を持つ手が机から浮いてしまいますが、目玉クリップ鉛筆を使うと本人も書きやすそうでした。

■まとめ
 8月は狭山市駅まで、特急レッドアローに乗って一人旅をするプランが実行できました。出発までは少しメソメソしていたそうですが、帰ってきた時は自信に満ちていたそうです。本人もお母様も勇気を出して挑戦した旅でした。帰る時に電動車椅子の操作を見せてくれました。上手に操作できていました。小6の時に、私が電動車椅子の指導を始めましたが、それ以降高等部3年まで空白の期間があったようです。K君には電動車椅子は無理だと過小評価されたようでした。