音楽
担当:石橋
■活動の様子
お母様によると、卒業してから生活サイクルが変わって、少しお疲れ気味とのことでしたが、そんな中、先月のライブの動画をずっと見てくれているとのこと。有難い嬉しいことでした。
特に、「赤いカプセル」の上映の部分を何度も繰り返して観ているそうで、ご家族以外の方達と一緒に観るのは初めてでもあり、他の人の反応にも興味がある様子とのことでした。演出として、エンディングテーマ曲を、出演者たちが動画に合わせて一緒に歌い始めたことにも驚いたそうでした。気付いてくれて嬉しかったです。
それではと、まずは「青いカプセル」のエンディングテーマを聴いていただき、続いて「赤いカプセル」のエンディングテーマも歌ってみました。特に「赤いカプセル」の歌詞は、K君の納得する言葉を見つけるのに、お母様やヘルパーさん達と奮闘したので、特別な思い入れがあります。K君は、満面の笑みで喜んでくれました。
次は何を歌おうかなと思っていたら、今回はお母様の一言で、みんなでハチ公バスの替え歌作りをしてみようとなりました。そもそも学校の音楽の授業で始まった替え歌作りだそうですが、第1作は先生の作った「Kの大好きなメトロホームウェイ」で、なかなかのお気に入りのようでした。せっかく習ったことなので、卒業してからも自分でトライしてみようと思ったそうです。
ところでハチ公バスとは、渋谷駅から出発する渋谷区運行のコミュニティバスのことなのですが、それぞれバスの色が違う4つのルートがあり、替え歌も4種類作ろうとなりました。
まずは「神宮の杜ルート」を走る青いバスの、気になる停留所や寄りたい場所、好きな名所などをK君が挙げていって、その中から単語を選んで歌ってみることにしました。ヘルパーさんもいろんな情報を集めて下さって、中でも驚いたのが、表参道駅は渋谷区ではなく、なんと港区にあることでした。インパクトがあったので、それも歌詞に入れようとなり、やっと作品ができました。歌ってみたら、K君も気に入ってくれたようで、まずは良かったです。
ただ完成した後、第1作から新作9番まで続けて歌う時がやはり大変で、歌詞カードを読みやすくコンパクトに作り直すか、テーマごとに分けて編集するかした方が、今後も展開がしやすいかなと思いました。
さて次回は、どのコースにしようかな。