コミュニケーション/操作
■活動の様子
・絵本の紹介の後、ステップバイステップを使い後輩に読み聞かせることを提案し、
試行を勧めると意欲的に手をのばしました。録音は文中の繰り返し「あけて あけて このはこあけて」。ステップバイステップは天板中央上部に設置。左手にて操作できました。タイミングはやや速く、読むという意図はやや弱かったかもしれません。表情は笑顔でした。
・ヴォイスペンにも取り組んだ。ぺんの把持の持続は難しく、何らかの補助は必要でした。
ペンの角度を紙面に垂直にすると音声が表出されるため、肘の介助を要しました。VOCAとしての活用には上記のような操作の課題もあると思われました。
・50音表木枠付きでは、「さ」はどこ?の質問に指さしで答えてくれました。おおまかな位置に手指が動きました。肘を支えることで運動的負荷を減らすことを試みました。
人差し指の爪にシールを貼ってポインテイング意識を高めようとしましたが、気になるためはがしていました。
・銀玉落とし1穴は、落とす→トレー上の銀玉を掴む→穴に乗せる、という一連の活動を途切れずに行えた。
・回転オルゴールは、持ち手を把持しようと努力していました。肘介助により12時の位置でハンドルに手をかけ、オルゴールを保持している介助者の調整により右回りで半円動かせました。何度か繰り返すと動きがよくなりました。残りの半円を上げることは援助がひつようでした。
・大中小の3円のはめこみは、握って入れることを好むため、円盤を握ってもらいて開始。円盤の大きさにあったくぼみをみつけて近づけていました。リリースの際に指が開ききらず苦労していましたが、あきらめずに最後まで取り組んでいました。