Saturday 1 Oct 2022(MM)

音楽

担当:石橋

この日もいつものように、打楽器を鳴らしながらご両親も一緒に、和やかにたくさん歌を歌いました。話題は、やはり先月のライブの事が中心になりました。

先月、コロナ禍になって久しぶりに私のライブがあったのですが、なんとM君とご両親がお出で下さったのです。実は私自身もお店のオーナーも、ライブに車椅子の方をお迎えするのは初めての事で緊張していましたが、お一人お一人に予めお知らせしてご理解とご協力をお願いしていたら、お陰様で吸引の音も音楽の一部として、皆様ご一緒に楽しんで下さいました。私としても本当に有難く、嬉しい事でした。

Mくんのリクエストとして「ドレミの歌」を初めてフルバージョンで歌ったのですが、いつものようにオープニングをM君にウィンドウチャイムで鳴らして頂き、それを合図に会場の皆さんと一緒に歌うことが出来ました。その時のM君の表情は、いつにも増して最高に輝く笑顔で応えてくれました。みんなに馴染みのあるこの曲が、知らない人同士の垣根を下げるのか、M君の嬉しそうな表情が皆を幸せにするのか、和やかな雰囲気が会場を包みました。

そういえば、大型台風が近づいていたにもかかわらず、有難い事に、昼間のその時間だけは雨も止んで薄日が差していました。

私が、「あの日は、奇跡的なお天気でしたよね。」とお話したら、お母様が「実は、この子が動く時は、不思議とお天気が味方してくれるんです。」とのこと。

たとえば、雨の日に車に乗らなくてはいけない時、M君が車に乗り込む時は何故か一時雨が止んでくれるそうで、直前や直後のお父様やお母様が荷物を運んだり乘り込んだりする時は、容赦なく降って来るそうでした。他にも、M君だけがラッキーを引き寄せる事が多々あるそうで、「もしかしたら神様に愛されている妖精かも?」という話をしました。

いつものレパートリー全曲に加えて、今回はブルースのコール&レスポンスの代わりに、一緒に「Stand by me」も歌いました。

もちろん「ドレミの歌」では、お父様がスチールドラム、お母様がマラカス、
そしてM君がウィンドウ・チャイムを鳴らしてくれて、最高の笑顔を見せてくれました。