Saturday 25 May 2024 TS

操作/コミュニケーション

担当:小山

・遊具・教材(目的):子どもの様子

・VOCA①ステップバイステップ(あいさつ)
・コミュニケーション板(3段)持参されたひらがなソフト板(ひらがなアセスメント①):コミュ板にひらがなソフト板をはめ込んで使用しました。指さしが出ました。取り出そうという操作がありました。「さ」はどっち?の質問に対し、1/2選択指さしはハッキリ出ました。「と」はややあいまい。「な」は確実。
・写真絵本飲食物(ひらがなアセスメント②):「どれが好き?」の質問に対して指さしにて応答しました。「○○は どこ?」の質問に対して2度目に正答することが多かったです。以前から他の場面でも同様の傾向があります。<仮説>大人の反応(間があることや「ん?」と言ったり表情を変えたりすること)を手がかりにして選び直しているのではないか。→ 今後注意深くみていく必要があります。
・カバサ(操作):手指の定位向上。前方への回転操作もできました。
・方向性のあるスイッチ(操作):力が入り右上肢が外へねじれました。脇に空間をつくり、方向性をわずかにガイドすることで動きが出ました。
・太軸内玉教材(操作):軸が太いことで掌が開いてい来ました。中の教材が重いことで、移動の固有感覚が理解しやすいのかもしれません。
・3玉落とし斜面台付き(操作による量の体験):箱の前方に三角形の傾斜がついたことで、角がノイズや操作負荷にならなかったです。本来の目的である玉落としへの注目が持続し、連続的に操作していました。
・正方形のケーキ(復習):前回までの学習を覚えていました。終点までスライドさせていました(1板~3板)。
・立方体の数の棒(量的な感覚体験をする合成の理解を促す):操作意欲があり、部分的な援助で枠に収めました。3の量の合成を紹介「1+2は・・・」で間を取ると、本児から発声があるので「そうだね 3 だね」と応じました。「2+1」でも行いました。発声を待つことは続けたいです。

Sunday 30 June 2024 OK

目と手の協応/数量概念/平仮名/プリント学習/コミュニケーション支援

担当:谷田部

■活動の様子

前回は、作業所に通えない状態でとても心配しましたが、今回はいつものKくんに戻っていたので感動しました。2週間で気持ちを切り替えて、また作業所に通えるようになったようです。世間話をしながら勉強に入れました。

《数量概念/算数》
三つの穴の円盤型はめをしました。位置、方向、順序を学ぶことで、特に真ん中を意識させる課題です。最初に左右の手を挙げて、左右の確認をしました。今回は真ん中に円盤を入れることができました。8個横一列に入れる課題は、一つ飛ばしで入れましたが、最後まで一人でできました。

《平面構成》
 平面構成では、2,4,6枚の板を型にはめました。今回はアドバイスを加えずに、2,4,6枚の札を一人で入れました。

《コミュニケーション(対話)》
 4月に狭山市に遊びに来た時も、学びサポートでも、Kくんからの発語が少なくなり、私の言葉のおうむ返しになっていることに気がつきました。前回お母様から、高等部の時に寂しく一人でいることもあったようだと伺いました。おそらくKくんは、会話を楽しむ機会が少なかったのだと思いました。小4の時はほとんど発語が見られませんでしたが、小6の時は私と沢山2語文3語文で話せるようになっていたはずです。そこで、これから対話による言語コミュニケーションの練習を取り入れることにしました。特に訓練的なことはしません。Kくんの興味がありそうなことを話題にして、楽しく会話を促すだけです。今回は夏休みのお出かけを題材に楽しく会話することができました。電車に乗って目的地まで行く方法や、目的地の探索など、話題も広がりました。

Sunday 30 June 2024 NHI

目と手の協応/スイッチ操作

担当:松本

学びサポート初日でしたが、スイッチ操作上手に行っていました。

◾️活動の様子

・目と手の協応:自分の手をモニターできるように、アクションカメラでパソッテルにつけたサブモニターに映像を映し出しました。座位保持も頭を預けられるちょうど良い角度で、見ることと操作に集中できるよう調整できました。

スライドスイッチをステップバイステップにつなぎ、身体の方へ左手が戻る動きを利用して始まりの挨拶をしました。

ボコボコチェーンリングは、リングを保持でき、最初は片手、次に両手を使い、片手をリングを持つ手、もう一方をチェーンを持つ手にして一緒に引き抜きました。回転ドラムは最初棒状のものと試したのですが、指が隙間に入り込み操作しにくそうだったので、面状のものに変えました。内側に戻ろうとする手の動きを使って回しました。このドラムは、スイッチも付いているのでチャイムにも接続して鳴らしました。

同じ動きを使って、玉落とし、半球円盤に取り組み、最後に上下左右の方向をスライディングブロックで確かめ、漢字の凸文字なぞりに移りました。

・漢字:漢数字の一から十まで凸文字→手のひら→ブギーボードの順に右手人差し指でなぞりました。モニターで手元をよく見ながら一緒に指を動かして字形を確認しました。書いている途中で九の時に、上唇の右側を動かして合図したので、九が好きなの?と聞くともう一度同じ合図をしてくれました。

・スイッチ操作:お母様が、右手親指の付け根にピエゾスイッチをテープで巻いて装着し、クッションで親指が宙に浮く感じに調整してくれました。最初は、呼吸の胸の動きも拾っていたので、感度を11まで下げて待つとちょうど良く指の動きだけ拾うようになりました。試しにブルブルクッションにつなぐと頻繁にスイッチをオンにしていました。ディスコライトやミニミキサーにもつなぎ、自分で動かせることを体験しました。ミニミキサーは、お貸ししてお手伝いに活用してもらうことにしました。

続いてスイッチ操作でiPadのKeynote スライドをめくりながら奥山学習支援員による6月の音楽情報を進めました。曲再生の最中では、ディスコライトも操作しました。最後に今再生した曲が好きかどうか「好き」「好きでない」で尋ねると、「好きでない」のときにスイッチをONにしました。次回から、目と手の協応課題が終わったら、スイッチをすぐにつけてやり取りの手がかりにすると、よりスイッチ操作の精度が上がると思われました。また、スライドは、次々に先に進まないように全てのページで設定する必要がありそうです。次回までに調整したいと思います。

お母様によると手の操作の課題を最初にやったので、いつもより、よく指が動いていたとのことでした。

Sunday 30 June 2024 NH

目と手の協応/漢字書字/ニュースの言葉

担当:松本

◾️活動の様子

学びサポート初日でしたが、長時間注意を向けて取り組んでいました。

・目と手の協応:自分の手をモニターできるように、アクションカメラで手元をフォーカスし、パソッテルにつけたサブモニターに手の動きを映し出しました。

ボコボコチェーンミニからスタート。ヘヤゴムとリングが上手く左手指に固定できてチェーンがタッパーから抜ける時の振動が手に伝わりました。手を内側に動かすことが好きということだったので、摩擦減らして左右に動かしやすくするためにスライドスイッチの上に手を置いて、同じように引きました。引く度にチェーンの反動でスライドスイッチが動くのでよりフィードバックを感じやすいようでした。

次に、回転ドラム、カバサの上に手を置き、重力で手が下に降てくることを使って教材を動かしましたが、終点がはっきりしないので面白くない様子でした。そこで、終点が明確な教材に切り替えました。最初は玉落とし、上面に手を置いてもらい、こちらで教材を少し傾けながらスライドさせ、手が重力で滑っていく動きで玉を落としていきました。手のひらが玉を落とし、指が落とした後の穴に触れて落としたことを確認できているようでした。

同じように半球付き円盤とスライディングブロックも重力を手がかりに取り組みました。半球は手を置くとちょうど良く収まる形に自然と手のひらを作ってくれるので置くだけでも心地よさがあるようでした。

最初にお母様からお聞きした、左手を内側に動かす動きですが、ヘルパーさんと本で読んだお祓いを真似た動きだそうで、その動きをするとスッキリするとのことでした。教材に取り組むと心身ともに整う方がいるので似ていると思いました。わかりやすいフィードバックを受けながら、運動をコントロールして終点を感じるという一連の取り組みは、確かに心身ともにスッキリするようです。

・漢字書字:スライディングブロックで上下左右の方向を学習した後に、漢数字の凸文字をなぞりました。途中、好きな数字があるのかなと聞くと、呼吸音で音を出して返答したので、「ある」ということはわかったのですが、どの数字かは、聞き取れなかったです。やり取りの精度が上がってきたら確認したいです。

・ニュースの言葉:PFASによる水道汚染の話しをまとめたスライドを一緒に見ました。スライドはiPadをスライドスイッチで一緒に進めました。よく画面に注意を向けていることが伝わってきました。

次回は、サイン(https://j-d.co.jp/fukushikiki-cyin.html)をスイッチとして使うこと、腕を吊るして動かしやすくし教材に取り組むことなど試してみたいです。

 

Tuesday 18 June 2024 FKK

美術

担当:三輪ゆうこ

■活動の様子

  朝から雨の日、よく眠っているK子さんにご挨拶、少し顔を動かしているのでこちらの様子に気づいてくれてるようです。
初めに、障子紙でてるてる坊主を作りました。いつもよく動く左手で紙を丸めて握ってもらいました。その後紙を広げてボードに固定し、左手でクレヨンを持って何色か色をつけます。芯になる紙も丸めてもらい、紙紐で結んでてるてる坊主をつくりました。顔の部分に用意した嵐の大野くんの写真を貼るのに、2つの写真を選んでもらう段になって目をしっかり閉じて眠ってしまい、ヘルパーさんと相談して決めて貼りました。

 その後、少し目をひらいてきたので、いつもの塗り絵。洋服の部分の広いブルーも、左手でも右手でもしっかり握って塗れました。
 その後、「次回はなにわ男子のメンバーの塗り絵にしよう」と、写真を見ながら相談しました。K子さん、もう嵐は卒業したみたいです。「次回からはなにわ男子のメンバーの塗り絵を用意するね」と話すと、目をぱっちりと開けて嬉しそうでした。

Sunday 2 June 2024 FKK

目と手の協応/文字/スイッチ操作

担当:松本

■活動の様子

・目と手の協応:ボコボコチェーンリングからスタート。左手がよく動いている様子だったので、リングを握るように提示すると、肘を曲げ自分の身体の方へ引っ張る動きでチェーンを引き抜いていました。最近ボトックスをしたということで効果が表れている様子でした。カバサと糸車は両手で取り組みました。両方ともチェーンと同じように肘を曲げ自分の身体の方へ引っ張る動きで、取り組んでいました。手がよく開き、指先が伸びていました。玉落としは、内側に面を引っ掻くように滑らす手の動きで球を落としていました。外に行く動きのバリエーションも使えると良いと思われるので、介助しながら少し練習しました。内側外側両方を上手く組み合わせて、場面に応じて球を落としていける様になれたら良いです。玉落としは、内側に面を引っ掻くように滑らす手の動きで球を落としていました。外に行く動きのバリエーションも使えると良いと思われるので、介助しながら少し練習しました。内側外側両方を上手く組み合わせて、場面に応じて球を落としていける様になれたら良いです。スライディングブロックは、肘を伸ばしての声がけで伸ばしながら半球を、前に押し出すように滑らせる事ができました。肘の意図的な使い方が本日は今までで一番よくできていました。

バランス棒は下向きに、手の甲が上になる形で握り左右に一緒に動かして重心の変化を感じました。棒を自分で傾ける場面も多くありました。

・文字:指伝話文字盤をスライドスイッチ操作で練習する行を選びました。何巡目かの「や」行のところで力が入ったので、決定と解釈して凸文字なぞりに移りました。

・スイッチ操作:奥山支援員作「ヨルシカ」の説明&聞き取りスライドを右手でスライドスイッチ操作しました。自分で手前にスライドさせる動きが所々出て、いつものほっぺへのタッチスイッチの設置は必要ありませんでした。

最後の挨拶もスライドスイッチをステップバイステップに繋ぎ行いました。

Sunday 2 June 2024 FK

目と手の協応/文字/スイッチ操作

担当:松本

■活動の様子

・目と手の協応:いつもの様にテーブルを取った状態で、ボコボコチェーンからスタート。最初は右手にチェーンについた輪っかを持ってもらい、最後のひと抜きをしてもらいましたが、2回目から、途中で左手もチェーンを握る様に介助しすると、左手の手首の動きでチェーンを引き抜いていました。左右交互にチェーンを引っ張る両手の協応のための最初の一歩で、今後も取り組んでいきたいです。ボコボコチェーンリングは握る方の手と、引っ張る方の手を左右交代しながら取り組みました。今日は、握る保持がとてもよく最後まで離さないでチェーンを抜いていました。手の動きは出にくかったです。次に、カバサと糸車。カバさでは、手指がよく開いて、糸車は、重力で手のひらがテーブルに落ちることを利用して上手に回していました。玉落としでは、スロープ付きののものを使いました。腕がちょうど置けて良い姿勢で取り組む事ができました。最初に真ん中の球を一緒に落とし、左右どっちに動いてもたまが落とせる状態にして待ちましたが、自分で落とすことは今日はなかったです。半球付き円盤はめは、本日一番よく手が動いていました。左手を体の方へ引き寄せる動きで何回もカチッと良い音をさせてはめていました。バランス棒も左右の手で取り組みました。一緒に支える形でしたが、時折本人の微細な動きが感じ取れ、中の鉄球が動くことでそれが拡大され、表情からもそれを楽しんでる様子が伺えました。石けり円盤はめに、一緒に取り組んだ後に、石けりを入れを行いました。石けりを親指と人差し指の間に挟んで持ってもらい、こちらでスリットに合わせて、石けれがてから離れるように介助して取り組みました。この時の表情も良かったです。

・文字:スライディングブロックで上左右下の動きで方向を確認した後に、改良して半球をつけた、指先スライディングブロックにも取り組んだ後に、いつもの様に指伝話文字盤で練習する行を選びました。スライドスイッチを一緒に操作して、行を送っていくと2巡目の「は行」で手と顔を動かしこちらを見たので「は行ね」と確認して、凸文字なぞりを行いました。なんで「は行」なのかお母さんも含めて本人に確認すると「へ」の時にお母様がヘルパーさんの「へ」だねと言ってくれました。ヘルパーさんの中に、私と同じ苗字の方がいること、そして折り紙が得意な個性的な方がいることなどお母様が話してくれると、それそれと言うように目を開いてこっちを見ていました。

・スイッチ操作:奥山支援員作の「ヨルシカ」紹介のスライドを、スライドスイッチを一緒に操作しながら、見ました。

スイッチはやはり、糸車スイッチが良さそうだったので、次回までには完成して試したいです。

最後に糸車と、半球円盤はめを復習して終わりました。

 

 

Sunday 19 May 2024 SY

目と手の協応/数量

担当:松本

◼️活動の様子

・目と手の協応:ボコボコチェーンからスタート。今日は片手で手繰り寄せる動きがよく出ていました。チェーンを穴に一粒ずつ戻す際の指力加減の調整も前回に比べ向上しており

、容器の蓋の後ろからチェーンを引く際も左右の手交互に慣れた手つきでひいいていました。ボコボコジャバラをたたむ時の支える方の手の移動もスムーズで、滑らかにたためていました。スクリュージャバラの取る動きもはめる動きも最初のねじる方向の手がかりを手の動きで伝えるとあとは自分で最後までできていました。筒抜きは、棒の長さを触っっていくつ入るかのクイズを楽しみました。クイズ形式の取り組みでモチベーションが上がるようで、こ根気よくとりくんでいました。

5の高さだけは、パッと見ただけでは予想がつかなかったのですが、筒をはめながらすぐに気づき5という数字を伝えられました。

体積パズルに行こうと思ったのですが、数字への関心が高かったので円柱差しに移りました。

数量:円柱差しは、3個直線と3個面を色々な向きに提示すると、これも3、あれも3というふうに円柱を入れながら納得していました。今日は加算に興味が向いて一個加えると4など穴をどんどん自分で増やして行きました。10の穴まで円柱差しで取り組んでからすぐに数の棒を使い数の合成分解を行いました。1から10までの数のぼうがそれぞれの数2列ある枠を順番に提示し、3は1と2、7は5と2など学習しました。例えば8の場合5を入れておいてあと幾つの棒で枠がぴったりになるか質問します。よこに1から5までの選択肢をおいて自分でがちゃがちゃ棒を枠にはめながら正解を導きました。完成したところで5たす3は8などの演算の式を鉛筆で紙にかきところどころ確認しました。8が生活に密着した大好きななじみのあるかずで根気よく様々な数での分解合成に取り組んでいました。S君に限らず、馴染みがり好きな数がある方が多いです。いつも受診するS君の場合は病院の診察室が8階にあるということで5階に上りました。あと何回上れば8階に行くでしょうという形式で質問するとモチベーションを保ち集中して取り組めました。書見台を使い、数の棒を縦に置いて、重力の手掛りをつけたのもわかりやすかったようです。

最後の体積パズルでも枠に8個立方体を入れて嬉しい気持ちのまま学習を終えました。

Sunday 19 May 2024 FK

目と手の協応/スイッチ操作/文字

担当:松本

■ 活動の様子

・目と手の協応:テーブルを外して肘の動きが出やすい設定で、ボコボコチェーンからスタート。左右の手でじっくり取り組むと、手首の動きだけでなく肘を引く動きも確認できました。次にボコボコチェーンリング。こちらもテーブルを外したまま左右の手でリングを持つ方とチェーンを引っ張る方と交代して取り組みました。じっくり動きを待っていると何回かに分けて引き抜いていました。次に、カバサを左右の手順番に取り組みました。手首を引く動き、そして指先が伸びる動きで滑らせていました。指先のフィードバックは動きを促すのに非常に有効でした。次に糸車。手を停止した状態から、身体の方に手を引く動きで上手に回していました。糸車の形で、前後の2スイッチがあると操作しやすいと思うので試作品を作成してみます。次にバランス棒を握ってもらい一緒に動かし、外側の動きと、内側の動きを感じてもらいました。本日は、本人の動きは確認できませんでしたが引き続き試していきたいです。

玉落としは、3個直線から始めました。3個直線の最後の球を、右手を自分で引く動きで落とす事ができました。時間はかかりますが、待つことで自分だけでできる場面が増えてきました。

半球円盤はめは手を身体の方へ引く動きが出やすかったです。取れないスライディングブロックも下と左の動きは自分だけで操作できていました。

・文字:指伝話文字盤を2スイッチ操作で進め、本日練習する行を選部取り組みをしました。押す動きを一緒にして行を進め、得意な引く動きで決定の設定で行いました。行を一緒に送っていくと、2週目の「は行」で瞬きをしたので確認すると曖昧だったので、もう一回あ行から始めると、やはり「は行」で瞬き合図を送ってくれたので一緒にスイッチをひいいて、決定の動きをしました。凸文字をなぞりでは、右手で行いました。手首を支えると指はよく動いていました。

・スイッチ操作:ワンスイッチゲームをスライドスイッチ操作で取り組みました。やはりタイミングよくというのはどうしても難しいので、スイッチの改良とタイミングに関係ない取り組みを次回はしたいと思います。

最後に、復習で半球付き円盤はめを左手に設置して待つと、カチッと勢いよくはめられました。終わりの挨拶のスイッチは、ステップバイステップを身体の方へ右手を動かすと押せるように設置したら、すぐにスイッチを押して挨拶ができました。

Saturday 18 May 2024 MM

視線入力/目と手の協応/文字

担当:松本

■活動の様子
・視線入力:今日もほとんど調整なくポジンションが決まり、風船割りからスタートしました。風船割り→センソリー→金魚すくい→対戦塗り絵の順で取り組みました。今日は両手を顔の近く置いてバランスをとりながら視線をコントロールする様子がみらせました。カースライダーでは、真ん中に視線を置いて上下左右自由に動かして車を定位していました。最も力が入らない、どの方向にもいけるニュートラルな位置を自分で見つけた様子でした。花火でも、視線の動く範囲が広くなっていたので対戦塗り絵に移りました。コンピューターとの対戦でも以前より接戦を繰り広げられるようになってきました。全ての場面で、自分の体の動きに合わせて最もコントロールしやすいての位置や姿勢を工夫している様子がみられました。


・目と手の協応:アクションカメラで手元を映し、iPad経由でモニターに映し出しました。ボコボコチェーンリングからスタートしました。持ち手と引き手左右交代して取り組みました。両手を外に開く動きを何度も繰り返し、自分だけでチェーンを引き抜いていました。

次に、糸車を右手に置いて内側への動きの練習をしました。まず得意な外に行く動きを我慢して力を抜いて糸車を回す練習をしました。最初は、外に行く事が多かったても、繰り返しの取り組みで、力が抜けるようになってきました。

次の課題は、バランス棒です。中に鉄球が入っていて傾けると重心が変わるようになっています。右手を下向きにして棒の真ん中をつかみ、内側への動きと外側への動きにフィードバックを与えました。外に行く事が多かったものの、ちょっと外に行っって内側に戻る動きが何回もできていました。

内側に意図的に動かす課題として、縦置きの玉落としにも取り組みました。手を置いて支点にできる台付きの玉落としの作成が間に合わなかったので、木の板を重ねて台ににしました。意図的に内側に行く動きで、3個の玉を落とす事ができました。

半球付き円盤は、得意の外に行く動きと、練習中の内側に行く動きで穴に円盤をはめました。半球は手の収まりが良く手が離れる事が少なかったです。取れないスライディングブロックでは、ブロックについている半球から離れる前に指先で撫でるように促しました。手と指先がガイドの部分にピタッと収まり、触覚的な見通しを持ちやすかったようです。


・文字:いつものように指伝話のスライドスイッチ操作で練習する行を選ぶことからスタートしました。右手の外への動きで「送り」内側の動きで「決定」にして、選んでゆくと今日は自分の動きがよく出ていてどんどん行を進めました。「さ」行で決定の内側の動きが出たので「さ行」の練習をしました。凸文字なぞりの時も、手のひらに書くときも自分の動きがよく出ていました。西武園に行ったので、「せいぶえん」の「せ」がさ行を選んだのかもしれません。
動きのバリエーションが増えると参加できる活動も広がるだけでなく、全身状態も落ち着いてくることが多くあります。視線入力などの今ある力で参加するトップダウンの支援と運動のコントロールなどの力を底上げするボトムアップの支援の両方をバランスよく行っていきたいです。