Monday 17 Feb 2025 HT

音楽

担当:石橋

■活動の様子
嬉しいことに、今回もTさんは私が着く前からピアノの音を鳴らしていたそうでした。興味深いことに、鉄琴用の黄色いゴムのスティックを持って鍵盤に当てていたらしく、鍵盤の上にはそのスティックが置いてありました。
Tさんが自分の手以外で鍵盤を押すのは今まで見たことがなかったので、ちょっと不思議な気がしましたが、Tさんなりに音を出す方法を考えていたのでしょうか。
というのも、今までは親指か人差し指の第二関節を使ってランダムに単音を出していたようなのですが、一音ずつ正確に狙った音を出すには、スティックを使った方が確認しやすいと思ったのかもしれません。

そこで、どうやって音を出していたのか見せて欲しくてTさんにお願いしたのですが、残念ながら見せてもらえませんでした。「もしかしたら画期的なアイデアかも」と、しつこく迫ったことを反省しつつ、まずは前回「春の海」で日本の音階に興味がありそうなことがわかったので「さくらさくら」を弾いてみました。
でも、あまり興味を示さず。。。
そこで曲の説明をしながら、2月の定番「My Funny Valentin」を歌ってみましたが、これも今一つの反応。

ここは、やはりTさんのテーマソング、「Hello Dolly」をとなり、イントロが始まるとフリフリダンスが出たものの、今一つ、いつものノリがありません。
そこで「Over the rainbow」をゆっくりめに。続けてミディアムテンポのブルースも2曲。
少し聴いてくれていたようでしたが、残念ながらピアノで連弾する気にはならなかったようでした。

そこでちょっと休憩してTさんがピアノの椅子を降りたとたん急に活発になって、ナットキングコールやシナトラやサッチモのCDを持ってきてくれました。
この中のレパートリーをリクエストしているのかなと、サッチモの「When you wish up on a star」を歌いました。
やっと少し活気が出てきたので、今度はTさんの電気ピアノと一緒にセッションをすることにしました。

もう一度「Hello Dolly」を始めたら、激しいフリフリダンスの後、心地よく伸びる音を見つけて悦に入るTさんでした。
前回、大いに盛り上がった「What a wonderful world」や「Smile」など、すでに鳴らす音を覚えたかのように力強く堂々と音を出しているTさんくを見て嬉しかったです。